今週のお題「2011年、夏の予定」
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足下絶好調な株式市場はそのチャンス!
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今日は6月の成績発表です。6月は後半持ち直して、日経平均も再度1万円トライというところまで戻してきました。そんな中で私のポートフォリオも比較的堅調でした。早速検証してみましょう。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371)
1126円→1171円(20営業日保有 上昇率4.0%)
今月はほとんど横ばいで目立った動きなし。1200円からの上値は売出によるしこりが残っているので、なかなか需給は重い印象。未だ5月決算後の高値は抜けられず、戻り売りのタイミングを探す局面に。
ソネットエンタテインメント(3789)
308500円→336000円(20営業日保有 上昇率8.9%)
子会社のエムスリー(2413)と共に緩やかな上昇トレンド。軽やかに年初来高値を更新して、需給は極めて良好と言えます。一方親会社ソニー(6758)もハッカー逮捕により個人情報流出問題が一段落。株価も自律反発の動きが出始め、これでようやく同社にとっての不安材料は払拭されたような印象。
さて毎回恒例の同社持ち株で評価した1株辺りの価値は58.1万円。いつまでも割安水準のまま乖離は縮まりません。
みずほFG(8411)
122円→133円(20営業日保有 上昇率9.0%)
正直まだ反発の動きが本格化したとは思っていませんが、ひとまず外部環境は随分と良くなってきました。信用倍率も着実に改善していますし、案外このままスルスル行ってくれるかも。指数が本格上昇するためには銀行株の上昇が必須条件なのは万国共通の認識。
日本オラクル(4716)
3455円→2800円(20営業日保有 下落率19.0%)
これが今月まさかの大ショック銘柄。木曜に発表した決算で前期未達というのは第三四半期決算の数字まで見ていれば予想されたことでしたが、それでも利益面では四季報予想を上回り、本来であればそこまで悲観されるものではありませんでした。また今期の予想数字もやはり利益面では四季報予想を上回る内容に。
同時に発表した配当は前々期164円→前期460円と大幅増。しかしこれは現在保有している現預金を一旦株主に還元し精算するための措置。今後は配当性向100%→40%という方針の大転換の下準備とも言うべきもので、それに沿うと今期は72円予想ということになり一転大減配となるのです。
はっきり言って意味がわかりません。方針の変更は親会社のアメリカオラクルの都合によるものでしょうけれど、なんでこんなことをするのやら。結果、既存株主は貰える配当以上に損をした格好。配当性向が良いことがこの銘柄の唯一の取り柄だったのに。アナリストの投資判断引き下げも追い打ちでした。
残念ながらブログ上で損切りラインなどを示していなかったので、ストップ安比例配分の状態で持ち越しの形に。ここまで来ると仕方ないので戻り局面での損切りを狙います。いくらなんでも上場来安値を割り込むと売られ過ぎとは思いますが。親会社にTOBなどで何とか責任をとってもらうしかないですね・・・。
ロート製薬(4527)
852円→916円(20営業日保有 上昇率7.5%)
少しずつ戻りは試している状態ですが、まだ震災前の水準には戻りません。ディフェンシブ性、連続増収増益基調、増配・・・と、どれをとっても回復しない理由がわからないのですが、とりあえず足下は戻りが見えてきました。もう少し。
イー・ガーディアン(6050)
2996円→2797円(20営業日保有 下落率6.6%)
初値水準を割り込むとスルスルと下落。後半ようやく下げ止まりの兆しを見せると、足下では下げ過ぎ銘柄の自律反発が市場のトレンドとなり、金曜はそれに乗ってようやく大幅反発を見せてきました。主要取引先であるグリー(3632)が足下絶好調ですから、同社の仕事も増える一方。現在の株価位置は明らかに過小評価。
GCAサヴィアンG(2174)
122100円→118000円(20営業日保有 下落率3.4%)
「M&Aの環境が良い」と紙面に踊る度に日本M&Aセンター(2127)共々もてはやされる分かり易い銘柄。ただその勢いが長続きしないのが玉に瑕。株価トレンドが下落のままで、需給バランスが良くないところが原因です。
逆にもし株価トレンドが良かったら、好材料の度に大相場になっていたことでしょう。それがつまり昨年末の値動きでした。市場全体の雰囲気は改善されてきたため、次第に底打ちが明確になってくるものと思われます。
プロミス(8574)
601円→700円 6/30売却(19営業日保有 上昇率16.5%)
今月は利息返還請求の減少や新規顧客の増大を受けて堅調でした。それに地合の反転も加わってそのままスルスルと上値を目指すと、案外あっけなく目標株価に到達。テクニカル的には2月・5月高値を結んだ上値抵抗線も抜けてきたので、もう一段高は十分期待できそうです。
空売りも増えてきましたから、需給の好転を受けてとりあえず5月高値の750円まではこのまま行けるでしょう。消費者金融株の大反撃はここから、とも思いますので、押した場面ではまた拾っていきたいです。
日本トリム(6788)
1835円→2170円(20営業日保有 上昇率18.3%)
