KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

12月の成績発表

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(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

以下直近1ヶ月程度で挙げたものの一例です
(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)
★12/12 ファーマフーズ(2929)      31400円→36000円  上昇率14.6%
★12/7  日建工学(9767)         88円→98円      上昇率11.4%
★11/30 アクセルマーク(3624)      44200円→50000円  上昇率13.1%
★11/25 ニューフレアテクノロジー(6256) 270000円→305000円 上昇率13.0%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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今日は12月の成績発表です。12月は欧州不安が収まらない中で、また上値の重い展開となった月でした。そんな中で私のポートフォリオはどうだったでしょうか?早速検証してみましょう。


買い銘柄

ソネットエンタテインメント(3789)
290300円→280100円(19営業日保有 下落率3.5%)
全体相場が軟化する中で同社も下落には抗えず。子会社エムスリー(2413)やDeNA(2432)の調整が止まない中で、同社も売られる展開となりました。テクニカル的にはまだ底打ちの確認ができず、25日線を回復して横ばいとなることがまず第一目標。

さて毎回恒例の同社持ち株で評価した1株辺りの価値は56.5万円。現値水準との乖離は大きく、倍以上の上値余地があります。ただ最近行動経済学の本を読んで、どうもこの乖離は株価のアービトラージにほとんど効果が無いとあって、ちょっと思い直すことにしました。実際に上場直後の急落から今までの間、ほとんど解消の動きもありません。

一応、同社の本業も着実に伸びていますし、エムスリーも絶好調ですからポートフォリオから外す理由も無いのですが、この持ち株評価分加味して考えるのは来年から止めようと思います。


みずほFG(8411)
102円→104円(19営業日保有 上昇率2.0%)
引き続き欧州不安から振り回された銀行株でしたが、最悪期自体は脱した感。年末は投信設定の実需買いに何とか支えられました。来年は間違いなく日本も株価も復興の年。その際どちらにも必要なのが銀行の力。いよいよ長期低迷からの上放れとなってくるのは間違い無いでしょう。


ロート製薬(4527)
966円→989円(19営業日保有 上昇率2.4%)
マーケット全体が弱い中で、ディフェンシブ銘柄としては横ばい推移でした。ただ引き続き1000円割れの株価水準に違和感。大納会では少し頑張って、終値ベースで10/6以来の高値を付けてきました。MACDの好転や遅行線の上放れなどから、年明け早々の値動きに期待。


GCAサヴィアンG(2174)
84400円→78500円(19営業日保有 下落率7.0%)
M&Aの好調が当たり前となってきた昨今、株価にはほとんど反応が無くなってきました。ただ業績に関しては何とか会社計画が達成できる見込みが出てきたことでホッと一息。株価は下落トレンド継続が続き、上値を抑える売り板がなかなか消えてくれませんが、これが外れた時に大きな爆発力を持って上昇するでしょう。それまでの我慢。


デジタルガレージ(4819)
250300円→222900円(19営業日保有 下落率10.9%)
公募価格に上値を抑えられるとその後はダダ下がり。新興市場が比較的しっかりしている中で逆行安となっています。外国人持ち株比率の高さもこの相場環境ではマイナスでした。アメリカでIPOの環境が悪くなっていることも、Twitter上場に向けた動きを後退させる要因に。

テクニカル的にも215000円を再度割り込むようだと下値支持線を割り込んでくるため、損切りを考えないといけません。業績は悪くないので地合の好転に期待を繋ぎます。


ソニー(6758)
1395円→1382円(19営業日保有 下落率0.9%)
なかなか収まらないユーロ安に四苦八苦が続きますが、意外に値持ちが良い感じです。大納会でも三菱UFJの格下げがありましたが、気合いの続伸。

来期のV字回復に向けてサムスンとの液晶パネル合弁も解消。オリンパス(7733)支援の話も出てきて、将来の道筋が少しずつ見え始めているところです。日本株復活の旗頭になることを期待。


SBIHD(8473)
6370円→5640円(19営業日保有 下落率11.5%)
金融危機収束とはなかなかいかず、特に証券部門の不振が痛いところ。株式市場は売買高も膨らまず、同社の足を引っ張ります。直近では証券株の値下がりが目立ち、大納会も業種別値下がり1位でした。それでもやはりここからの金融相場復活を想定すると、総合金融会社の同社の値上がりが大きくなると思います。ここからでしょう。


オリエンタルランド(4661)
8080円→8130円(19営業日保有 上昇率0.6%)
ある種のディフェンシブ銘柄で、ほとんど横ばいの状態が続きました。ただテクニカル的には一目均衡表で遅行線が実線を上回るタイミングに近づいてきました。ストキャスも好転していることから、年初来高値更新の動きに発展していくものと見ています。新春相場に期待。


