KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

Teslaが10%超の上昇

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :9月30日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ac0eea2d13e79d784e69fd1b70fcdefc/

当然私も参加します(^_^)/

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前日のNYは長期金利が4.3%を回復したものの、Teslaがモルガン・スタンレーの格上げなどを受けて10%超の上昇となり、他のギガテック株も買われ3指数揃って上昇。9.11は強いアノマリーが継続しました。特にNASDAQが買われたものの、NVIDIAは売られたことで半導体関連株指数のSOX指数は横ばい。中小型株指数のラッセル2000は小幅高。WTI原油先物は横ばい。


投資判断は「売り」。日本株が強い理由は「デフレ脱却が確実だから」という説が最も説得力を持っていますが、それは確かに否定しませんけど、じゃあ欧米のもっとインフレ率が高いところがもっと買われないとおかしくもあります。

まあ日本は長い長いデフレからようやく脱却したことが、赤字企業が黒字転換したようなもので強く前向きに捉えられていること、また黒田総裁が退任しても未だ独自に金融緩和を続けていることで、インフレ継続が見込めることという部分は確かにその通りかもしれませんね。

ただ本当にインフレ持続に伴い日本株式市場が正常化(PBR1倍割れが常態化していることの異常状態からの脱却)に向かうのならば、例えばJFEHDの公募発表による急落も変わっていかないといけません。昔(00年くらいまで)、日本の株式市場は公募増資=株高でした。というのも、資金調達をして企業が設備投資をし、更に稼ぐのだから株高だ・・・というわけです。それがいつの頃からか、公募=無条件での株安に変わりました。

まあ公募の仕方や値付けも色々あり、特に公募の場合投資家は安く引き受けたいから、値決めまでの株価が下げられるのは仕方ないのかもしれません。問題はそれが終わった後の市場の評価。今回のJFEHDの公募は、それを確認する試金石になるのかもしれません。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週4.3倍→3.9倍に急低下。確かに先週は小売企業の優待権利落ちが多い週なので、優待タダ取りの空売りも増えましたが、買い残も3.4兆円台に減りました。高値を更新してきたことで、買い方も利確に動いたというところでしょうか。とにかく需給は良くなりました。

日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は久しぶりに増加。株価が戻ってきたことや、7月、8月安値を結んで作られる抵抗線に達してきたことで、エントリータイミングと思った人も多いのでしょうね。

先々週末時点の裁定残高は買い残1.3兆円に対して売り残505億円の差し引き1.2兆円の買い長。前週に比べて4,553億円増えました。この裁定買いが先週の株価押し上げ要因だったとみられます。先週の日本株独自の強さの原因も、この辺りに求められるのではないでしょうか。

8月第5週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物3,393億円の買い越し。先物も6,287億円の買い越しということで、久しぶりに1兆円近くの大幅買い越しでした。先週5連騰の強さは、裁定買い残の増加と外国人買い(両方重なっている部分もあるとみられる)が要因のようですね。一方、個人が9,226億円の売り越しで売り向かう形。信託銀行は616億円の買い越し。なお、グロース市場は外国人投資家が現物を83億円の売り越し。相変わらず売っています。

最後に雑感ですが、SBI証券楽天証券が現物株売買手数料をいよいよ0に。まあこの辺りのネット証券は元々手数料が安かったので、頻繁に売買する人にはインパクトは大きい話ですけれど、そんなに驚くことでもないように思います。個人的には1円でも手数料取ってくれた方が、特定口座の取得単価が上がって税金対策になるように思うのですが・・・。

「無料」というキーワードが一番響いて心理的垣根を取り払い、市場参加者が増えることは増えると思う反面、本当に今のサービスの維持やシステム障害とか起こさないように出来るのかなとも思ったり。また懸念されるのが個人の売買データを外販し、リベートを受け取る形で収益化を図られないかというところ。「タダ程高いものはない」ということで、約款とかを良く読み込んだ方が良いのかもしれませんね。

あと、先週はアクティブETFの初上場ということが話題でした。6つ上場ということで「PBR1倍割れ解消推進ETF(2080)」や「政府保有解消推進ETF(2081)」などは面白みがありますね。しかしまあ所詮は単なる投信なので、これで何か市場に大きな影響があるわけではありません。アメリカではアクティブ型ETFも多いですが、一方で上場廃止も相次いでいます。それぞれ信託報酬もまあまあ取られるので、その辺りは注意が必要です。


新興市場は「やや売り」。昨日のグロース指数は続落。日本の長期金利上昇が逆風となり、引けにかけて売られ安値引け。全く良いところがありません。アメリカでもラッセル2000が最近弱く、先週の投資主体別売買動向でも外国人投資家は売り越し継続。まだ売るのかという感じですね。となると先月同様に月央にかけて弱含む動きを覚悟しないといけないように思います。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日続落。昨日はソフトバンクG(9984)がアームのIPOに対する期待値の高まりから3%超の上昇となり、それに対するリバランス的な動きから同社は売られる動き。チャート的には一目均衡表の雲のねじれ部分を通過しつつあり、上昇転換のタイミングを逸しつつあります。


昨日寄り付きから売りポートフォリオに入った川崎汽船(9107)も昨日続落。これで4日連続陰線となりました。植田総裁のインタビュー記事で為替が円高に振れており、それが海運株の逆風に。米中の消費が弱っていること、また原油高による燃料費負担増も逆風だと思われます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。