KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

恥ずかしながら戻って参りました

えー、長らくお休みをいただいておりました。そしてようやく帰って参りました。てけてけでございますm( _ _ )mペコリ

前回の最後にお伝えしたように10連休という怒濤のお休みをいただいておりました。その間株式市場がものすごい事になっていて、毎日新聞紙上を賑わしているのはご存知の通りかと思います。私も南国の携帯の電波も入らないところで過ごして、帰りの船の中のラジオで「日経平均が9%以上の下げ幅で・・・」とか聞いて本当に耳を疑いました( ̄Д ̄;;

とりあえず株の話はいつものように後半に回すとして、前半はこれら一連の流れを辿っていきたいと思います。多分いつものペースで進んでいくと、新婚旅行の話で年内のブログは終わりそうですね(;^_^Aまあそんな事を言っている暇があったらさっさと話を進めましょう(-。−;)

10月4日(土)
前回のブログを書いた後、私はさっさと出発の準備を整え東京行きの電車に飛び乗りました。当日18時〜東京駅周辺のお店で私と嫁の結婚お披露目会を予定。その後東京から沖縄へ新婚旅行に出発。私にとっては嫁の実家に結納をしにいった3月以来、久しぶりの上京でした。

嫁は前日から埼玉の実家に行ってパーティの準備をする、という事で、今回は夫婦別々の上京に。東京まで3時間以上かかりますから、毎回小説を持っていったりニンテンドーDSを持っていったりして「旅の暇つぶし」をアレコレ考えるのですが、今回はiPhoneという強い味方がありました。GPSで現在ドコを移動しているのかなーとか確認しながら画面を見ているのが、これが結構楽しい(^^)ただ窓際にピッタリiPhoneを近づけないと現在地を認識できないようで、窓にくっつきながらニヤニヤしていた私は、ハタから見ると相当に怪しい奴だったでしょう(-。−;)

ただGPSは楽しいのですが、電池の減りが異常に早い。だから2時間位楽しむとそれで電池残高は0に近く( ̄Д ̄;;しかもiPhone用の充電源はソフトバンクショップに行っても得られず、あまり使い過ぎると嫁と合流する際の連絡が取れなくなってしまいます。程々にして後は小説を読む時間。不朽の名作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を実は昨年から読んでいるのですが、まだ読み終わっていません┐( ̄ヘ ̄)┌富山の仕事は電車通勤ではないので、そういった小説を読む時間が取れないというのが言い訳。そして私、本を読むスピードが異常に遅いんですね。1ページ読むのに5分はかかって、それだけで疲れてしまうのです(T△T)なので結局東京に着くまでに10ページ程度しか読めませんでした。

14時半頃上野に到着。新婚旅行用の大きな荷物があるのでコインロッカーに預けます。ところがコインロッカーは腐るほどあるのに、どこもかしこも満室満室(××)それにしても東京のコインロッカーってボロ儲けですよね。置いておくだけで空室率はほとんど0%に近い。良い商売です┐( ̄ヘ ̄)┌

そんな感想を抱いているうちにたまたま一人戻ってきたので、その人が荷物を取り出した後にそこに入れよう・・・と思ったのですが、別のおじさんがやってきてインターセプト(××)ボヤボヤしている間にサッと取られてしまいました(T△T)さすが生き馬の目を抜く東京砂漠(T△T)

6年も暮らした東京を離れてすっかり田舎者に成り果てた私への早速の都会の洗礼。あぁ、やはり東京はまんずおっとろしい街だべさー(T△T)ロッカーを求めて東京砂漠を彷徨う私でした。パーティ開始まで残り3時間。(続く)

さて、まんずおっとろしい日経平均は本日大幅反発。既にご存知のように日経平均は史上最大の上げ率14.15%を記録。史上3番目の下げ幅を二度更新した先週に、少しは逆撃できたようです。パーセンテージで語ると先週25%近く下げたので、今日だけでその大部分を取り返したと感じるのですが、お分かりの通り株価的には全然戻っていません。ある種数字のトリックでもあるのですが、200円→100円になると50%減なのですが、100円→200円になると200%増という事になるので、「率」で単純比較すると錯覚してしまいます。実際には上昇率は下落率より幾分か差し引いて捉えるべきです。

その辺りの話はともかくとして、先週はとにかくひどい週でしたね。前述しましたが、そんな大変な時期に私は南国でバカンスをとっており、すっかりボヤボヤしておりました(;^_^Aそんな中、更にビックリしたのが八重山諸島で発行されている新聞「八重山日報」ではそんな株式市場の様子を一行も伝えてなかったこと(××)前日に1000円近く下落した9日の一面トップ記事が「マクブ稚魚を放流」という話題でしたから(;^_^Aさすが島の人はのんびりしてますねー。

この未曾有の大暴落の中、各国の対応はとにかく右往左往しました。特に混乱が顕著だったのはアメリカの次の旗手と目されていたEU。欧州中央銀行ECBは有効に機能できず、お隣の国が勝手に預金を全額保護にするとか言い出すと預金がそこに流出してしまうものだから、結局追随して周りの国もすぐさま預金保護を謳わなければならない。そして大手銀行の相次ぐ国有化。とにかくスピードは早かったものの、EUとしてまとまった論議ができず、各個対応せねばならなかったというEUの体制のまずさが浮き彫りになりました。ユーロの下落がそのメッキの剥がれた部分を象徴していますが、これではアメリカを抜いて世界をリードするなんて夢のまた夢の話。感情的には悔しいのですが、1位と2位の間には歴然とした差があり、腐ってもアメリカは大国なのです。

