KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

CPI待ちで小動き

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :4月27日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/739bd21e8082f63d203542a65e2b9854/

当然私も参加します(^_^)/

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前日のNYは高安まちまち。特にイベントもなく水曜のCPIを控え、小動きに止まりました。売買高はかなり閑散。長期金利は4.42%に上昇。8月に自動運転タクシーを発表するとしたTeslaが反発。イスラエルのガザ南部からの撤退でWTI原油先物は一時下落したものの、結局86ドル台後半に戻す形。ビットコインは7.2万ドルに上昇。ドル円は151.9円までありました。


投資判断は「売り」。金曜の雇用統計はまた強い内容でした。まあ雇用統計に関しては毎月言っていますが、どうせまた来月修正が出るでしょうし(直近2ヶ月分も2.2万人上方修正)、極端に強い数字が出ても怪しむ必要のある意味の薄い数字です。それでも長期金利は4.4%にまた急浮上し、市場参加者がネタにしているのは間違いありません。

ただ金曜の反応は木曜と異なり、長期金利が上がっても相場はしっかりしていました。これは前日急落分の反動と、週末のリバランスがあったためと思われますが(商いも低調)、とにかく売り方が嵩にかかって売ってくるような状況でないことは確認されました。

アメリカの利下げに関しては、先週それぞれの強い経済指標を受けて年内2回がコンセンサスになりつつあります。しかし、そもそも利下げが必要無いという意見も出てきており、今後の経済指標の変化は見守る必要があります。

先週の世界株に関しては、PMIが好調だった中国株が1%程の上昇でトップ。次いで地震があった台湾が意外に0.2%の上昇で終えました。以降NASDAQS&Pが共に1%弱の下落、SAMSUNGの決算が好調だったはずの韓国が△1.2%、欧州主要国が△1.8%、そしてTOPIXが△2.4%、ラッセル2000が△3.0%、ダントツビリが日経平均△3.4%と総じて弱い週でもありました。ラッセル2000は前週強かった反動ですが、日本株は2週連続で弱くなりました。

先週アメリカが弱かった一因が、木曜に出てきたイスラエルによるシリアのイラン大使館砲撃による地政学リスクの高まり。その前の段階でアメリNGOのスタッフが7名殺害されたこともあり、(アメリカにしてみれば)イスラエルの暴走を止められないことが懸念になっています。

イランとイスラエルの表立った対立でこれまでとステージが上がり、原油価格と長期金利の上昇に通じ、リスクオフムードが鮮明に。木曜後半の急速な下げ方は、ゴルディロックス相場に慣れた我々の目を覚ます下落になりました。

ただ私の投資哲学的に「下げたかったから下げただけ」という感じはあります。つまり市場は元々下げるタイミングを測っていたところに、たまたまそれっぽい口実になる悪材料が出て来たことで下げただけに見えます。MMFなど待機資金が多いのは周知ですが、高値更新波動が続いて投資家のイケイケムードが強くなってきたところの逆撃としては効果的です。

チャート的には日経平均も25日線を割り込む流れ。パラボリックも暗転してしまい、また一つ上昇トレンドのサインが消えてしまいました。特にドル建てで見た場合だと先週3月安値を割り込んでしまい、2/21以来の安値に。早期に挽回できないと、3月高値がやはり年内の高値になりかねません。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

先々週末時点の裁定残高は買い残2.5兆円に対して売り残0.5兆円の差し引き2兆円の買い長。前週に比べて2,118億円増えました。先週は下落の週でしたが、裁定残高は増加した形。

3月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を2,126億円の売り越し。また先物を9,651億円の大幅売り越し。先週の弱さはやはり外国人の売りでした。信託銀行(年金)も期末の5,555億円の大幅売り越し。買っていたのは期末権利取りの個人くらいでした。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発。先週までの「後場寄りだけ高」を払拭し、後場も高値圏をキープできましたが5日線は上回れず。売買代金は1374億円とここ最近の中では低調。QPS研究所(5595)だけで300億円出来ました。資金の広がりが無いのが痛いですね。なお、3月第4週のグロース市場に関しては外国人投資家は現物を242億円の大幅売り越し。まだまだ売り続けますね・・・。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は昨日続伸。4月の高値を付けました。チャート的には一目均衡表の雲下限に下支えされ、雲から離脱の動き。一方、上値はボリンジャーバンド+2σや200日線、また抵抗力の強い600円水準が控えており、上放れには時間を要しそうです。


