KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

欧州不安が高まる中では下げ渋り

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日経平均は続落。前日の海外マーケットはドイツの製造業PMIが46.3と09年7月以降で最低となったこと、オランダの連立政権崩壊の兆し、そしてフランス大統領選挙の結果が5/6まで出ないことで急落。NYも売られる展開になりました。

結局「次ヨーロッパ債務危機が起きた場合にどうにもできないんじゃないか?」感が急速に高まってきている格好です。特にユーロ安メリットを受けて好調が期待されていたはずのドイツの製造業PMIが弱かったところが相当痛い感じ。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。為替が円高に振れていることから全面安の形で始まったものの、薄商いで売り圧力も弱く下げ渋りの流れに。ただ後場寄り後はまた一段と売られ、引けにかけて買い戻しが入りと、やや変わった値動きを見せました。

恐らくは空売りを仕掛けてはみたものの、あまり値崩れしなかったことで買い戻しの動きが立て続けに出た、というところでしょう。引け間際にやや大口の買いが入り、何とか本日の寄値近辺で終了となりました。


投資判断は「中立」。超短期的には売りでも良い程なのですが、FOMCや週末の日銀金融政策決定会合があり、それに向けた露骨な催促相場なだけにあまり積極的な売りともできません。つまりイベント通過後の買い戻しも十分考えられます。

それでもヨーロッパの政経の混乱を受けて、また「魔のゴールデンウィーク」が意識され、市場は不安定感を増しています。やはりポートフォリオ内に売りポジションを合わせ持ち、リスクヘッジに努めるという感じでしょう。

「ほら、また欧州不安が鎌首をもたげてきた。だから金融緩和で根本的には何も解決していないって言ったろう?」としたり顔で言う人々の弱気論には耳を貸す必要は無いと思います。いつも言っているように「大地震が来る」と言っておけばいつかは来ます。

ただ、それが「いつ来るか」が重要なのに、それを言い当てられる人はまずいません。であれば、来た後の対処を誤らないことが重要であり、それまでの経済活動を止めてしまう必要は全くありません。

そして、そのユーロ圏の崩壊はまだ先の話です。この程度で崩壊するのであれば、世界は今までに何度か滅んでいます。ですから、今回も最終的には喉元過ぎて熱さは忘れる感じになるでしょう。目先のきっかけとしてはアメリカのFOMCか、フランスの大統領選挙結果か、まあその辺りになると思われます。

日銀の発表前に9500円を割り込んでいるのであれば、発表後の上昇も幾分期待できるでしょう。ただ為替は円高の流れがしばらく続きそうです。続くといっても80円割れ程度までの話ですが、期間は大体5月いっぱい、少なくとも5月中旬くらいまでは軽い円高トレンド継続と見ています。

再度高値更新に向かうことは無いと見ますが、ただ例年この決算時期に円高になるので、各社の通期見通しに信憑性が無くなり、株安を誘因します。そう考えると、個別では決算を受けて買われるものがあるとしても、全体としては決算が出揃う5月中旬以降までは買い手控えが懸命かと思います。

また色々と書いたのでまとめますと「ここで長期保有目的で買いを入れる、というよりは、あくまで短期的な上げ下げを見込んだ短期売買目的で逆バリ」というのが、足下正解の手法と思います。長期保有目的ならもう少し待った方が得策。短期でどうしても何か買いたいのであれば、やはり仕手株、というところでしょうか。

チャート的には日経平均は75日線で踏みとどまった格好になっているものの、TOPIXの方は割り込んでしまい、早晩日経平均の方も割り込んでくる流れになるでしょう。執筆の現段階では為替の円高が一服したことで夜間225先物は堅調に推移していますが、明日も引き続き上値が重くなる流れになると思います。

特に翌朝にはAppleの決算発表を控えています。どこぞのアナリストが「Appleの株価1000ドル目標」などと言ったせいもあって、一気に全員が興冷めした格好で過熱感が消え、足下株価は軟化してきています。そのせいでNASDAQ総合指数などにも大きな影響が。

ここ1年ほどは常に市場予想を上回る決算を出してきた同社ですから、今回もやはり期待感が膨らんでいる格好です。ただ個人的には崩れたチャートを戻すだけの力強さがある決算は出ないだろうと見ています。予想を上回る数字が出て数日リバウンドを見せたとしても、すぐまた下落トレンドに戻ると思います。

