KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3月の成績発表

★☆★☆ 締め切り迫る!!

日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で3度目となる自主開催セミナーを開催されます!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :4月11日(土) 14:00~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/255355/


前回は東は新潟、西は福井まで幅広い地域の方がご参加されました。
今回は何と福岡から参加される方もおられるそうです(××)
また北陸新幹線が開業することもあって、長野などからも参加しやすくなりました。
幅広い地域の方々のご参加お待ちしております!!

当然私も参加します!!(^_^)/

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本日は3月の成績発表です。3月は一時日経平均2万円に迫る場面がありましたが、わずかに及ばず弱い動きになっています。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
220.5円→213.9円(25営業日保有 下落率3.0%)

2月上昇の反動や配当落ちなどがあって、3月は失速気味。足元では地銀も軒並み弱くなっていることで、一旦は休憩モードですね。チャート的には下方に開けてきた窓を埋め、75日線や一目均衡表の雲辺りまでの下落を見せたので、目先下げ止まりが期待はあります。外国人投資家の買いが戻ってくるまで現値辺りで持ちこたえたいところ。


酉島製作所(6363)
913円→890円(25営業日保有 下落率2.5%)

こちらもなかなかの高配当銘柄だったので、配当落ち後は弱い動き。ただ引き続きアメリカでの水不足の話もあって、水関連ビジネスは世界的に需要が大きいと思います。また新興国の発展期も圧倒的な水処理需要がありますから、アジア向けも含めた海外展開に期待。


ライオン(4912)
682円→739円(24営業日保有 上昇率8.4%)

3月は高値更新波動で上値追いの流れに。引き続きインバウンド関連や原油価格の下落による原価低減が奏功しました。それで目標まではまだ距離がありましたが、ポートフォリオ整理の観点から利食い終了としました。いずれにせよもう少し伸び余地はありそうですね。


GCAサヴィアンG(2174)
1348円→1474円(24営業日保有 上昇率9.3%)

引き続き日米で大きな買収案件が続き、事業環境は良好です。ただ後述のM&Aキャピタルパートナーズと業態が多少被るので、入れ替えのため利食い終了としました。結果的には上手く切り替えられたと思います。


日本プロロジスリート投資法人(3283)
276000円→261800円(25営業日保有 下落率5.1%)

3月は株式市場が強含む中でREIT指数は横ばい推移がやっと。金利の先行き上昇懸念や、日銀がREIT買いの手を緩めたことで売られる流れが続きます。特に3月はREITの保有比率が高い地銀の決算期末ということもあって、様々な思惑が働いた時期でもあります。ただ足元で出遅れ感の強い不動産株などがしっかりしてきていることもあり、新年度相場以降は期待です。


住友金属鉱山(5713)
1888.5円→1825円(15営業日保有 下落率3.4%)

ドル高による資源価格の下落傾向が出てきたので、利食い終了としました。金価格もなかなか明確に反転してくれませんし、しばらく調整に時間がかかるかなという感じです。


OSG(6136)
2297円→2400円(24営業日保有 上昇率4.5%)

円安メリットの機械株として高値圏を攻めていましたが、足元で為替の円安基調が一服したのでポートフォリオ整理の観点からも利食い終了としました。同業のユニオンツール(6278)の決算も良かったですし、需給も良いですからまだ上値追いの余地はあると思いますが、他の小型株の方が妙味がありそうなので。また機会があれば取り上げたいです。


京浜急行(9006)
973円→1000円(9営業日保有 上昇率2.8%)

権利取り狙いの買いなども入り、無事目標達成で終えました。その後もう少し上がりましたが、権利落ち後の処分売りや機関投資家ポートフォリオの関係上電鉄株が一斉に下落する流れに。結構良いところだったのではないかと思います。


ホシザキ電機(6465)
3/3より 7040円→8000円(23営業日保有 上昇率13.6%)

チャートや株価の季節性からエントリー。その後もふるい落としを交えながら、なんだかんだで上場来高値更新を続けています。同社の主要取引先であるコンビニ各社は合併や新規出店計画など相変わらず流動的なマーケットで、最大手のセブンイレブンも海外M&Aを通じて更に規模拡大を見込むとのこと。同社も当然海外シェアも大きいため、円安メリットに合わせてスケール拡大メリットも受けることができます。引き続き期待。


M&Aキャピタルパートナーズ(6080)
3/10より 2751円→3660円(18営業日保有 上昇率33.0%)

好業績や割安感がようやく評価され、上放れ機運が高まってきたところでGCAからの乗り換えエントリー。上手く乗り換えられて、その後は想定以上の急騰を見せてくれました。チャート的には短期過熱感も出ていますが、4月はTOPIX浮動株調整係数解除によって更に買われる流れが予想されています。日本M&Aセンター(2127)と比較した割安感もあって、4月中の目標株価達成に期待です。


