KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

8月の成績発表

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今日は8月の成績発表です。8月は7月から一転、目立った買い材料の無いまま、薄商いの中で日経平均を先導にスルスルと上がっていきました。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

ソネットエンタテインメント(3789)
324500円→566000円(8営業日保有 上昇率74.4%)

親会社ソニー(6758)によるTOBでゴール。長きに渡って当ブログのポートフォリオ銘柄最長老として君臨してきましたが、ようやく最後に大きな利益をあげて終えてくれました。やはり株式投資は割安銘柄に投資していれば間違いが無い、という証明でしょう。ただ市場に評価されずに放置されていた、という事実は残念です。もっとまともな相場になることを期待。


みずほFG(8411)
131円→126円(20営業日保有 下落率3.8%)

先月の成績発表の際に「130円を超えてくると、次の増資懸念が台頭してくるため、積極的には上値が追い辛くなりそう。8月に上放れる可能性は残念ながら小さそう」としました。幸か不幸かその通りの動きになったと思います。

ここを上回れるかどうかは、各国の金融政策が実際に緩和に動くか、市場全体の出来高が増えて株価が上向くかがカギ。実は前者が後者の必要条件になっている感じもありますが、少なくとも現状の状態では上放れようもありません。ですから9月中旬までに出揃う各国の金融政策が銀行株浮上のカギを握っていると思われ、それまでは現在維持が続くものと思われます。


GCAサヴィアンG(2174)
70300円→78500円(20営業日保有 上昇率11.7%)

ダイキン(6367)のグッドマン買収に関する巨額案件のFAをメリルリンチと共同で勤めることになったことで29日に急騰。その翌日には同社特有の反動安になったものの、このタイミングで東証1部昇格が決定。それを受けて31日は再度大幅反発となりました。

ただ結果やはり陰線に。信用銘柄で浮動株比率が小さく、特に長期下落トレンド下ですから高寄りしやすい体質なんですよね。チャート的には大きな陰線が二つ並んで、上値に大きなしこりを残した形。一体これから誰が買うのか、というような荒んだチャートになってしまいました。

それでも75日線が上向いて、200日線もとりあえず上回ってきたことで、トレンド転換にもう一押し感が出ています。明確に長期トレンドが転換するには85000円を超えることが条件ですが、再来月にかけてTOPIX連動の実需買いが少しずつ入ってくること、大型案件獲得による上方修正期待なども高まってきたことなどもあり、押し目はチャンスと見ています。

この辺りは期待に近い推測ですが、東証1部上場がこのタイミングで決まったのであれば、売上100億円超えを今期も達成できる見込みが強まったからではないかと思います。また1部上場というネームバリューを獲得できたのも、今後の営業的な強みになるでしょう。1部昇格と同時に売出を懸念していた分、素直な買い材料に繋がって良かったと思います。


NEC(6701)
110円→112円(20営業日保有 上昇率1.8%)

こちらも先月「チャートや信用買い残の多さなどを見ても、8月はもう少し緩やかな下落トレンドが続く」とした通りの動きに。ただ、既に十分割安圏に入っていましたから、ほぼ横ばい。「買い場は100円前後」としましたが、安値は105円までに止まりました。

で、私は29日に「鴻海への特許売却、ルネサス(6723)のKKRによる買収といった好材料」で急騰したところで、上昇転換のスイッチは入ったと思います。地合や一目均衡表の雲のせいで一旦は跳ね返されましたが、ここから持ち合い上放れと見ています。シャープ(6753)相場が終わったので、次はこちらでしょう。


任天堂(7974)
8310円→8760円(20営業日保有 上昇率5.4%)

こちらも8月は上値の重い展開が続くと見ていましたが、良い方向に予想は外れて少しずつ下値を切り上げてきました。例年円高が進行する8月が、思ったほど円高にならなかったことで見直し買いが。また、東証による大証(8697)のTOBが成立したことで、大証主力銘柄に各指数採用の思惑が働いていることも追い風。その動きもいよいよ本格化してくるでしょう。


マネックスG(8698)
12510円→13670円(20営業日保有 上昇率9.3%)

本当は30日に利食い終了にしようと思っていたのですが、バタバタしてブログを更新できなかったものですから、自動継続になってしまいました。まあ今更何を言っても後出しじゃんけんですが。

この銘柄も目標まで行っていないですし悪くないのですが、証券株の中で先んじて十分上がってしまったので、SBIHD(8473)とかに乗り換えようかと。今はFACTA報道でボコボコに下がっていますが、市場もいい加減慣れてきたので、一旦上がると思います。まあ今回は縁がなかったということで、もう少しマネックスに付き合いつつ、次の売り場を探してみます。


