KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

底堅く9000円は維持

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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は反落。前日のNYはギリシャ問題に進展が無い中で小幅高。それを受けた日経平均でしたが朝方から売りが先行。

ただ中国のCPIが予想を上回る上昇で金融緩和期待が遠のいた割にはアジア株が堅調だったこと、また円安に振れた為替にも下支えられ、後場には一時プラス圏に切り返す場面も。結局マイナスとはなったものの、明日のSQも睨んで引けで9000円台を維持。

一方でTOPIXの方は続伸となり、高値を更新。売買高は26億株と、丁度半年前以来の高水準。ただ売買代金は1.3兆円台とそれ程膨らまず、売買単価は500円割れと銀行株などの低位株に売買が集まった格好でした。

投資判断は「買い」。案の定底堅い動きが続いています。特に個別で見ると先高感の強い銘柄がまだ多い印象で、上値余地がありそうです。一方で息切れ感が感じられるようになってきた銘柄も少しずつ増えてはきています。

本日の値上がり率トップの業種が紙・パルプというところも、いよいよ出遅れていた銘柄がほとんど買い尽くされた印象に。紙パセクターの代表である日本製紙G本社(3893)の決算が好感されたとはいえ、円安に向いている中で同セクターが買われたというのはやや違和感を感じます。全面高という包括的な楽観論から、少し距離を置かないといけないようです。

また、引け後に発表された工作機械受注は昨年の好調から一転、6.3%の減少に転じてきてネガティブサプライズとなっています。特に日経平均への影響度合いの強いファナック(6954)が売られる形になれば、明日はSQでもありますし、9000円の重さが意識されてくるかも知れません。

とりあえず、ギリシャの債務削減問題が部分的に合意したという話もあって半歩進展しており、ユーロは少し安心感から買われている流れになっています。引き続き為替の支援もあって、明日も底堅い動きが見られると思います。

そして明日で決算のほとんどが出揃います。来週辺りからは流れが少し変わるかも知れません。


新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。特にマザーズ、JASDAQ共に主力株の上昇が目立ち、JASDAQ-TOP20やマザーズCore指数の上昇が大きく出ました。

マザーズ指数は出遅れ感から強くなってくるだろう、と思っていたのですが、日経JASDAQ平均も2日間まごついた後に反発に転じてきており、終値ベースでは高値更新。強いですね。こうなってくると、新興はいよいよマザーズ、JASDAQ含めた全面高になってくると思います。一部息切れ感が出てきた東証1部市場よりも注目しておくべきでしょう。

ちなみに東証2部指数は18連騰。全然反落するつもりはなさそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。以前より「126円までは早い」とした通り、126円にあっさり到達してきました。

まあ勢いがありますから余力でもう少しだけ上値追いの動きが続きそうですが、外国人投資家の買い越し額もやや細ってきている流れもあります。120円台後半からは少しずつ上値が重くなってきそうです。


ロート製薬(4527)は反落。引け後に第三四半期決算を発表。中国での販売増や高付加価値品の売れ行きが好調だったことから営業利益率の伸びは2桁に達し、通期見通しに対する営業利益進捗率が中間期の47%→84%に改善。通期見通しの上方修正も十分視野に入ってきました。

また長期保有株主に対する株主優待追加も合わせて発表。これはなかなか良い決算だったと思います。これから花粉症の季節を控えて、注目度は益々高まってくるものと思われます。


そして本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。帝人(3401)です。

ダケジャナイ帝人が作り出す炭素繊維は世界の2番手の規模で、液晶フィルムや医療用など幅広い分野で使われています。

3日に出した決算では通期見通しの下方修正を発表。主力の化成品事業において、PC向けの材料が大きく落ち込み、この部門だけで今回の下方修正要因の半分を占める打撃を受けました。

ただPCの売れ行きが不調ということは既に周知の事実となっていたことで、今回の下方修正も織り込み済み。昨今の下方修正銘柄ブームにも乗る形で、以後下値を切り上げての上昇となってきました。

テクニカル的には本日の続伸でMACDパラボリックが再好転し、一目均衡表でも雲からの脱出にとりあえず成功した形となっています。ただ遅行線の方はまだ雲の中ですから、まだ完全に上抜けたとは言えなそうでもあります。

それでも1月20日に窓を開けて上昇したところを着実に埋めての反発となっており、3日の陰線では商いも膨らんだことから、売りの一巡感は強く需給は好転しているものと思われます。終値ベースでは11月1日以来の高値を付けていることから、上値のしこりも感じられない印象です。

目標株価は11月の急落前の水準である290円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
ブレインパッド(3655)ストップ高比例配分。この銘柄は6日の有料メルマガで以下のように取り上げました。


「企業が持つ各種データを分析し、販売促進に生かす方策を提案するアナリティクス業務や関連ソフト開発・販売。先月末に出した中間決算は営業利益の進捗率が34%と過半割れ。それでも売上は前年比1.5倍、営業利益は2.5倍と新興企業らしい高成長を果たしている。

売上は例年下期に多い傾向もあるため、会社計画の達成の勝算はそれなりにある様子。また2月からはソーシャルゲーム提供会社に対する分析を開始。現在最も高い成長の産業を顧客に取り込む。

株価は上場時に公開価格2200円の3倍近い値で初値を付けたものの、その後調整。一時公開価格に迫る2430円を付けて反転してきている。先月末の決算数字自体はインパクトがなく株価の反応も限定的であったものの、2月末の株主を対象にした株式3分割を発表。やがて権利取りの動きも期待できよう。

昨日は一時4000円を割り込んだものの本日は反発し、決算前の水準に復帰。昨年11月の安値から下値切り上げの上昇が続いているが、4000円前半で足踏みが続いている。

テクニカル的にはMACDが再度暗転しかかる瀬戸際のところで、パラボリックは好転継続。一目均衡表では雲を抜け出して、遅行線も実線を上回れる水準。ただ雲のねじれ部分が今週いっぱい続くため、下落しやすい危険性も。一方でストキャスにも割安感があることから、先高感はある。

需給面では4000円前半の水準が10月の価格帯出来高の多い水準であり突破が難しく、現在が2度目のトライ。逆に突破すると大きな下値支持線と期待できる。信用買い残は15200株で、今年に入ってからは最も少ない水準に。また日々の商いの水準から見ればそれ程過大な重石でも無い。

なお大株主のロックアップは株価が最初から公開価格の1.5倍を超えた時点で解除されており、もし売ってくるのであればとっくに売ってきているであろうことから、少なくとも分割が行われる2月末までは追加して売却してくる意志は無いものと思われる。

予想PERは23.7倍で、マザーズの情報・通信業では赤字企業が過半を占める中では割安と言える。PBRは5.6倍と割高感があるように見えるが、人的資源がほとんどである同社にとって、PBRが高くなるのも必然である」

そして目標株価とした5000円に本日無事到達。上昇率は16.4%となりました。ただ一気にストップ高比例配分で盛り上がるなら、明日以降9月28日に開けた上値の窓(5110円〜5500円)を埋めに行く動きになるかも知れないですね。更なる一段高があるかも知れませんが、まあとりあえずは目標達成を喜びたいと思います。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。