KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

15日の株式市況と相場概況

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日経平均は金曜反発。前日のNYはバーナンキさんがQE3発言の火消しで反落。前の日の発言によって商品市況が上昇してしまったことに対する打ち消しですが、株式市場も上昇した分の利益確定売りが入りました。ただ引けに出たGoogleの好決算により、Googleは時間外で10%以上の急騰。

それを受けた日経平均は寄り付きこそ下げて始まりましたが、すぐに切り返す動き。為替が昨日よりは円安に向かったことも下支えに、内需株中心に買われました。ただ欧州のストレステストの結果を見極めたいという動きや、3連休を控えて様子見ムードが強く、商いは14億株と閑散。

投資判断は「中立」。日経平均はドルベースでは円高の影響もあって、震災前の水準を回復してきました。これを海外投資家はどう見るか、というところですが、海外投資家と言っても最近存在感を増しているのはアジア系の外国人。今までほどドルベースの日経平均は意識されないのではないでしょうか。

そして金曜の海外市場は堅調でした。2桁の不合格が出ると言われていた欧州のストレステストは8行の不合格で落ち着き。またギリシャの銀行も結果公表前に資本増強策を発表するところが相次いで、無難に通過してきました。

またアメリカの方は本格的な決算発表シーズンに突入し、各社比較的好調な滑り出しを見せています。テクニカル的には短期下落トレンドが落ち着いたようには見えませんが、ダウで12400ドル辺りに抵抗線がありますから、今回の決算シーズンがこのまま推移して下げ止まりが確認できるのであれば、ダウは更に強含んで高値を抜いてくる動きになるでしょう。これはその他の指標にも同様に当てはまることだと思います。

一方、日本の方は前回も書いたように、私は金曜はもう少し調整して9900円前後で落ち着くのであれば、来週からは無条件で強気に見ていけると見ていました。なのに金曜は少し背伸びをしたかなという印象です。

とりあえず月曜の海外市場の動きを見て来週の日本株の動きを判断したいですが、イメージとしては引き続き底堅さを見せる一方で上値が重いという、今までのパターンの踏襲でしょうか。

なお、プロ向け市場の東証AIM市場に鳴り物入りで登場した第一号IPO、バイオベンチャーのメビオファーム(4580)は初日に売り殺到で売買不成立。新株発行を中止したにもかかわらず、売り56万株に対して買いがわずかに8000株という散々な結果でした。

我々はどちらにしても売買できないので、あくまで事業計画の表面上の数字を単純に見ただけですが、既に契約締結済みの案件での契約金収入などで来期以降は黒字見通しの利益成長を続けるとのこと。一見悪くないように映りますが、「プロ」の方々は実現性に懐疑的と見ているということでしょうか。

まあバイオベンチャーなんて上場から上がる銘柄はまずありませんから、程度の差こそあれ特段驚く話でもないですが、これでこの市場の先行きもさっぱりな感じですね。今後のIPOは東証がまた営業を一生懸命頑張らないと、後が続かなさそうです。まあ個人投資家である我々にしてみれば、AIMに上場するくらいなら一般市場に上場してもらいたいですが。

新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。Googleの好決算を受けてネット関連株は堅調に推移したものの、直近賑わった省電力・代替エネルギー関連銘柄が売られてマザーズの方は安くなりました。

この辺りはしょうがない感じですが、来週は4日立ち会いということもあって、上述のように東証1部銘柄の方が高値安定・小動き・薄商いの形で推移するのであれば、個人投資家としては大して面白くありませんから、値動きの軽い新興市場に資金が回ってくる、という形になるでしょう。なので、引き続き来週も新興市場を強気に見ていきます。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。引き続き自律反発の動きが継続しました。子会社のエムスリー(2413)やDeNA(2432)の株価が堅調に推移していることで、同社の保有株の評価額もウナギ登りというところも支援材料に。終値ベースでは年初来高値を付けた6/22以来の高値。需給はすこぶる良いと言えます。

みずほFG(8411)は続落。前回まで言っていたように、この辺りまでの調整は予定通り。そして来週からはいよいよ反転にでる時期だと思っています。というのもテクニカル的に75日線、25日線に達し、実際に130円割れ水準で底堅くなってきました。

またアメリカの金融株の決算が始まり、先だって発表したシティは好決算を出してきました。欧州ストレステストも無事通過しましたし、海外金融株の落ち着きが次第に日本の金融株にも波及してくると思います。

国債格下げ問題もこれで大体一巡しましたし、ここからは金融株を買っていくべき局面になってくると思います。指数が上昇している中で内需株は上がっているにもかかわらず、金融株の出遅れ感が強く、総じて強気で見ていくべきタイミングが到来したと見ます。来週は金融株に注目です。

ジャックス(8584)軟調。ただテクニカル的には一層煮詰まり感が出て、下からの25日線と上からの5日線に挟まれた格好。上述のように金融株が上昇してくると、感応度の高い銀行系その他金融株は大きく上昇すると見ています。来週からの動きに期待。


【注目銘柄】
ベスト電器(8175)は大幅高で続伸。家電エコポイントが冬に復活と伝わると、足下好調な家電量販店株を押し上げる動きとなりました。この他にも連日の高値更新銘柄であるビックカメラ(3048)、エディオン(2730)といった、足下絶好調の家電量販店株を更に勢い付かせることになりました。

株式的には好需給もあって、相場の雰囲気が外需株の上昇に転じるまでもうしばらく上昇トレンドが続きそうですが、実際に業績に与える影響は限定的とも思います。結局は魅力的な家電が出てこないと、買い換えサイクルには限界がありますし、例えばLEDなんて商品寿命が長いですから、液晶テレビのような陳腐化が一気に起こると思います。

この辺りはメーカーサイドに頑張ってもらうしかないですが、家電量販店は出店範囲も限界に近づいていますから、M&Aや海外進出など新たな方策を出さない限りは成長余力も小さいでしょう。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。