KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

原油がまた上放れ

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日経平均は本日続伸。前日のNYは中国のAfterコロナ需要期待感を背景にWTI原油先物が115ドル近くまで買い戻され、エネルギー株がしっかりでダウはプラス。ただNY連銀製造業景気指数は4月の24.6→5月は△11.6と一転マイナスに。予想の15.0も下回る形でS&Pなどは軟調。GAFAM系の下落が目立ちました。長期金利は2.88%に低下。VIX指数は27.5ポイントに低下。

それらを受けた日経平均は朝方一旦売られましたが、昨日安値手前で下げ渋ると、プラス転換。その後も前日終値近辺での推移が続きましたが、中国株がしっかりしたスタートになったことで、少しずつ上値を攻める展開に。後場もジワジワと買われましたが、引けにかけて失速気味の展開に。売買代金は14時45分時点で2.2兆円台と最近の中では低調。REITは堅調。


投資判断は「中立」。アメリカ株は先週これで6週連続下落で陰線となっています。相場のセオリー的には「5連続陰線は底」だという人もいますが止まらず。確かにここまでの陰線の中では一番下ヒゲが長くなりましたが、それだけでは底を打ったとも言い切れないところです。

ここまでは長期金利の上昇→グロース株の割引き将来価値を毀損して売り→GAFAM系などの規模の大きいところの下落がポートフォリオを毀損→他の銘柄への売り・・・と繋がった面が大きかったのですが、消費者物価指数の発表と10年債入札を経て長期金利がピークアウトしても株価の戻りは限定的です。

一方、アメリカの個人投資家のセンチメントを示す「恐怖と強欲指数」はほぼ陰の極にあり、今更売ってくる人も少ないのではないかとも言えます。水準やタイミング的なことを考慮すれば、多少リバウンドしてもバチは当たらないはずですが。
https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed

為替に関しては、ドルインデックスが上値をブレイクして02年の120ポイント辺りまで節がありません。アメリカの景気減速懸念からドル安という動きもちょっと出た先週でしたが、ここにきてウクライナ情勢を直接的に受けやすいユーロの売りがまた一段と深刻化してきたような印象です。1ユーロ=1ドルのパリティを目指している印象。また足元では中国もロックダウンの長期化から人民元安基調が強まり、世界は相対的にマシなドルに頼りっきりという感じ。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

そういった背景もあり、短期筋による円売りポジションが5/10時点で一段と積み上がる形に。130円辺りで一応落ち着いている感じですが、ドルインデックスがこのまま上がっていくようだと、更に上値ブレイクしてもおかしくはありません。
https://imm.gradefour.net/

また先週はビットコインの下げも話題になりました。この界隈はそんなに詳しく無いのですが、ドルと連動するとされていたテラが一気に8割も下落したということで、ドルとの連動性って結局何だったのか・・・という感じです(日本株の2191同様に不吉な名前ですね・・・)。それがビットコインを含めた暗号通貨全てに波及した格好。

しかし振り返ってみるとビットコインETFアメリカで上場した昨年10月19日以降下降トレンドとなっています。17年12月に先物がシカゴの取引所で開始された後も1年以上下落しましたが、機関投資家の「まとも」な資金が入ってしまうとダメですね。新興株に通ずるところもありますが、結局万人に内容が理解されていないブラックボックス的な怪しさがある方が人を惹き付けるのでしょうね。少なくとも投資家層が変わります。

ともあれ、このビットコインの下落も株式市場や他の金融市場に少なからず影響していると見られ、これが落ち着くかどうかも注目です。まあしばらく厳しそうな感じがありますけれど。案外、ビットコインからの資金逃避もドル買いに繋がっているかも知れません。

WTI原油先物に関してはやはりチャート的な三角持ち合いを上放れ、改めて高値130ドルをトライしてくる可能性を考えないといけません。ドルが強い割には強い商品市況で、穀物系もそれぞれ高値圏を維持しています。これらを総合して考えると、やはりアメリカの景気が本当に減速すると考えている人はまだ居ないようにも思います。

今週のスケジュールは本日はアメリカで4月小売売上高。こちらはロックダウンは関係無いので、今の経済情勢が素直に反映されます。またFRB高官の発言が相次ぎます。決算はウォルマートやホームデポ。共に小売業界最大手です。

18日(水)は寄り前に1-3月期GDP速報値。この結果を受けて参院選前に経済対策が打たれるのかどうか。またドイツでG7財務省中央銀行総裁会議があります。今更円安が議論されるようなことはないと思いますが。

19日(木)はアメリカで中古住宅販売件数。これが今のアメリカ景気を推し量る上で重要な指標です。決算は半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズ。SOX指数への影響が気にされます。

20日(金)は大きなイベントがありませんが、22日(日)はバイデン大統領の来日。オーストラリアとインドで形成されるインド太平洋地域の関係性強化が目的とされています。また世界経済フォーラムダボス会議も開かれます。


新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は反落。先週末からリバウンドの気運が出ていましたが、昨日の上ひげを付けたところで一巡感。昨日の売買代金が1116億円で、先週末の決算通過を受けて最近では出来た方でしたが、それがアダになっています。アメリカのNASDAQが下げ止まらないのも逆風。いつになったら需給が改善するやら。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。昨日まで実に10連続陽線となっていて、近年稀に見る記録だったのですが本日遂に打ち破られる形に。3ヶ月前の決算時でも3日戻して天井となってしまいましたが、今回もそのパターンでしょうか・・・。折角25日線が上向いてきましたし、12日の高値660円を上回れば道が開けてくると思うのですが。


ブロードメディア(4347)は堅調。決算発表がようやく一巡したことで、最初の頃に好決算を発表してしばらく忘れ去られていた同社に見直し買いが入ってきています。数少ない各移動平均線を上回っている好需給銘柄なので、1000円突破を明確にしてもらいたいところです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。