SPDRゴールド(1326)は昨日続伸。終値ベースでは連日の最高値更新となっています。中国の金保有量が17ヶ月連続で増加とのこと。またイスラエルのガザ南部からの撤退を受けて金も一旦下がったものの、円安が下支え。やはりどのシナリオになっても上がっていく強さがあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

野次さん来たさん

先日、近所で火事がありました。外に出た時に「何か焦げ臭いな」と思ったのですが、空気がやや煙っているのですその方角をふと見ると、遠くに火の手が上がっているのが見えました丁度、消防のサイレンが聞こえ始めた頃でした

近所の人達も外に出て「火事だ」と声を上げていました。私は娘が遊びに行っているところまで車で迎えに行かなければならなかったので逆方向に走っていきましたが、離れた地域からも応援の消防が駆けつけて大騒ぎでした。

娘に「火事だ」と告げると、「観に行きたい」と野次馬根性丸出し。「もう大体消えていると思うけど」と言うと「それでも行きたい」と。「見たらおねしょするよ」と言っても「それでも行きたい」と。

というわけで、好奇心旺盛な娘のために一旦家に戻り車を停めてから現地まで歩いて向かうことに。発生から大体1時間弱経過した頃なので、火はもう見えませんでしたが、まだ煙がもうもうとしていました。我が家が丁度風下だったので、洗濯物なんかも燻された感じに

現場に向かう道路は、車が大渋滞となっていました。信号が変わっても進めない感じ。我々は徒歩なので難なく進めましたが、近い・・・と思っていた割にはまあまあ距離がありました近づくにつれ、空が煙たくなり、インドの大気汚染に似た感じの空に

現場周辺はポンプ車から長い長いホースが出て、まだ消火活動が続いていました。規制線が張られ、それ以上近づけないところまでいきましたが、煙でもう何も見えませんそもそも近く付きたくもありません

というわけで、実は火の元の現場は見れなかったのですが、延焼した隣の民家は遠目に見えました。娘には「火事を起こしたらこれだけ大勢の人に迷惑をかけるから、火は注意して扱わないとダメだ」と諭し、今回の野次馬に意味を持たせました。

なお「野次馬」ってどういう由来なのか、と娘に尋ねられたので帰ってググッたところ「年老いた馬は役に立たないことから「おやじ馬」と呼ばれ、人に慣れずに騒ぐ暴れ馬も同じく「おやじ馬」と呼ばれた。そこから、無責任に騒ぐ人のことを「野次馬」と呼ぶようになった」とのこと。まぁ私も立派な「おやじ馬」ですね・・・

雇用統計は予想を上回る強さに!

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金曜の日経平均は続落。前日のNYはミネアポリス連銀総裁が「今年に利下げの必要があるのか」と発言したことや、中東情勢の緊迫化懸念を受けて3指数揃って後半に急失速。今年最大の下げ幅
になりました。長期金利は4.31%に低下したものの、WTI原油先物が87ドルに上昇し、インフレ懸念が高まりました。売買高はやや多め。ボリンジャーバンドが狭まっていたNVIDIAも3%超の下落。

それらを受けた日経平均も朝方から売りが先行。サムスン電子がメモリー需要の回復で利益が急回復の決算速報を出したものの、半導体株中心に売られ、一時下落幅が1000円手前までに達しました。朝日新聞による植田総裁のインタビュー記事において、利上げに対する思惑が働いたのも一因との説。ただその後は下げ渋り。

後場はバリュー株中心に買い戻しが入り、一段と下げ渋り。買いが一巡すると上値が重くなりましたが、最後は買い戻しも出て39000円を回復したものの、引けではキープできませんでした。2%近い下落で、幅も今年2番目の大きさに。一方、TOPIX後場の高値圏で引けて1%強の下落。売買代金は4.5兆円台と最近の中では少なめ。REIT指数は反落でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYは注目の雇用統計において、非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る30.3万人だったことで、それ以外は概ね予想通りだったものの、長期金利が4.4%に上昇。それでもNASDAQ中心に買われ、3指数揃って上昇となりました。それらを受けた日経平均先物は39300円となっており、週明けの日本株はしっかりしたスタートが予想されます。

