KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3月の成績発表

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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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今日は3月の成績発表です。3月は2月の余勢を駆って一気に日経平均1万円まで駆け上がった月でした。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

ソネットエンタテインメント(3789)
312500円→303500円(19営業日保有 下落率2.9%)
地合が良い中でも、ネット株は昨年の株価低迷期も比較的値を保っていたこともあって、反動安が目立ちました。同社も10年11月及び11年12月の安値を結ぶ下値支持線を一時割り込みそうな流れに。もし今月の安値277800円を今後割り込むようなことがあれば損切りを検討したいと思います。


みずほFG(8411)
136円→135円(19営業日保有 下落率0.7%)
3月も金融相場が継続し、一時昨年4月以来の高値146円までありました。ただ配当3円という高配当なこともあって、権利落ち後は一気に軟化。一旦の調整はやむを得ません。それでも今の相場が金融相場であることを理解すれば、こんなところで終わらないとわかるでしょう。最終的には500円位まで上昇しないことには、株式市場の復活もありません。


GCAサヴィアンG(2174)
103500円→88000円(19営業日保有 下落率15.0%)
これが今月の癌。先月異常に強かった反動が出ました。相変わらずよくわからない動き。3月はよく厚い板が出る88000円でどうしても終わらせたかった見たいで、また誰かさんの自作自演な動きが出ていました。もうこの辺りの動きが止まない限り、胡散臭すぎてなかなか個人投資家も寄ってこないでしょうね。


オリエンタルランド(4661)
8390円→8800円(16営業日保有 上昇率4.9%)
優待狙いの買いでラストスパート。結果的には例年通り、優待の権利分を取っても十分その後も上がっていきました。足下為替が円高に振れる中で再度内需株の循環物色が起こっている格好で、何とか9000円まで目指せるか。とりあえずこちらはこれで終了としました。


帝人(3401)
270円→290円(13営業日保有 上昇率7.4%)
同じく炭素繊維を扱う東レ(3402)も含めて増産合戦が起こっており、業界を取り巻く環境がかなり改善していることが株高を誘因。結果、出遅れ修正があると踏んだ同社も、予定通りジワジワと上昇して無事目標株価到達となりました。その後は軟化していますから、大体良いところで利食えたと思います。


シャープ(6753)
569円→608円(18営業日保有 上昇率6.9%)
これだけ日々株価が下落して催促相場になっていたので、さすがにそろそろ何らかの材料が出るだろうと思っていたのですが、台湾の鴻海グループとの資本・業務提携という予想以上の材料を出してくれたお陰で、出遅れ感を一気に解消してくれました。

ただ目標としていた620円にわずか1円届かず。残念ながら29日の引け値で売却となりました。前日のPTSでは楽に650円を超えていたので実際にはそこで売却できたのですが、ブログのルール上致し方ありません。まあ損切りにならずに済んだだけ由としましょう。


コンドーテック(7438)
3/3より 557円→625円(19営業日保有 上昇率12.2%)
有料メルマガで先行配信後、まだ上昇の余地が大きかったのでこちらでもエントリーとしました。その後やはり着実な足取りで上昇継続。25日線を割る気配もなく、金曜も上値で蓋をされていた620円を突破してきました。

商いは薄めの銘柄ですが、ゆっくりした上昇が続いているのでいくらでも仕込むチャンスがあります。円安がやや一服している中で、内需株の循環物色が再度続いていることからも、このまま好回転が続いて目標株価800円達成は日に日に現実味を帯びていっています。上がるべくして上がっている株。


任天堂(7974)
3/7より 11300円→12690円(11営業日保有 上昇率12.3%)
大底を打って反転し、リバ狙いでエントリー。なかなかベストタイミングでのエントリーとなり、そして売りタイミングも良かったと思います。足下は円安一服で調整気味ですが、歴史的大底は1万円割れで打ったと判断。もう少し落ち着いてきた頃に再度エントリーしたいと思います。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.23(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 3/2終値 9777円→10083円(19営業日 上昇率3.1%) 0.16(%/営業日) 

TOPIX 3/2終値 837→854(19営業日 上昇率2.0%) 0.11(%/営業日)

今月もベンチマークに勝利!今月は母の入院でバタバタして全然ブログを更新できず、ベストの売買タイミングを逃してばかりでしたが、その割にはしっかりと取れたと思います。4月も前半はなかなか更新が思うようにいかないと思いますが、何とか乗り越えていきたいと思います。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数392.0ポイント
となりました。一気の400ポイント乗せまではいきませんでしたが、来月には十分達成可能でしょう。


さて4月の相場見通しですが、目先は「中立」としています。もう少しだけ上値余地はあると思いますが、基本的にはドンドン上を買っていくような場面でも無いでしょう。

金曜のNYはダウ、S&P共に消費者信頼感指数を好感して堅調でしたが、NASDAQApple株が600ドルを割り込んだこともあってマイナスに転じました。それを受けて日経平均先物も10190円と100円程上の水準で終わっています。