船井電機(6839)
12/5より 1726円→1851円(18営業日保有 上昇率7.2%)
アメリカ景気の回復期待、クリスマス商戦好調からエントリー。ただクリスマス商戦では上得意のウォルマートの売上が伸びたというよりはネット販売の伸びが目立ち、思った程の恩恵は無かった感じ。それでも相場全体の底打ち感や、テクニカル的な要因から上放れの動きも出てきました。為替の円安反転にも期待して、やはり来年の動きに期待。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
-0.13(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 12/2終値 8643円→8455円(19営業日 下落率2.2%) -0.12(%/営業日) 

TOPIX 12/2終値 744→728(19営業日 下落率2.2%) -0.11(%/営業日)

今月はベンチマークにわずかに負けてしまいました。ただ大納会の掉尾の一振で巻き返した銘柄も多かったため、回復は時間の問題なのだと思います。薄商い症状さえ何とかなれば、戻りは時間の問題でしょう。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数322.5ポイント
となりました。あぁ、ポートフォリオの方は残念ながら有終の美を飾れませんでした。12月はとにかく強気の買いと見ていた分、買いに偏重し過ぎたのが敗因なようです。


さて、今年の日経平均は18%の下落、バブル後最安値更新、商い低水準と散々な幕引きでした。大納会はショートカバーの買い戻しやドレッシング買いが入り、高くなる銘柄が目立って掉尾の一振とはなりましたが、出来高は勿論低調。まだ安心はできません。

それでも来年の相場見通しに関しては、引き続き圧倒的な強気に見ています。とりあえず年初もしばらくは閑散相場が続くことが想定され、海外マーケット、特にアメリカ市場の写真相場継続と見ます。

そんな中で大切なのは日本がお休みの間の海外マーケットの動き。チャート的にアメリカ市場は下値抵抗線を割り込まずに反発に転じており、何とか大統領選前の株高アノマリーも強引に達成できそうな雰囲気。この流れで順調に上値追いが続くものと思います。

今回の年末年始は辛うじてアメリカと市場のお休みが重ならないのが1月3日のみ。その3日にISM製造業景況指数などが出ますが、とりあえず市場のトレンドを変える程のインパクトはなさそうです。

ただ、新年になったということで、改めて売り方が売り仕掛けてくる動きに対してのみ注意が必要です。商いが薄いのは日本市場だけでなく、海外もリスクオフの動きやヘッジファンドの減少などから商いが薄くなっています。

そしてそれは株式市場だけでなく為替市場も。逆に厚みを増しているのは債券市場でしょうか。ただ売り仕掛けはあくまで売り仕掛けに終わり、トレンドを大きく変えるようなものには成り得ません。既に大きな混乱を通過した世界の市場に二番底は無いと思います。ここから更に悲嘆にくれるような国民性は、少なくとも西洋人は持ち合わせていないでしょう。

私はこのまま海外マーケットの落ち着きに合わせて、大体第三四半期決算が出揃う2月後半くらいまでは順調に上値追いの流れが続くと思います。3月・4月はちょっと需給の緩む場面が出るかも知れませんが、一年を通じて基本的には右肩上がり。大きく上がりはしないものの、少しずつジワジワ上がっていく相場を予想します。

その根拠の最たるものは、前回も書きましたが為替の円安トレンド転換と見ています。詳細はまたタイミングが近づいたら書きますが、テクニカル的にも歴史的なターニングポイントが近い感じです(少なくともドル円に関しては)。

そして次第に海外マネーが日本に還流することで、03年安値からの大復活相場に類似するような株価の上昇を期待します。ただ当時のような大相場までは期待し辛いというのが正直なところ。

実現するには二つ条件があってアメリカQE3の実行と、日本に強力なリーダーシップをもった首相が登場することでしょう。前者はともかくとして、後者は今の時点で候補者が思い浮かばない以上、なかなか難しいでしょう。

ちなみに年末ということで辰巳天井論がよく言われますが、私は今回ばかりは当てはまらないと思います。何故ならウサギは跳ねませんでしたから、天井のタイミングも後ズレするでしょう。

話をより目先のものにすると、薄商い継続の中で1月は引き続き仕手株、低位株物色の流れが続くでしょう。その他新興市場株などの値動きの良い銘柄に集中するものと思います。

来年の注目セクターとして、最近色々な人の話を聞いていると一様に「介護」がキーワードとして挙がっています。年初来高値更新銘柄を眺めると、それを受けてかベッド関連銘柄を含めたこれらのセクターの銘柄が確かに目立ちます。

介護というのは特に目新しい材料も無い中で、何となく消去法的な気がして、私はちょっと懐疑的です。介護環境は確かに拡大していく食いっぱぐれのない事業ですが、特段参入障壁も高くありません。もし本当に儲かるのであればこぞって色々な企業が参入し、競争が激化するでしょう。

あと全く余談。年末なので国内外で来年サプライズ予想が流行っていますが、私は「富士山の噴火」を挙げておきましょう。昨年の震災から、富士山の噴火に繋がる可能性は0ではないと見ています。もしそうなったら火山灰で大変ですから、無論当たらないことを祈ります。

今年も残すところあと1日となりました。とにかくロクでもない年でしたが、来年こそは良い年になるでしょう。そして我々投資家の手で、良い年に変えていきましょう。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。