新年度の日本株は大きめの下落からのスタートとなりました。下がった途端に皆口を揃えて「4月月初は新年度相場入りで金融機関が益出しを売りを出しやすい」とか言い出しましたが、ほな先週誰かそれを警戒していたか?と言いたい私。先週末も普通に株はプラスで終わりましたし、そもそも昨年や21年は4月月初からしっかり買われています。後付け感はあります。

1月から3ヶ月が経過し、日本では4Qが終了。色々重要イベントの多かった3月を無事通過し、上昇トレンドは継続しました。この間、日経平均は20.6%、TOPIXは17.0%上がりました。新年度早々に重苦しいスタートにはなりましたが、1月からのここまでの駆け上がり方を見ていれば、これくらい下がったところで自然な下げとも言えます。

なお、ファーストリテイリング(9983)が34.7%、東京エレクトロン(8035)が56.7%も上がっているので、日経平均の上昇に関してはあくまでFAST4社が牽引した胡散臭さがありました。まあそれもひっくるめて「株」ですけれど。また、大型株は20.0%、中型株は11.8%、小型株は11.2%と、やはり差は歴然。

更に為替もドル円は7.3%円安に振れていました。だからこそ余計に外国人が買わない、業績に円安が寄与しないような国内の内需小型株は上がらないという具合です。株の最高値更新よりもドル円が152円を突破するのかどうかの方に世間の耳目は集まりそうな具合です。

アメリカでもマグニフィセント7やSOX指数ばかりに目が奪われてグロースが強いように捉えられがちですが、実はバリュー株の方が買われている模様。日本の方もTOPIXが未だ最高値を更新できておらず、バリュー中心の買いが継続することで最高値奪取を伺っているのではないでしょうか。

一方、例年4月は外国人投資家が買い越しやすいというアノマリーが指摘されていますが、こちらはちょっと引いて考える必要はあると思います。何故なら、3月に権利取りのため、海外本店→日本支店に玉移動のため売り越しした分の買い戻しが4月に出やすいだけだからです。実際、3月はSQ週以降、外国人の買いは大人しくなっています。その分が出てくるだけの話なので、本質的な外国人の買いではありません。

先週末時点の信用倍率は前週3.9倍→5.1倍に拡大。優待タダ取りの売りが消え、売り残が急減。一方で買い残は4.3兆円台と、また増加に転じました。最近繰り返し指摘しているように、日々の売買代金が増えてきているので大した重石にはならないのですが、最近少しずつ市場の売買代金が落ちてきているので、ジワジワ効いてくるかも知れません。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続落。後場寄り後買われるパターンでしたが、その後も何とか踏ん張り後場の高値圏で引けました。4Q期間のグロース指数の上昇率は5.3%に止まっており、大型株との差は大きいです。しかも3ヶ月では上昇していますが、一年前との比較ではむしろ下落。巻き返しはいつの日か。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は続伸。ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドが前期末にかけて更に買い増しを進め8%超の保有状況になっていたことで思惑材料視されました。これで期末を超えてきたので、ここからの買い増しは期待し辛いですが、このまま上放れの動きに期待します。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は続落。3/18の急騰で開けた窓を埋めに戻ってきました。今週は日経平均と同じく5連続陰線。卵が先か鶏が先か、という感じですが、ともあれ日経平均寄与度は順調に低下中。まだまだ下げ余地は大きいですけれど。


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春よ来い

ご近所の母の友人が亡くなりました。86歳でした。私自身も色々とお世話になっていて、娘なんて第3のおばあちゃんというくらいに仲良くしてもらっていて、一人で勝手に家に行き、ピンポンを押して家の中に入っていったくらい。畑で取れたイチゴなどを分けてもらったり、色々とよくしてくれました。娘にしてみれば、初めて知っている人が亡くなったショッキングな出来事でした。

うちの父が亡くなる丁度一週間前に旦那さんを亡くされ、母と同じく独居老人として生活していました。死因はハッキリ聞いていませんが、母から伝え聞いたところでは、亡くなる数日前に自転車で転倒し、頭を打ってしまったのだとか。皆で病院に行った方が良いと言ったのですが「大丈夫」といって行かなかったそうです。元々飄々としていた人柄なので、何となくその言いぐさは頭に浮かびます。

その後、新聞受けに3日間ほど新聞が溜まっていたので、向かいの家の方が心配して母に相談。3人で裏庭から回って家の中を覗いてみたそうです。するとベッド脇で倒れている人影を見つけ警察に通報。孤独死でした。それまで本当に元気だったのですが。