ただ明日の日曜に中国の製造業PMIが出ます。最近は中国のハードランディング懸念が上海株などを圧迫し、関連銘柄の売り要因となっていますから、注目の指標です。そしてこれをまず一番最初に織り込むのが、週明けの日本ということになります。加えて、2日は寄り前に日銀短観が発表されます。

この二つの指標がもし悪いようだと、この先物のアドバンテージも一気に消し去る可能性があります。一方で逆に強含む可能性もあり、もし27日の高値10255円を上抜いてくるようであれば、戦後の月別パフォーマンスが1月に次いで2番目に高い4月に期待しても良さそうです。

4月は「2日新甫は荒れる」の格言通り、ちょっと上下の振れが気になる月とも言えるでしょう。特に来週はその他にもアメリカで3月ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数など、重要なイベントが目白押しです。

また、来週末はNY市場がお休みなのですが、そこで雇用統計が出ます。つまりこれも影響を織り込むのはまず週明けの日本からということになります。ですから、単に「2日新甫」のアノマリーではなく、荒れるべくして荒れる要素がある並びになっています。

やはりこれらの指標がどう出てくるかに因ってくるので、やや逃げ口上として今の投資判断を「中立」としています。それでも21日に「中立」としてからほぼ横ばい圏で推移しているので、気迷いが生じているのは私だけでは無いようです。

株価的にも1万円前半辺りが居心地が良いようです。その結果過熱感もほぐされて煮詰まり感も出ていますから、そろそろ上下どちらかに方向性が出てもおかしくないでしょう。ただしどちらに転んでも、4月中に目先の天井を打つ形になってくると思います。

気になるのは外国人の売り越し姿勢。投資主体別売買動向によると、先週は外国人投資家が一転大幅な売り越しに転じ、個人投資家が買い越しに転じてきました。特に外国人投資家は12月最終週から約3ヶ月間ずっと買ってきた相場の牽引役ですから、これはちょっと無視できません。

今の相場の6割以上は外国人の売買であり、個人投資家は逆バリ好き。となると、目先はしばらく軟調な展開が予想されます。

背景にあるのはアメリカの「Sell in May」。つまり「5月に売れ」の格言です。何故5月に下がるかは、アメリカでは昨年分の税還付が入る春先は株式への資金流入が増加し株価が上昇しやすいため、1月〜4月までが高いことの反動とも言われています。

実際に去年、一昨年と5月は鬼門になっていて、GW明けには欧州危機が浮上したことから、株価が軟化していっています。穿った見方をすれば「Sell in May」の格言に合わせて欧州危機を発現させた、のかも知れません。

アメリカも一生懸命頑張っていますが、チャート的にはやや苦しさも垣間見えています。NASDAQは良いとして、ダウとS&Pの方は下値支持線(それぞれ11月、12月、3月の安値を結んだもの)での正念場です。

前回「TOPIXはまだ震災前の水準に戻っていない」「アメリカのチャートは良い形になっている」の二点からまだ上値余地があるとし、一方で「一部先行して上昇していた業種にチャートの崩れが見受けられるため、特に225に採用されているような金融系・不動産系の大型株は避ける」としました。

と考えると、実は前回述べた「一部先行して上昇していた・・・」のくだりとピタリと符号してきます。つまり、外国人投資家が大好きな金融系・不動産系の大型株は先週から売られているのです。この動きは一度転じてくると、それなりに継続しそうな気がします。

ただ、外国人の日本株組み入れが終わったわけではありません。またヨーロッパ、新興国の株が買いやすくなったわけでもありません。ですから、これで外国人買いが終わってしまったと見るのは明らかに時期尚早でしょう。やがて買い戻しが入りますから、この先2ヶ月も3ヶ月も売り越しが続くようなことは無いと思います。

結論として「もう少し上がったところで、一旦株価は踊り場を迎える。4月下旬から本格化する決算で来期見通しが示されたところで、V字回復期待が高まるかどうかに注目」という感じでしょうか。足下円安に転じてきていることで、あらかたのV字回復期待は織り込まれていると見るべきで、それを更に上回れるかどうかが焦点です。

なので目先は個人投資家が買ってきているのであれば、個人投資家が好きそうな銘柄、特に新興市場や中小型株中心の物色を心がける必要がありそうです。場合によっては仕手っぽいのもアリでしょう。

特に新興市場は度々繰り返しているように出遅れ感が全然強いので、個人投資家の買いを集めやすいと思います。金曜もJASDAQ・マザーズは強く、値上がり率ランキング上位は何となく懐かしいような顔ぶれが並びました。

つまりは上値追いの動きよりは、出遅れ感やリバウンドを狙った買いが強かったということです。新興市場も交えた循環物色を繰り返しながら、上手く資金が回って好需給を生み出す環境にあると見ています。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。