丸紅(8002)
512円→502円(20営業日保有 下落率2.0%)

世界の穀倉地帯の干ばつ被害拡大から穀物の商品価格は高値圏推移。穀物首位を見込む商社に期待しましたが、ガビロンの買収にもう少し時間を要するということでアテが外れてしまいました。

景気敏感株としての商社株の位置付けが、配当利回りの高さやPERの低さという魅力分以上にネガティブに働いた格好。やはり指標が正当に評価される流動性のある地合が戻ってこないと厳しそうです。


ソフトクリエイト(3371)
8/4より 1167円→1246円(20営業日保有 上昇率6.8%)

以前にもソネットと並んで長いこと取り上げていましたが、今第一四半期決算期の特徴として、SI(システムインテグレーション)系の企業の業績が良かったこと、無論同社も良かったこと、また地合が悪い中でも震災後のレンジ相場の上限に付けていたことから再エントリーとしました。

特に同社の場合は優待も併せた利回りが高いことから、権利落ち1ヶ月半前から上昇するという特性は嫌という程知っていましたから、1242円という売出価格は今回の上昇で上抜くことができる、そして上抜いたら上値が一気に軽くなる、と見ました。

結果、とりあえず突破に成功。震災後の高値を連日更新してきています。来週からは一段と上値が軽くなって、上昇のペースも早まるものと見ています。流動性が少ない銘柄ですが、これでも足下は増えてきた方。日本広しと言えど、ソフトクリエイトにここまで言及するブログは無いと思うので、変な使命感を持って注目していきます。


キャノンMJ(8060)
8/11より 1084円→1079円(15営業日保有 下落率0.5%)

上述のようにソネットがTOBで終わってしまったため、次の親子上場解消期待銘柄として同社に白羽の矢を立ててみました。それでなくても業績も良いので、十分上昇期待があります。時間はかかりそうですが、気長に見守っていきます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.46(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただ、今回はソネットに関してルール通り8営業日で計算すると大きな上昇バイアスがかかってしまうので、成績を保守的に見積もるために20営業日で計算しています。一方で、短期に下落したキャノンMJはそのまま15営業日で計算。もしソネット分を通常通り計算すると0.95%/営業日という数字になります。


ちなみにその間
日経平均 8/3終値 8555円→8839円(20営業日 上昇率3.3%) 0.16(%/営業日) 

TOPIX 8/3終値 723→731(20営業日 上昇率1.1%) 0.06(%/営業日)

今月はベンチマークに大勝利!マイナス銘柄も少なく小幅に止まり、全般的に調子の良かった月でした。中でもやはりソネットのTOBGCAの急騰が光りました。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数376.2ポイント
となりました。過去最高値の378ポイントにわずかに届かず。ちなみにもし上述のようにソネット分を通常通り計算していれば414.6ポイントとなり、過去最高を大きく更新に。開始以後丁度7年目になりますが、資産が4倍化したことを意味します。今までも保守的に算出してきましたし、リーマンショックなどがありながらも、なかなかの成績だと自負しております。


さて、9月の相場展望に関してですが、とりあえず前半は引き続き薄商いの凪状態が続くものと見ています。金曜のNYは乱高下の末に反発。注目のバーナンキ議長のジャクソンホールでの講演では「必要に応じて追加刺激策を出す」と、事前予想通りのリップサービス。それを受けて一旦は値を消したものの、その後切り返してきました。

個人的には案外反応は限定的に止まると見ていましたが、それなりに反応があった感触です。しかしそれは3日にアメリカ市場がお休みなことから、急いで判断して市場に織り込まないといけなかったこと、市場の商いが薄かったことで値が振れやすかったことが主因と見ています。

なので、やはりこのイベントを終えたからといって、来週から突然出来高が増えて市場が盛り上がる・・・ということもなさそうです。むしろ上述のように3日は海外がお休みですから、一段と出来高が細る可能性もあります。

なので、来週は木曜にECBによる金融政策の発表が、金曜には雇用統計が控えていますから、恐らく木曜まではまた薄商いが続きそうです。再来週にはFOMCが、メジャーSQが、と更にイベントが続きますから、その辺りから少しずつ盛り上がってくるのではないかと見ています。

上下どちらに動くかはその辺りのイベントに因ってきますから、明確な判断はそれまで保留しておきます。それまでは日経平均9000円を挟んだ横ばい推移が妥当だと思います。

いずれにしてもここまで商いが薄かったことから、動き出したらかなり大きな幅が出ると思います。それが「3日新甫」の9月相場の怖さ。なので、私は9月前半の動きが2ヶ月ほどの相場の流れを決めてしまう勢いがあるのではないか、と見ています。アメリカ大統領選挙がありますから、11月以降はまた別の動きが出ると思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。