母もまた自分より先に周りがどんどん少なくなっていき、ショックが大きい様子。しかも仲が良かった友人の遺体も発見してしまったのですから。私自身もショックが大きいくらいですし。

東京に離れて住んでいる息子さんが戻ってきて、葬儀が行われました。某テレビ局に勤めているという話は聞いていたのですが、有名大学の法学部を出て本当にキー局で結構な仕事をやっているようです。ネットで検索したら、その界隈では有名な人でした。近所にこんな有名な人が居たとは。

しかしここ半年本当にロクなことがありません。そろそろ流れが変わってくるか・・・と思っていたのですが、半年前と同じく知り合いの死去と家族揃って病気になるという感じで振り出しに戻っています。早く春が来ないものでしょうか。

 

パウエル議長ハト派継続でドル円152円はお預け

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前日のNYは高安マチマチ。ISM非製造業景況感指数が予想を下回り、また足元の強い経済指標を受けてもパウエル議長のコメントに変化が無かったことで、長期金利は4.35%に一服。製造部門の赤字拡大が嫌気されIntelは8%超の下落、また台湾地震の影響でTSMCも1%超の下落でしたが、半導体株指数のSOX指数は0.3%のプラス。WTI原油先物は85ドル台後半まで上昇。


投資判断は「売り」。先週の世界株に関しては、ラッセル2000が2.3%とトップ。次が最高値更新続くドイツDAXを始めとするヨーロッパ株が続きます。一方、主要なアメリカ株は全般的に横ばいでマチマチ。次いでアジア株が弱く、日経平均TOPIXが1%超の下落でビリでした。

一般的にアメリカの利下げが遠のくと株式市場や企業業績にはマイナスですが、特に影響を受けるのは財務体質の弱い中小型株の方です。確かにマグニフィセント7の銘柄はハイテク株なので、金利高止まりのマイナスは大きく受けます。これら高PER株には求められる成長性の鈍化というマイナス影響がありますが、市場がどちらを嫌がるかという問題です。

とにかくアメリカの利下げ期待は足元でまた後退しています。先週ウォラーFRB理事が「利下げを急ぐ必要はない」とタカ派に戻った発言や(昨年11月からのアメリカ株の上昇は、このウォラー理事のハト派転換から生じた部分も大きい)、金曜のPCEデフレーターが予想通りとはいえ高止まりしていたことから、また利下げ期待感は低下したとみられます。

為替に関しては、そういったドル高要因に加え、案の定短期筋の円売りポジションが拡大。まあそりゃそうでしょうねという感じです。PCEデフレーターの発表時にも特に極端な円売りが出たわけでもなく、当局とのにらみ合いはまだ続きそうです。
https://imm.gradefour.net/

為替介入の是非に関しては「意味がない」という論調が多いですが、過去の経緯を見ても結構効果があります。民主党時代の11年に75円で円高が止まったのは為替介入のお陰ですし、実際、一昨年以降150円レベルで踏み止まっているのも介入警戒感のお陰。ただ個人的に警戒しているのは、マイナス金利政策などを止めたことで、フィッチなどの格付け機関が日本国債を突然格下げし、それによって悪い円安が起こりえる可能性です。

商品市況は全般的に強含みが続いています。ドル高にも関わらず商品市況はしっかりでWTI原油先物も金もぐんぐん上がっています。繰り返し述べているように、私は3月以降金に一番強気です。穀物なども先週末は大きく上昇しており、期末のポジション調整の動きが大きく出た印象です。4月からの2Q期間開始により、トレンドの変更が無いかどうかまず見ておきたいところです。

本日のスケジュールは中国や台湾が清明節前で休場。アメリカでは2月貿易収支の発表があります。

5日(金)は安川電機(6506)の決算。また上海と台湾が休場。アメリカでは雇用統計。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、3月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を960億円の買い越し、先物を498億円の売り越し。信託銀行(年金)は722億円の売り越しでしたが、最近の中では小幅。そして個人が8,726億円の大幅売り越しでした。うち信用で1,733億円売り越しているのですが、これはどうせ優待タダ取りの動きでしょうね。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends

なお、外国人投資家はグロース市場に関しては31億円の売り越し。まだ売り越しが続いていますが、前週ほどは大きくありませんでした。

この週は外国人投資家も多く配分があったトライアルHD(141A)の上場があったので、多少大きめに出てくるかと思ったのですが、それを差し引いてもこの程度だったということであれば、実際には買い越しだったのかも知れません(ただし、感覚として外国人投資家がIPOで取得したものを個人投資家のように初日から売ってくるような感覚は無いのですが)。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。連日の安値圏での引けに。人気株のQPS研究所(5585)がストップ安に売り込まれ、雰囲気を悪くしました。外国人投資家の売り越しも続いており、復調のきっかけがつかめません。


ポートフォリオ銘柄】

SPDRゴールド(1326)は昨日反発。終値ベースで上場来高値を更新しています。イスラエルによるシリアのイラン大使館砲撃もあり、中東情勢が一段と緊迫化。有事の金買いの流れが出て来ています。基本的にここから想定しうるどのシナリオを選んでも、円建ての金価格が上昇していく角度が高く、ここは鉄板だと思っています。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日反落。前日発表された月次が悪かったことに加え、CLSA証券の格下げを受けて、一時下落率ランキングに出てくる程下げました。一方でバンカメの目標株価引き上げもあり、25日線上で踏ん張った形。本番は来週の2Q決算でしょうか。


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艦隊の歓待

未だに家族で具合の悪い我々ですが、まだ具合の良かった春休み前に、娘と「ドラえもん のび太の地球交響楽」を観に行きました最初は子供向けの映画だし、娘一人で観てくれれば料金も安く済む・・・などと考えつつ渋々付き合いましたが、結構面白かったです

映画館でドラえもんを観たのは「のび太のパラレル西遊記」以来実に36年ぶり。当時の藤子・F・不二雄氏が完全に考えたシナリオの映画と異なり、脚本に味があります今風に様々な伏線が敷かれていて、それを回収していく手法この辺りが大人でも楽しめる要素になっています。また今回は音楽が題材ですから、映画館で観るのに適しています

一方、具合が悪くて春休みほとんど外に出てない我々は、家でAmazonプライムを観て過ごしています中でも私は「沈黙の艦隊」の実写版に大ハマり。いやー、これはすごい出来ですね正直「空母いぶき」の実写映画に失望していた私は「沈黙の艦隊」にも全然期待していなかったのですが、海自の先輩に「これは面白いから観ろ」と言われて、これを機に観てみました。

単に最近のCG技術を駆使した映像美だけの秀作ではなく、それぞれのキャスティングに妙味があります。何より主演の大沢たかおの海江田四郎が大ハマりですね見事に海江田のある種の「不気味さ」「ミステリアルさ」を演じきっています。

一方、海江田四郎は漫画では難局にも汗一つかかず常に冷静沈着に応対していますが、大沢たかお版では微量の人間味がエッセンスとして付加されていて、かわぐちかいじファンの私的には漫画を超えたとも評価しています。いやー、Amazon恐るべし。よくサブスクのドラマ作成力が凄い的な話がありますけれど、実感しました

何より、監督の吉野耕平氏は私より3歳年下ということで、連載当時中学生だった私よりも年下の小学生だった人。こんなにもこの作品に没入して、見事に実写で表現できたというところに、凄さを感じます私も随分歳をとってきて感動することも減ってきたように思いますが、色々な分野で天才が現れて感動させてくれることで、人生に潤いをもらっています。日本も捨てたものではありません

経済指標好調でアメリカ長期金利上昇

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前日のNYは高安マチマチ。ISM製造業景況感指数が予想や節目の50を上回る50.3と好調だったことで、長期金利が4.33%まで上昇。3指数共に買われて始まったものの売りに押されました。ただアナリストによる目標株価引き上げでマイクロンが5%超の上昇となるなど、半導体株指数のSOX指数は1.1%高と順調。WTI原油先物は84ドルに上昇。ドル円は151円台後半での推移。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日の下げの反動もあり、40150円を回復する場面がありました。ただ戻りはそこまでで、その後は上値が重くなる形。TOPIXはマイ転し、前場は安値引けでした。

後場日経平均もマイ転。ただその後は前日終値を意識した展開になっています。売買代金は14時時点で3兆円弱と最近の中ではやや低調。REIT指数は続落。


投資判断は「売り」。先週は配当落ち分を埋めるどころか、配当落ち以上に下げる動き(※配当落ちは266円~306円まで広く想定されています)。ここ最近では珍しいように思います。例えば23年は257円の配当落ちに対して日経平均の下落は101円、22年は237円の落ちに対して225円の下落、21年は180円の落ちを即日埋めプラスでした。20年、19年は売られましたけれど。

