KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

引けのTOPIXリバランスに向けて思惑の下落に

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日経平均は本日続落。前日のNYは決算を受けてGoogleMicrosoftが上昇したものの、ボーイングが下落したことで、NASDAQは横ばいをキープもダウは引けにかけて売られる展開に。週間石油在庫統計で予想外の原油在庫の積み上がりからWTI原油先物が82ドルまで下落したことでエネルギー株が売られた他、長期金利が1.52%まで低下したことで金融株も売られました。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ28700円を割り込んだところで売りが一巡すると28800円を挟んだ攻防に。昨日大きめの下げとなった中国株が落ち着いたスタートになると、前引けにかけて下げ幅を縮めました。昼に出た日銀金融政策決定会合の結果は現状維持で無風。

後場は引けのTOPIXリバランスを控え、日経平均指数寄与度の高いソフトバンクG(9984)やキーエンス(6861)、KDDI(9433)の売りが見込まれており、上値の重い展開に。売買代金は13時半現在で2兆円台と活況。


投資判断は「やや買い」。引き続き化石燃料価格の動向には注意が必要ですが、ただWTI原油先物は90ドル辺りに次のトリガー(株安に反応するアルゴ)があるかも・・・と思うと、まだ上値余地は十分あります。

決算では原油高以外にも様々なコスト増要因が警戒されています。産業の米である半導体がアチコチで足りなくなって大変なことになっているのは周知の通り。皮肉なことに半導体製造装置の会社すら、半導体不足による自社製品の納期遅延が懸念されています。オランダASMLの決算を受けてSOX指数は目先ピークアウトしています。

日本株も結局選挙アノマリーに沿ったような上昇。ただ売買代金が低下してきたことを考えると、目先1年3万円を超えることは無いのではないか、厳密に言えば再度瞬間30100円とかはあるかも知れないけれど、終値ベースでしっかりと超えてくることは無いんじゃないかとは思います。まずはトヨタが節目の2000円超えを常態化できるかどうか。

日本の金融所得増税議論は当面凍結された一方で「法人税に手を付ける」という話が出てきました。法人増税に関しては世界的な潮流でもあり、また野党も特に異論は無い話で、選挙前も後も大きく変化しない話です。ただ今のところ株式市場には嫌気されていません。やはりアメリカ株高(量的緩和が今のところは続いていること)が七難隠しています。案外、株式市場は先々の織り込みは程々に「今」の状況で動いています。

引き続き最大の懸念は高止まりするインフレ圧力。アメリカの心配もさることながら、そもそも円安も加わる国内の心配の方が問題のようにも思えます。選挙結果に関しては、案外どうでも捉えられるので(自民党議席を落とせば増税よりも経済政策に力を入れるのでは?という期待感にも)、別に懸念ではありません。

ただドル円は10/20に114円後半まであり、この水準は17年と18年の高値水準なので、一旦上値抵抗力が出てくる水準です。なのでこの辺りも急速な円安が株高要因→株安不安に転じなくて済みそうです。

チャート的には日経平均TOPIXマザーズ指数それぞれMACDが好転。ドル建て日経平均も年初来安値更新手前で切り返しており、逆襲の形にはなっています。9月高値30795円→10月安値27293円の半値押し水準である29044円もクリア。「半値戻しは全値戻し」という格言・・・はありますが、経験則では半々くらいの印象なので、これはあまりアテにしない方が良さそうです。

ただ(個人的には今回はちょっと形が違うと思っているのですが)9/24~9/28の日足が「アイランドリバーサル」だと捉えれば、3万円までの窓を埋めに行く可能性もありそうです。そこまで行くと、今回の日経平均の銘柄入れ替えによる影響を仕切り直すことにはなりそうです。

一つ嫌な話はMSCIの定期入れ替えが11/12に発表の予定ですが、各証券会社の予想では一番マシなものでも日本株は5増13減とのこと(最悪パターンでは2増17減)。5月の29銘柄除外ほどではないにせよ、どんどん日本株が外されていきますが、そうなってくるとまた日本株全体への売りとなってくるとみられます。まあまだ先の話なので、今まだ正式発表もされていない段階では動きようも無いのですが。

一方で良い話もあり、それは半導体製造大手のアメリカマイクロンが広島に24年までに総額最大8000億円を投じて新工場建設という話。先日のTSMCの熊本での総額1兆円の半導体工場建設といい、案外今の円安が外資を呼び込む良い材料になっている面もあります。

あと(個人的には信じていないものの、現実的に信じている人が居る以上、相場に影響はある)「スピリチュアル」なことを言えば、トラブルの起きやすい「水星の逆行」が9/27~10/19の間発生していました。確かにその間相場は荒れましたし、またドコモの通信障害を始めとして、都内での地震もありましたし、停電、また色々な殺傷事件が相次ぎました。それが終わるということで、多少は相場にも落ち着きが戻ってきそうです。

ビットコインはインフレのヘッジ手段として時価総額としても十分な金の代替機能を持ち合わせていると考えると、資金が流れ込む余地はあります。ただ中国が禁止したように、アメリカもそのうち暗号通貨に疎ましさを感じてくるはずです。中央銀行が制御できず、値上がりしても国には何ら利益をもたらしません。突然悪材料が噴出する可能性はあり得ます。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。NASDAQがしっかりしていたことでマザーズ銘柄に買いが入った他、時価総額上位の東映アニメーション(4816)が格上げで買われたことでJASDAQもしっかり。決算シーズンに本格突入してきましたが、製造業系は様々なコストアップ要因で苦しんでおり、退避的に情報通信などに資金が回って来やすい地合でもあります。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。本日はマザーズ指数がしっかりしている中で値持ちが良くなっています。ただここから来月に本決算を控える中で、どうも色々な製品の供給不足などが目につく決算シーズンになっていますから警戒感が高まりやすいと思います。なので随分と引っ張りましたが、本日引けで損切り終了としポートフォリオから外します。


ブロードメディア(4347)は大幅反発でストップ高手前まで。昨日通期利益上方修正の好決算に合わせて自社株買いを発表したことが材料になっています。主力の通信制高校の生徒数が過去最高で、利益貢献。個人的には復配を期待していたのですが、まだ出ないようですね。株式併合していなければもっと派手な反応になったと思うのですが残念です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は10月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。