それでも各国頑張って色々対応しています。目立った対応をしていないのはせいぜい日本位なもの。協調利下げだってしませんでしたし。それは一方で日経平均18000円を付けても利上げをしてこなかった報いで、政策金利0.5%から下げる余地がないというのが本音なのですが。その代わり日銀は毎日のように短期金融市場にお金をじゃぶじゃぶ流し続けています。

今は当然これが正解の策です。日銀は今果たすべき仕事をしっかりしています。ただこれが将来どうなるでしょう?きちんと流し続けたお金を回収すべき措置、つまり金利を引き上げて、市中からお金を引き上げる方策で最後は後始末しないと、グローバル経済に様々な弊害をもたらします。

それが少し前まで騒がれていた「円キャリートレード」を生んだのです。金利の安い日本で円を借りて新興国や商品市況に投資。それが新興国バブルや商品バブルを生み出しました。少し前まで苦しんだ原油高の一因は実は日本の金融政策の対応の後手後手にもあったのです。

今年1/23のブログにも書いたように、政策が実際に作用してくるまでにはどうしたってタイムラグがあります。ジャブジャブお金を市中に流さないと、今金融機関同士が互いに不信感を募らせている中では現実的な取引がストップしてしまうため、絶対的に必要な措置ではあります。ただそれはあくまで緊急的な措置であり、緊急的な局面、つまり今のパニック売りがPBR1倍割れ銘柄を続々生み出すような理不尽な市場が終わりを告げたら速やかに回収に動かないといけないのです。そのタイミングを誤ると、また数年後には同じ過ちを繰り返す事になるのです。

正直投資家個々人にとっては金融政策の5年後を心配するより、パニック売りで株価が安いところで仕込んで、過熱気味に高くなったところで売って儲ければ良い話です。ただ、こういう政策的な面でのメリット・デメリットをきちんと捉えておかないと、5年後にまた同じような局面で動揺してしまう事になりかねません。自分の保有銘柄の心配だけでなく、全世界的な金融環境を捉えてトップダウンアプローチでの見解を身につけないと、投資家としての成長はないでしょう。

私は投資歴こそ10年未満と少ないのですが、ITバブル崩壊から7603円のバブル後最安値を付けた相場を経験しているからこそ、今の相場にも比較的落ち着いて対応できていると自負しています。結局は経験が冷静さや直感力を養うのです。

そして気になる今後の株価動向ですが、もうしばらくボラティリティの高い相場は続く事になりそうです。先週末の日本市場は3連休前とSQという二つの特殊要因があって大きく下落しました。今日の上昇は世界の安定に加えて、それらの反動が後押ししたという部分は否定できなさそうです。

だから「あぁ、ようやくこれで株安の流れが食い止められた」と考えるのは時期尚早だと思います。少なくとも先週頭の10800円を超えて来るまでは市場が正常な状態に戻ったとは言えないでしょう。個人的にはバブル後最安値の更新も十分有り得ると思っています。今月下値目処はまだ6000円前半という水準すら覚悟しておくべきでしょう。

ただ逆に言えばそれより下がる事は、世界のパニック心理を加味しても有り得ないと思っています。世の中に絶対はありませんが、敢えて「絶対無い!」と言い切っても良いと思っています。そして前々から言っているように、本当の勝負は今月の後半。理由も前々から書いているので今更書きませんが、そこまで買いに向かうのは待っても遅くないと思っています。

明日一日に限っては本日の動きが引き続き、堅調に推移できると思います。一応よく言われる「ヘッジファンド解約の15日ルール」の該当日でもあり、警戒はすべきでしょうが、勢いとしてはそれを跳ね返せるものを持っていると思われます。それにしてもヘッジファンドはボラティリティの高い市場でこそ本領を発揮するものの、自らの崩壊のせいで出来上がったこういうボラティリティの高い市場に参戦できないとは皮肉な結果ですね。

ところで日本の政府が出した唯一と言って良い程の株価対策は「自社株買いの年内制限撤廃」ですが、これは案外なかなか面白い一手かも知れません。極論をすればこれはアナウンスだけすれば効果があり、最終的に「一気に株価が上がってしまったので、一株も買い付けられなかったよ」とすら言い訳できる状況にあるのです。もし実際にそうなったとしても、こういう状況の下で、それを非難される企業は少ないでしょう。

貸借対照表上、自社株買い余力のある企業全部が言い出してもおかしくはないのはずです。理論的には過半数PBR1倍割れの現状が示すように「自社株買いをしても損はない」わけですから。特に流動性の乏しい、中小型・新興企業に効果が大きいのではないでしょうか。

ちょっと書きたい事は山ほどあるのですが、文字数の関係もあるので今回はこの辺にしておきます。言い足りない部分は次回にでも。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→697円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→165000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1147円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→108000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→944円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→380000円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→7800円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→148円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→330000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。