KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

半導体株に下落要因

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :7月8日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/fba9acda83b19a3045a42746ebeb4364/

当然私も参加します(^_^)/

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前日のNYはFOMC議事要旨において大半の参加者が追加利上げの必要性を示していたことで、3指数揃って軟調。議事要旨を受け長期金利は3.94%に上昇。逆イールドは1.01%に落ち着き。中国政府による半導体素材輸出規制を受けて半導体株指数のSOX指数は2.2%の下落。中小型株指数のラッセル2000も1.3%の下落。VIX指数は14.2ポイントに上昇。WTI原油先物は72ドルに上昇。


投資判断は「売り」。年前半相場が終わり、NASDAQの上昇率31.7%で過去40年では最大だとか。月間でも6月は6.6%の上昇と、1月に次いで高い上昇率となりました。S&Pなども上昇し、アメリカ株は6月弱いというアノマリーははね除けられました。ちなみに日経平均も7.5%、SOX指数も6.4%とそれぞれ好調。ついでに大谷さんも月間ホームラン15本と絶好調でしたね。

それはともかく、個人的にこのところ気にしているのは、グイグイ拡大していく逆イールドです。こちらは6月月間で0.25%も進みました。3月SVB破綻時のピーク1.1%超えが今週にも起こりそうな勢い。FRBのバランスシートがようやく3月のSVB破綻時の水準に戻ってきました。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

その逆イールドに苦しむ地銀株指数は改めて反落。ストレステストを無事通過して、もう銀行株に不安が無い・・・なんて口が避けても言えません。REITが無事なのは救いですが。
https://jp.investing.com/indices/kbw-regional-banking

商品市況に関してはマチマチ。原油は先週アメリカの原油在庫の縮小などで買われましたが、銅は中国景気の鈍化懸念で下落。穀物もコーンや小麦は売られたものの、大豆は買われており、豊作、不作観測が地域でマチマチとなっている格好。

今週のスケジュールとしては今晩アメリカでISM非製造業景況感指数。こちらは50.3→51.2への改善が見込まれています。

7日(金)はETFの分配金捻出売りが出るとされている日。大和証券の試算では、まずこの日に日経平均型中心に4500億円、週明け10日にTOPIX型中心に7100億円とされています。また安川電機(6506)の決算。外需型の決算であり、足元の円安効果がどう出るかに注目。アメリカでは雇用統計。

日本株に関しては、やはり今週は何と言っても需給バランスの崩れがあります。週末のETF分配金捻出売りもそうですが、何より先週まで続いた配当金再投資が消えること、株主総会一巡による様々な買い要因が消えることが挙げられます。


本日引け後にまた最新のものが出ますが、6月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を3,604億円の売り越し。現物の売り越しは13週ぶり。一方、先物は587億円の買い越しということで、差し引きでは3,017億円の売り越し。外国人投資家の買いは少なくとも第一波が終了したようですね。

信託銀行(年金)も4,074億円の売り越しということですが、事前に言われていた程の売り越しではない感じです。他方、個人投資家が3,446億円の買い越しで外国人売りを逆張り。またグロース市場に関しては外国人投資家は現物を270億円の大幅売り越しで、前週の大幅買い越しを打ち消して余りある売り。このパターン、以前にもありましたね。

これまでの買い主体であった外国人投資家の姿勢変化は気にされます。ここ2週の投資主体別売買動向で外国人投資家の買いが売り越しに転じてきていますが、個人的にはこれで外国人投資家の買いが終わった・・・と言い切れるわけではないと思っています。あくまで2Q(4-6月)期間の買い方針分が終わっただけで、3Q(7-9月)の方針で引き続き日本株買いの継続があるかも知れません。

ただし、さすがに2Q程の勢いは無くなるでしょう。一番大きいのは円安がグングン続いていること。勿論、長期目的の投資であれば円売りヘッジと合わせて日本株を買っているとは思います。ただ外国人の7割を占めると言われる欧州系はユーロ円が07年以来の円安水準であり、ヘッジコストも金利差拡大で段々と高くなってきて妙味が薄れていると思われます。3Qの投資方針を決めるに辺り、改めて為替動向を考えると妙味があると判断できるのかどうか。

ドルにしても同じ事が言えるでしょう。まあ欧州系の大部分は短期売買目的でしょうから、あまり気にしていないのかも知れませんが。いずれにせよ外国人投資家は夏休みモードに入っていくこともあり、2Q程の買いが入ってくるとは想定し辛いです。


新興市場も「売り」。昨日のグロース指数は続落。足元ではグロース株売りバリュー株買いの流れが復活しており、その弱さを受ける形に。直近IPOはそれぞれ初値こそ好調ですが、セカンダリが盛り上がっていないものが多い印象。明日のグリッド(5582)が済めば2週間ほどIPO空白期間ができるので、それで資金がどうなるかというところ。


ポートフォリオ銘柄】

アライドテレシスHD(6835)は昨日軟調。ただ昨晩のPTSは謎の急騰で37%高。まあ出来高も薄いのでそれがそのまま反映するわけも無さそうですが、足元のチャートが上放れ基調なのは確か。名古屋港へのサイバー攻撃によるセキュリティ強化の期待感や、円安も強烈な追い風です。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日続落。冴えない月次を受けて衣料品各社が売られ、同社も売られました。本日も地合が弱そうですが、昨日下落の反動や他に指数寄与度の高い半導体株が売られそうなので、相対的にしっかりしそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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