自社株買いの発表もあったので、上値追いの動きが加速してきました。水宅配の好調でナック(9788)が買われたことも支援材料。これから夏本番を迎えるにあたって、飲料水関連銘柄はまだまだ注目されるでしょう。
メディカルシステムネットワーク(4350)
6/6より 685円→800円 6/29売却(17営業日保有 上昇率13.9%)
チャート形状の良さからエントリー。そしてそこからはほぼ一本調子で値を上げて、思ったより早く目標株価に到達となりました。ヘラクレス時代も含めた実質的な上場来高値を更新して先高感も強く見えますが、足下では信用買い残の急激な増加が見られ、貸借銘柄ではありませんからそろそろ上値は限界かと思います。貸借銘柄であれば空売りを巻き込んで息の長い上昇に発展しそうですが、今回はとりあえずここまでと見ています。
以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.23(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計10で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。
ちなみにその間
日経平均 6/3終値 9492円→9868円(20営業日 上昇率4.0%) 0.19(%/営業日)
TOPIX 6/3終値 816→853(20営業日 上昇率4.5%) 0.22(%/営業日)
今月もベンチマークには勝利でしたが、結構僅差でした。というのも、折角2銘柄目標達成と好調だったのに、まさかのオラクルの大事故が勿体なかったです。一応そのオラクルも、受け取る配当を考えたら、数字上の下落率は随分緩和されるはずですが。
そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。
KA指数364.4ポイント
となりました。これは今年1月の数字を上回り、過去最高値更新!あと2ヶ月で6年となるわけですが、何とか資産4倍化に近づけられるよう頑張ります。
さて、7月以降の見通しに関してですが投資判断は「やや買い」に引き上げ、まず日経平均1万円到達後の値動きを見守りたいと思います。
警戒していた日銀短観は、少し拍子抜けするほど穏やかに通過していきました。金曜は特段材料視されたような印象もなく、単にギリシャ危機に対する楽観論の台頭を受けた海外市場高によって寄り高となり、週末要因で引けにかけて上値を抑えられる、というような流れでした。
もし本当に日銀短観が好感されたのであれば、今回の短観は特に自動車業界の先行き見通しの
改善が顕著でしたから(6月調査での業種別DIは-52、業種別では最も低い数値となっているが、先行き見通しは+6に改善、改善幅は58と非常に高い数値となった)、自動車に関連する銘柄を中心にもっと買われても良かったはずです。
ところが足下既に織り込んだ株価上昇もあって、特段改めて材料視されるような感じでもありませんでした。結果、短観の数字は毒にも薬にもならなかった印象です。
そして金曜のNYはISM製造業景気指数が市場予想を上回り、またしても大幅高。今週は全て陽線を付ける急回復を演じてきています。これで各指数共に5月高値から6/22の戻り高値を結んで形成される上値抵抗線を明確に上抜けてきたので、今週は軽い日柄調整はあるかも知れませんが、目先5月高値を目指すような動きになってくると思います。
シカゴ225先物も1万円乗せとなっており、週明けの日本市場も買い先行のスタートとなるのは間違いありません。今週はおそらく1万円の目先目標達成感や、直近2週間で600円値を上げている短期的な過熱感を背景に、アメリカ同様上値の重い週となりそうですが、引き続き出遅れ感の強い銘柄を中心とした買い戻しが旺盛になり、底堅さが感じられる週となるでしょう。
ただし為替に関しては例年7月10日辺りまでで一旦安値水準がピークをつけて、その後横ばいかジリ高に。そして8月に入ると一層円高が進行しやすくなりますから、やや警戒しておくべきかも知れません。
特に今年は「震災以後為替予約を控えていた輸出企業のドル売り円買いヘッジが出始めた」と昨日の日経にも出ていたような特殊要因もあって、一層その傾向が強いかも知れません。FXなどでも個人投資家が安易に逆バリを行っているように見受けられ、ドル買いポジションが高まっていますから、何かの拍子に一気に振れる可能性もあるので注意が必要です。
また警戒すべきもう一点は夏の電力需要です。少しずつ夏場の電力消費に対する懸念が現実に近づくにつれ、日本経済に対する打ち水となってくるでしょう。その場合、足下海外市場よりも買われている傾向が強い日本株は、相対的に売られ上値を重くする可能性もあるので注意が必要です。
需給面では前回も書きましたが、個人的には特に「震災後75日経過」という日柄に注目すべきと思います。月曜で丁度75日が経過することで、75日線が上向いてくる銘柄が多くなります。その結果、市場全体の需給バランスが改善し株価が一段と底堅くなってきます。
それは勿論日経平均やTOPIXだけの話ではなく、新興市場も同様です。さしあたって日経平均が1万円という数字を達成したら、資金の流れはより割安と思われる市場に方向を変えるでしょう。すなわち新興市場にも出遅れ感からの買いが集まってくるものと見ています。
とにもかくにも今年も既に半分が過ぎました。下半期から心機一転、巻き返しを図っていきましょう。
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。