KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドルとユーロのパリティ近づく

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :7月23日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/be3c63a555a89f8831e26f5c36e6def2/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日反落。前日のNYは長期金利が改めて3%を割り込んだものの、ドル高が進んでユーロドルはパリティ(等価)に接近。ドル円も137円台後半に。薄商いの中で中国でコロナが再拡大したことでマカオのカジノが全面閉鎖となったことなどが不安に繋がりました。特に先週全勝だったNASDAQの下落率が2%超と大きく。VIX指数は26.2ポイントに上昇。WTI原油先物は103ドル台に下落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ほぼ寄り天の形で下げ止まらず、500円近い下げ幅となり下値を探る展開になっています。売買代金は10時時点で8000億円台と低調。REIT指数も軟調


投資判断は「やや売り」。欧州の長期金利が低下しユーロが売られ年初来安値更新。欧州でもリセッション懸念が高まり、ドルインデックスも02年以来の高水準になってきました。原油や銅などの商品市況も売られる形。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

手前味噌ですが、実は年初一発目の有料メルマガでも「今年は日本やアメリカよりも欧州の方が実は厳しい」と指摘していました。ウクライナ危機がある前からドイツのインフレ率は30年ぶりの高水準になっていたのに、当時からメルケル首相の超長期政権が終わってグリーン政策に軸を置いて、ロシアとの天然ガスパイプラインであるノードストリーム2の承認を渋っていました。ロシアと近かったメルケル政権との違いを出したかったのもあるでしょう。

しかしドイツは元々大戦後に超インフレに見舞われて苦しんだ国。ですからロシアからの資源を受け入れないとなった以上、このインフレ高進は目に見えていたはずであり、また国民の不安感増幅もわかっていたはずです。それが今更嫌気されるというのもおかしな話ですが、またぞろ欧州危機も意識される感じになってくるかも知れません。これまで欧州金融危機からの崩壊を食い止めてきたアメリカ自身も、今はインフレ退治の方を優先しています。

イギリスではジョンソン首相が辞任ということですが、ジョンソン首相の後任はやはり前任者と色を変えてくるでしょうから、そうなってきた場合対ロシア政策は今よりは弱くなるのでしょう。その場合、西側の盟主バイデン大統領にもやや逆風となってくるのでしょう。

なお、ロシア株に関しても6/29をピークに売られる動き。ロシア国債のデフォルトもありますが、結局ロシア株も運用していた機関投資家が上半期決算を通過してポジションを落としてきているのでしょうね。ロシアの経済状況がどうとかそういったことは関係無く、純粋に機関投資家がポジションを保持するか外すかだけの問題だったようです。

先日のウォールストリートジャーナルで「アメリカ株の空売りペース和らぐ」という記事が目に付きました。空売り総額の増加幅は5月610億ドル増→6月200億ドル増と増えてはいるものの減少。売り方もこれ以上売りで取れるとは期待し辛くなっている模様です。ちなみに最も空売りが多いのはTeslaで、AppleNVIDIAが続くとのこと。これらの推移を見ていれば、空売りの巻き戻しが出たのかどうかわかるわけですね。
https://jp.wsj.com/articles/short-sellers-pull-back-on-their-bets-against-the-stock-market-11657068604

となると、こういうケースではもう一度最後に仕掛けて下に振ってから買い戻しが出てくるのが王道パターンであり、個人的には今週の消費者物価指数辺りでの波乱が今年の安値を付ける可能性が出て来た感じがしています。

先週はサムスン電子の決算速報が良かったことで半導体関連株中心にアジア株が強含んだことがプラスに作用して日本株もしっかりでしたが、一方で第7波拡大懸念でAfterコロナ株が売られる流れ。一昔前に戻ってしまったような相場展開でした。

しかし結局今週も半導体株はダメですね。東京エレクトロン(8035)も弱いですし、韓国や台湾も下落と、グロース株の反発に水を差しました。中国株も弱く、日本株はむしろマシなほど。

先々週末時点の裁定残高は買い残6,671億円に対して売り残4,768億円の差し引き1,903億円の買い長。前週に比べて2,950億円減りました。これで随分需給は良くなってきたような感じです。

また6月第5週の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を3,673億円の売り越し。一方、先物は984億円の買い越しでした。国内勢は信託銀行が3,522億円の買い越しとなった他、個人が1,517億円の買い越しと下値を拾う形。なおグロース市場でも外国人は68億円の売り越しと売り越しが続いています。


新興市場は「やや買い」。本日の東証グロース市場指数は続落。グロースCore指数の方が下落率が大きく、大型株中心に売りが広がっている形です。アメリカでNASDAQラッセル2000などの下落率が2%を超えており、長期金利が落ち着いてもグロース市場に資金が回る感じではありません。ただ年後半相場入りで下落も落ち着いてきており、個人的にはグロース株が優位な流れになってくると見ています。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は反落。ただ昨日には20年以来の高値を更新してきました。やはりずっとチャート形状も各平均線揃って右肩上がりの順相関で回転が効いています。本日のような下落局面でも下値抵抗力を感じます。また利回りも高いバリュー株。まだまだ上が期待できます。


日本電産(6594)も反落。昨日は終値でも9000円を回復し、4月決算前水準を取り戻してきました。ようやく仕切り直しで来週の決算を迎えるわけですが、足元の円安も支援材料。ただ同社が注力する中国がまたコロナ再拡大と濃淡あります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。