とりあえず現状は日銀の金融政策が正常化に向かい始めたことを好感する動きになっており、私もそれは正しいとは思います。一方、正常化に踏み出したということは、そう簡単に以前の政策には戻れないということです。勿論、日銀はまだ金融緩和を続けるというスタンスを堅持しているので問題はないのですが、次は7月に利上げが行われるという予想が最多。もしここから日本の景気が極端に悪化した場合、金融政策で何とかし辛くなってきます。

その場合、一般的に財政政策で対応しないといけないわけですが、ご存じのように内閣は過去最低水準の低支持率。予算編成の機能不全や増税で対応しようという動きが出てきた場合、日本は何も対応できない国になってしまいます。今回の日銀の動きは「もう日銀を頼るな」というメッセージでもあります。繰り返しになりますが、今はそこまで心配する必要はありませんけれど、日本の選択肢が減った、簡単に引き返せないというのは肝に銘じておくべきでしょう。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週4.8倍→3.9倍に低下。売り残が増え、買い残が減りました。ズバリ優待タダ取りの動きから売り残が増えるのは目に見えていました。なのでこの需給改善はあまり意味ないですね。

また先々週末時点の裁定残高は買い残2.3兆円に対して売り残0.5兆円の差し引き1.8兆円の買い長。前週に比べ1,386億円増えました。この辺りがまた相場を押し上げている模様。

ところでアメリカでボルティモアの橋が貨物船の衝突で崩落するという衝撃的な事故が報じられましたが、アメリカで最大級の自動車輸入の港湾を結ぶ橋だとのこと。

一応、Bloombergの報道によれば「ボルティモア東海岸から西海岸へ貨物輸送をシフト」することで影響は軽微ということですが、そうは言ってもまた物流に影響→インフレ率上昇に繋がってくるのかも知れません。また、インフラの老朽化という辺りにも、スポットが当たってきそうな感じはあります。

最後に雑感ですけれど、大谷選手の騒動を見て思うのは、人生本当にどこに落とし穴が潜んでいるかわからないということです。つい一週間前までは「結婚おめでとう!」ムードも加わり、全く非の打ち所がない完璧な人生を歩んできた・・・はずだったのが、自分以外の人のせいで、大きなシミが出来てしまいました。それがまた野球のパフォーマンスに響いてくるようだと負の連鎖です。

当たり前ですが株式市場にも「絶対」がありません。ですから、これまで長く相場に向き合ってきた皆様には言うまでも無いことですが、いかにリスク管理が大事かということです。勝負に出るべきところでは出て、また自分の中で引っかかるものがあれば止める、手仕舞う、あるいは部分的に売買するなどして、ポートフォリオのリスクコントロールがとにかく重要です。

株式市場はリスクコントロールが上手くできれば、1勝9敗でも資産が増えるところに妙味があります。先に紹介した清原氏の本にも「1000ある割安株の中で、成長するものは50しかない」とあり、その50をいかに伸ばしていけるか、また外れた950の方をいかに上手く処分できるか、で巧拙が分かれてきます。


新興市場は「中立」。本日のグロース指数は続落。2月決算後の上げ分を帳消しに。アメリカでラッセル2000が値を戻してきていますが、長期金利が上がってきている点はマイナスです。ここは3月権利落ち後から4月にかけてかつてのマザーズ市場は強いアノマリーがありました。ただ過去20年のデータではその傾向があるものの、こちらもグロース指数は昨年、一昨年は下落でした。


ポートフォリオ銘柄】

SPDRゴールド(1326)は続落。ただ昨日は一時大きく買われる場面がありました。チャートだけを見ると高値で出来高と上ひげを伴った陰線で天井感が出ていますが、そもそも円建て金価格に連動する商品なので関係無いですね。昨晩もドル建てで一時最高値を更新しており、上昇トレンドは崩れていません。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反発。こちらも昨日最高値更新後に反落しており、新年度相場入りから流れが変わったようにも捉えられます。本日は引け後に月次が出てきますが、ワークマン(7564)の月次を見る限りアパレル各社は厳しいように思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。