CYBERDYNE(7779)
3/29より 3130円→3240円(5営業日保有 上昇率3.5%)

チャート的な上放れ期待や、出遅れマザーズ銘柄のトップピックとしてエントリー。その後は地合が良い中でも安定な横ばい推移を続けていましたが、金曜は切り上げてきた下値を割り込んでしまったところからスイッチが入り、大幅高に。これで明確に昨年8月から続いた長期上値抵抗線を上抜けてきたので、何らかの好材料が出れば反応しやすい下地が出来たと思います。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.24(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただ今回は短期で上昇したGCA京急、サイバーダインはそのまま評価すると上方バイアスがかかってしまうため、最長の25営業日保有した形で計算しました。つまり保守的に見積もっており、通常通り計算すると0.38(%/営業日)でした。


ちなみにその間
日経平均 2/27終値 18797円→19435円(25営業日 上昇率3.4%)0.13(%/営業日) 
TOPIX  2/27終値 1523  →1564 (25営業日 上昇率2.7%)0.11(%/営業日)

今月はベンチマークに勝利!既存銘柄が足を引っ張った反面、新規にポートフォリオ入れした銘柄が好調でした。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数645.4ポイント
今月も過去最高値を更新!まあ日経平均もブログ開始以降最高値を付けているわけですから高値更新は当然かも知れませんが、その間日経平均は1.6倍に対してこちらは6.5倍になったので、なかなかのものだと思います。ちなみにもし保守的に評価していなければ668.3ポイントでした。


さて4月の相場展望ですが、投資判断は少なくとも目先は「やや買い」で見ています。月初は毎月のパターンで一旦益出しの売りや仕掛け売りが出やすいタイミングでもあります。

昨日アメリカがお休みの中出てきた雇用統計は非農業部門雇用者数が12.6万人増に止まり、事前予想の約半分に。それを受けて動いていた為替市場ではドル安の流れになって、日経平均先物は19350円で終了。一応ドル円は119円を回復して終えたものの、それを世界で最初に織り込む株式市場の日本は、月曜売られてのスタートになりそうです。

私はまだ6月からのアメリカ利上げ開始説を支持していたのですが、これでちょっと無くなったかなという気がしています。個人的にはそれを株式市場が好感して・・・という流れよりは、むしろ利上げできないことに対する不安感がそろそろ台頭してくるような感じで、嫌な雰囲気ではあります。

アメリカの方は来週8日のアルミ大手アルコアの決算を皮切りに、第一四半期決算シーズンに入ります。原油安の恩恵がある一方、ドル高基調が企業収益にとってマイナスとも言われ、実際主要企業の利益見通しは2.8%の減益が見込まれています。ただそうは言ってもアメリカの景気自体は好調ですし、恐らく最終的には多少上ぶれて着地してくるのではないかとは思いますが。
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPL3N0X01B520150403

日本の方では日銀の金融政策決定会合、SQ、そして統一地方選挙があります。金融政策決定会合に関しては昨年10月の追加緩和から半年も経過していませんから、特に目立ったものは出てこないものと思います。統一地方選挙前に、地方で不人気の円安誘導は無さそうですし。

特に今月は月末にもう一回あるので、今の段階で出す必要もありません。自民党の議員が「月末の会合で追加緩和があっても良いタイミング」とか言いましたが、それは単なる彼の希望に近い妄想でしょう。SQに関しても先月のメジャーSQに比べて規模が小さいですし、統一地方選挙も野党がだらしないので自民圧勝で終わると思います。ですからそれぞれのイベントは名前の割には大した影響は無さそうです。

一方、ギリシャの方は9日がIMFに対する融資返済の期限となっており、返済できるのできないだの、相変わらずゴタゴタしています。が、個人的にはやはりギリシャの問題はもう世界の問題ではない(あくまで一地方都市の問題)と考えているので、それ程大きなものにはならないでしょう。

というわけで材料的には明るさよりもちょっと不安感が高い感じがしますが、一方需給面は引き続き良好です。新年度相場入りによって長期運用資金は国内外から入ってくる期待感があります。日銀やGPIFといった国内公的資金は勿論、ドル建て日経平均の高値追いに合わせて海外の運用資金日本株の組入れを余儀なくされます。また久しぶりに国内投信の設定も相次いでおり、投信経由での個人マネー流入も期待できます。

そんなわけで、下値を伺いながらも拾う神も現れ、恐らく3月と似たような格好になるのではないかと。すなわち雇用統計を受けて週明け半ば辺りまではちょっと弱い動きが出るかも知れませんが、そこを底にしての切り返しの動きに期待です。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。