KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は続落。前日のNYはお休みでしたが、EUの中心であるドイツはギリシャ債務危機の再燃から5%超の暴落に。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ為替が比較的円安に振れたこと、日銀のETF買いも期待される状況で、前場段階の下げはマイルドでした。

ところが後場に日銀の買い観測がなされると、逆に出尽くしから一段売られる流れになって直近安値8600円を割り込む展開に。引けにかけて反発力も乏しく、ほぼ安値圏で引けました。

投資判断は「中立」。引き続き寄り前の外資系証券の注文動向では売り越しが続き、27営業日連続となりました。前回「上値の重い状態が続く一方で大きな下押しは当面見込まず、目先は9000円前後での推移」としましたが、残念ながら海外要因の悪化から大きく下押す形になってしまいました。

ここからは今朝方配信した有料メルマガからの抜粋です。手抜きですみません。
「個人的に感じるのは今更ですが欧州・アメリカ株は買えないということです。こんな不安定な状態の中で火中の栗を拾いに行くわけにもいかず、2番底懸念が完全に拭いきれないうちは、リバウンドに賭ける程度の小口買いしか見込めず、腰の据わった本格反騰は何らかの政策が出ない限り難しいです。

ではその政策は、というと、残念ながら欧米共にこのような状況下で、大胆な財政策も打てそうにありません。リーマンショック時のように各国揃って金融緩和という手を打つ余地もありません。むしろ引き締めに動きたい欧米の金融当局の姿勢を180度株高政策のために変える、というほど、彼らは株式市場が好きなわけでもありません。彼らにとっては債権市場の方が大切で、国債が売られるという事態だけは何とか阻止したいと考えるでしょう。

では新興国は、というと、確かにブラジルなどは利下げに転じてきたように、まだ財政政策・経済対策の余地があります。新興国の中でも中国はまだ引き締めに躍起で温度差はありますが、まだ財政的に余裕があり、打つ手の選択肢がある分は未来があります。

しかしながら、新興国に入るマネーの出所は先進国です。また、新興国の時価総額はまだまだ先進国のそれに比べると小さく、資金の流れが少し滞るだけで急落するリスクも孕んでいますから、やはり積極的に買うわけにはいきません。

実はそうやって消去法的に考えると、一番買えるのは日本株ではないかという結論に辿り着きました。少なくとも日本は「震災復興」という大義名分があり、そのための借金の余地も残されていますし、多少の無理は許される地合になっています。まさにピンチをチャンスに、というところでもあります。

そこをモタモタしていた菅政権は終わり、野田政権も正直どこまで本気の経済対策ができるかは未知数ですが、少なくとも現在は投資家の期待を最も高めることができる状態にあります。何故なら組閣したばかりですから。支持率も60%程度であり、前政権発足時よりも高いところから始まりました。前政権の評判が悪くハードルが低いので、多少の失策を受け入れられるだけの素地もあります。丁度森内閣の後を継いだ小泉内閣・・・に比べると派手さはありませんが、TPPの加盟など、色々頑張って実現してもらいたいものです。

そんなわけで、世界の株式市場で一番買いやすいのが日本株と考えると、あとは買いのタイミングですが、個人的には次のメジャーSQ後あたりが一つのターニングポイントになると考えています。一つは震災から丁度半年が経過すること。3.11はメジャーSQの日でした。あれから半年が経過して、信用期日到来という一つの需給の変化点を迎えます。

為替に関しては例年9月のSQ前後で一旦円高が止まりますが、残念ながらリバウンドは短く、9/20辺りからまた円高に向かい始めます。そして10月中旬辺りまで円高となった後にようやく3ヶ月程度の円安サイクルになりますから、本格的な上昇は10月に入ってからになるかも知れません。

なのでトータルで考えると、とりあえず今週いっぱいは海外市場と同じような全体的に弱い値動きとなるけれども、その後は少しずつ欧米株式市場からアウトパフォームするような相場になると見ています。そして10月〜12月の最後の四半期は、先進国の中で一番上昇率が高くなるのが日本株である、というシナリオを想定しています。今冬は節電の必要がなさそうという観測も挙がっており、一つの不安材料は消えつつあります。ですから、もう少しすれば本格的な絶好の買い場がやってくると考えています」

ギリシャに関しては、だらしなさに対してEU各国が辟易するのもわかります。国民を納得させるのにも一苦労でしょう。しかしEUで統合を決めたのも、仕組みを整えたのも、資金をそこにつぎ込んだのもEU各国ですから、単にギリシャ一国の責任ではなく、各国がやはり見合った分ずつ負うべきでしょう。

いずれにしても簡単に見捨てることはできません。でないと、既に昨日起こったように、ヨーロッパ各国の株が売られることになります。これが結局ギリシャの規律を緩めている一つの作用なのですが、ギリシャの一年ものの金利は遂に70%を超えて、露骨に破綻を織り込んだ水準となっています。それでも資金を出さなければいけないジレンマが、EU各国を苦しめています。

ギリシャ破綻となれば、リーマンショック並の下落が待ちかまえています。例えギリシャのGDPがヨーロッパの中で1%強に過ぎず、北海道一つ分と同程度としても「破綻させた」という事実が重くのしかかるのです。アメリカで4番目の証券会社リーマンを破綻させただけで、世界が大混乱に陥ったことからもそれは明らかです。

