KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカの消費鈍化が鮮明に

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日経平均は金曜続落。前日のNYはブレイナード次期FRB副議長の議会証言がタカ派だったことからGAFAM系に売りが集まりNASDAQが2.5%の急落。ただ長期金利は1.7%割れまで低下。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日に市場予想を上回る決算を出したファーストリテイリング(9983)が買い気配スタートとなる一方、他の銘柄に売りが集まりいきなり28200円を割り込みました。SQ値が28266円に決まると、そこを上値に売りが続く形。ロイターが英語記事のみで「日銀が利上げを検討している」と伝えたことでドル円が114円を割り込むと一時600円近い下落となりました。

特にまたマザーズが売り込まれ、実質的な全面安症状に。結果、前引けのTOPIXの下落率が2%を超えたことで、後場は日銀ETF買いが昨年10月以来約2ヶ月半ぶりに入って下げ幅を縮める動きに。ただ前場高値に近づくと力尽き、28100円を挟んだ小動きに終始しました。引け間際に北朝鮮がまた飛翔体を発射したものの無風。売買代金は3.4兆円台とSQもあって膨らみました。


投資判断は「中立」。金曜のNYは決算シーズンの先陣を切る銀行株の決算が予想を下回り売られる銘柄が目立った他、12月小売売上高が前月比△1.9%と予想以上の落ち込みだったことでダウが軟化。長期金利は1.8%手前まで上昇したものの、前日に売られたGAFAM系に買い戻しが入りNASDAQS&Pは小反発。それらを受けた日経平均先物は28290円と月曜の日本株は堅調なスタートが予想されます。

カザフスタンのデモは、私の推察ではアメリカを始めとした西側諸国がデモを煽動したのではないかと思います。あまりにもタイミングが良過ぎですから。ロシアがウクライナ侵攻の準備を整えていた矢先ですし、同国の混乱は中国に対しても何かと厄介。ここに火を付ければ一石二鳥です。

ともあれ、直接的には原油とウランの価格上昇に繋がりました。ウラン価格が先週週間で8%も上昇したのは現状あまり原発に頼っていない日本にとってはあまり関係が無いものの、世界の原油の2%を占める同国の混乱で原油価格の上昇が加速したのは打撃です。

もう一つ打撃を受けたのがビットコイン。中国の採掘業者が政府による禁止措置を受け、電力が安いお隣のカザフスタンにデータセンターを設けてマイニングを行っていました。実に世界のマイニングの2割がこのカザフスタンにあったとのこと。ところが、今回のデモで大統領がネットを遮断し、デモ参加者の横の繋がりを切断。業者がビットコインを売却し、施設を移転するまでのヘッジをするのではないかという懸念が広がり売りに繋がった模様。

こうした、意外な世界のアキレス健が今回露呈しました。株式市場の大混乱・・・という事態にまでは繋がっていませんが、今後の同国の展開にも目が離せない状況になってきました。

為替に関しては、アメリカの長期金利が上昇している一方でドルインデックスは頭打ち感が出ています。フランスのマクロン大統領の「ワクチン未接種者はクソ食らえ」発言で、今年の大統領選挙前に支持率を落とすという懸念が高まっていますが、特にフランスの株式市場やユーロに対する懸念が高まっている状況ではありません。

まあ選挙でいえば何と言ってもアメリカの中間選挙の方が、日本の参院選などよりも今年の重要なポイントであります。ちなみに年初に流行る「ビックリ予想」として私が考えたのは、トランプ前大統領と習近平氏の同盟ですね。同じく「バイデン憎し」で共闘することもあり得るのではないかと。勿論、トランプ大統領は手のひら返しの達人ですから、それで大統領に返り咲いた暁には、また中国を攻撃するでしょうけれど。

最近の日本株のトピックは、先にも書きましたが日銀によるバランスシートの縮小でした。13年ぶりに国債保有残高が減少ということで、既にステルステーパリングが始まっていることを示しました。

株式の方も買い付けが無くなったのであれば(金曜は久しぶりにありましたが)、16年度以降かつて銀行から買い入れした分を毎年3500億円ペースで売却していると試算されているので方向性はやはり減少。保有額50兆円に比べれば微々たるものですが、該当銘柄的には多少なりとも売り圧力になっているのは事実でしょう。

日経平均も今や東京エレクトロン(8035)が寄与度トップの半導体株指数になっています。幸い東京エレクトロン自体は指数操作に絡んだ先物との組み合わせ売買なども影響しているとみられ高値圏を維持していますが、それ以外の東京応化工業(4186)やレーザーテック(6920)といったところに今年から弱さが見られ、足元が崩れている展開も想定しておくべきだろうと思います。

そもそも岸田政権下で買い反転すると思えないところがまたガンでもあります。まして今年は東京メトロ株の売却などでまた市場から資金調達をしようとしている一方、自社株買い規制への言及など株式市場にとってネガティブなことしか言いませんから、需給が良くなる期待感がありません。まあかなり好意的に解釈すれば、それらを織り込んで尚この株価位置ならば、先高感もあると言えるかも知れませんが・・・。

なお21年トータルの投資主体別売買動向が算出されたわけですが、外国人は現物を3,433億円の買い越しなものの、先物が2兆8,204億円の売り越しで、差し引き2兆4,771億円の売り越し。個人投資家は約3,000億円の買い越しと、10年ぶりの買い越しになった模様です。一方、マザーズに関しては外国人が2,197億円の売り越し、個人が3,123億円の買い越しとのこと。この頑張って買ったものが、今の投げに繋がっているようですね・・・。


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に軟調マザーズに関しては繰り返しになりますがまだ下げがぬるいとは思っています。超短期的なことを言えば25日線との乖離率や信用評価損率などから、過去の陰の極水準ではありますから、ちょっとくらい反発してもバチは当たらなそうです。

ただここまで大きく下がってV字回復できますか・・・というと難しいとは思います。しばらく底辺でもみ合って、参加者が居なくなって忘れられた頃に少しずつ戻す・・・というパターンでしょう。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。高値更新が続く銘柄が多い保険株の中で独り負けの状況が続いています。12月の安値まで売り込まれる形。さすがにそろそろ下値が固まってきたとは思うのですが。


売りポートフォリオシマノ(7309)は大幅安で値下がり率上位。そして寄り付きから目標株価29000円を大きく下回ったので、無事今年の利食い第一号になりました。ここまできたらとりあえず27000円くらいまでは問題無く下がりそうですけどね。これで売りポートフォリオが無くなってしまったので、また値嵩割高株を探します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。