KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

奈良ならでは その10

翌日。その日も奈良観光にあてた我々は、姪のマンションを出発するとまた奈良に到着。前日は奈良公園の鹿中心に攻めたので、この日は周辺の散策の予定。特段アテがあるわけでもなく奈良の街並みをブラブラと。フリーに古都を堪能します。

まずは嫁が事前に調べて奈良で見てどうしても行きたいという麻製品の店に。「遊中川」というその筋では有名なお店らしく、東京にも支店があるようで。嫁は一心不乱に商品を眺めていました(・・;)んで散々買おうかどうか悩んで店員さんに色々説明されながら、結局は買わないというのが日本一優柔不断な嫁の必殺技なのですが(;^_^A

↓遊中川HP
http://www.yu-nakagawa.co.jp/yu/index.html

結果お店から出た時点でお昼も結構な時間になっていましたから、昼食にする事に。これまた嫁の事前調査で気になっているというお店「カナカナ」というところです。

ところがそこはあまりの大人気っぷりで店の外まで続く大行列(・・;)時刻はもう2時を過ぎてとっくにお昼の時間帯は過ぎているのですが、一向に行列が進む気配はありません。順番待ちの用紙には名前が記入したのですが、数十分待っても誰も呼ばれて入っていくような雰囲気がありません(-。−;)

この店、あまりの居心地の良さに回転がすこぶる悪いみたいです(・・;)そこまで人気なら入ってみたいのですが・・・こんなところで貴重な観光の時間を費やすのも勿体なく。断腸の思いで諦め別の店を探す事にしました。(つづく)

さて、諦めがつかない日経平均は本日続落。前日のNYダウはドイツの空売り禁止を受けて下落。そのなりふりかまわぬやり方に、財政問題が一段と深刻に、またドイツの金融機関がそれだけ弱っていると受け止められる形となりました。

今までの例であれば空売り規制は少なくとも短期的には上昇要因に繋がったのに、逆に嫌気されるというのが今の市場ムードの悪さを如実に表しています。実需レベルでは国債の空売り禁止が債権の買い安心感に繋がって、資金が株式市場から逃避したという説明すら成り立っています。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。追い打ちをかけるように先物による仕掛け的な売りが入り、後場一時遂に1万円割れも。引けでは1万円を回復していますが、引き続き海外やそれに伴う為替の動向が気にかかる展開となっています。

投資判断は「中立」に。思いの外上値が重く調整ムードに終わりが見えません。テクニカル的に52週線すら割り込んでしまっているところが痛いです。明日は後場辺りから多少戻ると思いますが、いよいよ日経平均1万円割れも実現してしまいましたから、年初来安値9867円まで節目らしい節目が見あたりません。ちょっとこの辺りできちんと反発できるかどうか様子見の必要が出てきました。

ただ前回も書いたように「常識的な感覚」を持ち合わせている人が最終的に勝者になると思います。この前までアメリカの国債は「危険だ」と言って売られていたのに、欧州債券の方が危険と捉えられると、4/9をピークに利回りは低下、逆に安全資産への資金逃避として買われています。数ヶ月前と実態はほとんど変化が無いのにおかしいと思いませんか?

まあ今回の常識という意味では「アメリカ国債が危険」と言われて売られていたのが「非常識」でした。アメリカ国債がデフォルトとなれば、はっきり言って世界の経済が終わります。日本も中国も大量に持っているのですから。翻って今回のギリシャ危機も、少なくとも巨額の支援が決定した時点で問題視される必要は無くなったはずです。後は常識的な水準に戻っていくことでしょう。

ですからドイツが何をしようが、今回の騒動がギリシャ財政問題に端を発している事であれば、現在はとにかく「買って良い水準」なのです。今回投資判断を「中立」にしたのは、短期的なトレンドの方向性を考えての事ですが、中期的には上昇トレンド回帰できる、すなわち現段階の株価は割安と言い切れます。長期スタンスの人はこの局面で積極的に買っていくべきと思います。

ちなみにこれを書いている段階では新規失業保険申請件数の予想外の増加を受けてアメリカ株が急落しています。悪いときには悪い事が重なるものです。結局5/6の下げは誤発注でもなんでも無かったのかも知れませんね。ただそろそろアメリカもパニック的な段階から卒業できると思います。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。前回「優先順位は欧州株→日本の大型株→新興株」と書きましたが、昨日は良い方向に予想は外れて新興株→日本の大型株というような動きが出ました。新興株の戻りを牽引したのがミクシィ(2121)、グリー(3623)といった新興市場の大型株。その流れから昨日は日経の戻りに繋がった格好。

ただし残念ながら本日は逆に「東証1部銘柄→新興市場」というような形で売られてしまいました。マザーズ指数が先んじて大きく下落しているため、他の指数の先行指標として見る事ができると思いますが、同指数が安値381ポイントを割らずに5日線をクリアできればまずは一安心と言えるでしょう。この辺りをしっかり見ながら相場にあたりたいですね。

ダイハツ(7262)は反発。MS三菱の目標株価引き上げもあって、総悲観相場の中で何とかプラス圏を維持しました。ただ為替が不安定な中、自動車関連株にはなかなか買いが入らない状態。同社は元々あまり為替リスクのない自動車メーカーですが、悪い材料には一緒に反応してしまう悲しさがあります。何とか今の水準で堪え忍んで反発の時を待ちたいところ。

トヨタ(7203)は続落。こちらはダイハツとは異なり個別にリコール案件が重なって弱い展開に。レクサス、パッソと続きました。テクニカル的には5月安値を下回って目先底抜け感が漂っています。こちらも為替の落ち着きからの反撃機会を待ちたいところ。

JT(2914)も続落。こちらは昨日の寄り付き段階で目標株価30万をクリアしたので、ポートフォリオから外れました。結果論ですけどここまで地合が悪くなるのならもう少し目標株価を低く設定しておいても良かったですね。本来はディフェンシブセクターである同社にすら買いが入ってこないところが、今の総悲観=パニックを象徴していると思います。

つぶやき銘柄のエフオーアイ(6253)は思ったより高い値段で寄りついてしまいましたね。個人的には6円辺りかなーと思っていたのですが。高い値で寄りついてしまったことで需給が悪化し、ジワジワと売られてしまいました。

この銘柄に関しては上場廃止になっても終わりではないので、諦めきれない方は保有し続けても良いとは思います。ゼクス(8913)なんかに比べるとよっぽどマシでしょう。上場時に獲得した多額の資金の余りが「ごめんね配当」として配られるかも知れません(その前に株主代表訴訟で根こそぎ取られる可能性も高いですが)。一応ペーパーカンパニーではないですし、現物設備などの資産もあります。ほとぼりが冷めたら台湾とか韓国の会社に会社ごと買ってもらえるかも知れません。

そして今回のつぶやき銘柄はソフトウェアサービス(3733)にします。1400円割れでは買いでいけるでしょう。最近調子が悪いですが、これで挽回したいと思います。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→887円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→226500円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2200円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→735円 目標900円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→863円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→162円 目標500円 (1000株単元変更考慮)

トヨタ(7203) 3月4日より 3390円→3420円 目標4800円

ACCESS(4813) 4月3日より 156000円→131500円 目標18万円

セルシード(7776) 5月15日より 1260円→1010円 目標2000円
 
売り銘柄

ファーストリテイリング(9983) 4月18日より 14300円→13700円 目標12000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。