ですから9/12以降の予算案を確認後、結局はギリシャは救済されるでしょう。それは丁度先月のアメリカ議会でのやりとりとほぼ同じことの繰り返しで、一応簡単に救済しないという姿勢を見せておこうという関係諸機関の駆け引きが、ひいては世界各国の迷惑に繋がっているわけです。一種それぞれの国民を納得させるためのパフォーマンスと言えるかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は続落。本日は日経で「中小のアプリ開発業者を対象にしたクラウドサービス提供の開始」と報じられましたが反応薄。一昔前ならいざ知らず、今更クラウドも流行らないようです。

テクニカル的には一目均衡表の雲下限に辛うじて支えられている格好。ただパラボリックが暗転してきたことで、少し上値追いの動きにも翳りが出てきました。需給面ではまだ好回転が続いていますが、子会社エムスリー(2413)も同じような感じで、何か決定的な材料が欲しいところです。

みずほFG(8411)も続落。欧州金融株の下落を受けて、邦銀にもセットの売り圧力が。上場来安値と面合わせとなっています。

個人的には欧米の金融株に比べて安全性があり、上述のように相対的に日本株の安心感が確認されてくると、海外マネーの流入が期待できますが、現状未だに外国人投資家からの売り越しが続いている状態では、それは少し気が早い感じです。それでも水準的には十分買っていって良いゾーンだと見ています。

昨日寄り付きより売りポートフォリオ入れとなったゲンキー(2772)は続落。ポイントとした2000円を割り込んで第一関門突破。ただ安心するのは終値ベースで1936円を割り込んで、一目均衡表の雲に遅行線が入り込んでからの方が良いでしょう。終値ベースでは8/26とほぼ同水準で、需給は相当悪い印象を受けます。


【注目銘柄】
ウエストHD(1407)は大幅続落。こちらは先週金曜に売り銘柄として有料メルマガで取り上げ、順調に13%超の下落となりました。目標株価800円も目と鼻の先になってきたので、もうほとんど目標達成と言って良いでしょう。よって以下に取り上げ根拠を記します。

「▼ウエストHD(1407) JASDAQ 売買単位100株
936円 出来高360900株

9/2売値 935円〜950円
9/9までの買い戻し目標 800円

戸建て住宅販売から住宅リフォーム、更に太陽光パネル販売へと次々軸足を移し、今や売上の8割を太陽光発電のグリーンエネルギー事業が占める。ただ同分野で提携していたヤマダ電機(9831)がエス・バイ・エル(1919)を子飼い。同事業における同社との結びつきの薄弱化が懸念される。

業績的には市場で評価されるように太陽光パネル販売が好調なのは間違いない。ただ太陽光パネル販売は利幅が薄く、同社の売上に占めるウエイトが増せば増すほど利益率は低下する公算。昨日で終わった前期の増収増益は達成できたとして、今期は増収を果たしたとしても減益になる見通しが強い。

足下75日線を割り込んできたところで、一段の株価下落を見込みたい。テクニカル的には本日の下落で6月中旬〜7月中旬にかけてのもみ合い水準である1000円前後に滞留した価格帯出来高ゾーンを下抜け、23日の安値水準を割り込んで一段安を伺う展開に。パラボリックも暗転してきたことで、一目均衡表の雲の底割れ、遅行線の雲入りも確率が高まったものと捉えられる。その他MACDやストキャスも下落トレンドを示しており、短期・中期的にも下落トレンドの方向性に。

先日1:1.5分割を行ったことで、ここから一段の株主還元策が出てくる気配もなく、また端株分をまとめて引き受けたところの売りが発生する可能性もある。先日の新首相誕生の際の再生エネルギー法案通過によるご祝儀買いも不発だった。為替がやや円安に振れていることで相対的に高値圏を維持してきた内需株が売られる方向性もあり、上値は重くなるものと見る。

需給面では信用倍率は2倍台とさほど悪くはないものの、良い印象もない。しかし7/15や8/11の出来高が膨らんだ部分を含むそれぞれの価格帯を下回っていることで、上値のしこりは大きいと見るべき。PERは今期も同水準並の利益をあげるとしても10.4倍と妥当水準だが、PBRは4.8倍と割高水準に。財務面では改善が進んでおり負債は着実に減少しているが、最近の市場全体の平均から考えると、割高感が強く映る。

売値は本日の下落が大きかったので、一旦のリバウンドを想定して戻り待ちの売りで。950円としたいが、本日のNYが下落するようならば本日安値での売りも視野に935円〜950円の範囲で。目標株価は8/9安値、4月中旬〜5月中旬にかけてのもみ合い水準にあたる800円に(それぞれ分割考慮後の数字)。7/21、8/15、8/30の高値を結ぶ上値抵抗線を上抜けるまで、上値は重い流れが継続するものと見て、損切りはまずは1000円超えで」

アメリカでは太陽光パネルメーカーの3位が破綻、その他太陽電池メーカー2社も8月に破綻と、にわかにグリーンニューディール政策の失敗が現実化してきています。正直同社は単なる施工会社ですから、ここらの破綻は関係ないのですが、太陽光というものに対する過剰な期待がはげ落ちるきっかけは作ったような格好です。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。