個人的にはApple大好き人間なのでもっと魅力的な商品をドンドン出して欲しいのですが、最近はあまり食指が動くような製品がリリースされません。ジョブズの遺産で食いつないでいる間に何とかしてもらいたいですが、少なくとも株式市場的にはfacebook上場の方に興味が移っている感じです。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。マザーズ指数の方は前場強かったグリー(3632)、DeNA(2432)が一転売りに流れたことで、連動性の高いマザーズ指数も後場から急落。以前から上値の目処としている400ポイントに近づいたこともあって、上値が重くなった格好です。

一方のJASDAQは昨日中国からの撤退で大きく売られた楽天(4755)が切り返したこともあって、気合いの切り返し。ただ全体の商いはそれ程膨らんでおらず、力強さには欠けます。それでもこちらは年初来高値水準に再度接近する流れで好需給。仕手株が苦手な個人投資家の資金が流れ込んできており、いつでも爆発できる準備が整っている感じです。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は続伸。1−3月の世界のM&Aは欧州不安などで09年以来の低水準とのことですが、日本は前年の震災の反動や円高もあって過去最高。強弱感が対立という感じです。

最近は相方の日本M&Aセンター(2127)の強さが目立ちますが、フィデリティなどが頑張って買ってくれているようで、需給的な強さが伺えます。本日も年初来高値更新で、今週発表予定の今期決算見通しに対する期待感が高まっている格好。

それにしてもGCAに関しては、もっと営業力を強化できんもんかなーという気がします。昨日発表のあったUCCによる欧州コーヒー会社の500億買収も、別の独立系アドバイザーに取られてしまいました。報酬が数パーセントでも数十億の案件ですから逃した魚は大きい。一層の奮闘に期待です。


コンドーテック(7438)は続落。一応、前回書いた調整の目処560円までの下落を経て反転。ちょっと形はいびつですが、チャート的には長い下ヒゲを付けて75日線で下支え。

その他にも一目均衡表の雲下限や、ボリンジャーバンド−2σに到達と、目先の売り一巡感が感じられます。商いも膨らんだので、ここからの値動きに注目です。


【注目銘柄】
セブン銀行(8410)は続伸で年初来高値更新。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、本日のような地合でもジワジワ上値を取り続けて強い動き。いつもこのような銘柄ばかり取り上げられれば良いのですが。

ここまでの上昇率は10%を越えています。まだ目標株価は上に見ていますから、取り上げ根拠全文掲載まではもう少しお待ちください。


マルマン(7834)は大幅反落。ただ昨日は急騰で、両日で乱高下となりました。この銘柄については22日配信の有料メルマガにおいて以下のように取り上げました。

「純粋にチャート形状的にドカンときそうな感じで、先日のコスモ・バイオ(3386)と同じような感覚で行ける気がします。また株価の水準や今までの同社の値動きなどから、仕手株相場とも親和性がありそうです。

事業は色々と手を出しており総じて胡散臭さもありますが、今期は大幅増益予想でしっかり。長期下落トレンドで需給はやや悪い感じではあるものの、その割には信用買い残は少なめで、結構行けるのではないかと思います」

その似ているコスモ・バイオは本日ストップ高比例配分。であれば同社もまだまだ行ける、と考えるのが自然な感じがします。今はあまりまともな銘柄は上がらないので、内容無視で値動きの良い銘柄に短期資金が集まりやすい地合です。


DeNA(2432)は反落。mobageを含めた大手SNS提供会社が揃って自主規制策を講じ、18歳未満のユーザーの利用制限を発表。

足下ではSNS関連銘柄を有料メルマガで売りとして取り上げていますが、昨日「間違いなく同社にとって悪いニュースと言えるでしょう。この辺り、SNSゲーム業界の逆風が続きます」とコメントしました。

ところが、本日朝方買い先行のスタートとなり地合に逆行高。「あれあれ?」と思ったのですが、結局はやはり下げてきました。「これでアク抜け」とか朝方は言われて買われたようですが、そんなわけはないでしょう。

自主規制で済まされるはずもなく、必ず何らか国レベルで一段の規制が入ります。元々年齢確認なんて曖昧で、それこそ子供側の自己申告という「自主規制」。子供だってバカではありませんから、友人に勝つためにお行儀良くプレーはしません。

なので意味がありません。あくまで業界サイドで「やることはやったよ」という免罪符を得るためのパフォーマンスに過ぎません。

ただSNS業界のここまでの業績は多分良いでしょうから、決算発表までの時間との闘いとの見方も。今期見通しに関しても多分楽観的なものを出してくると見ています。

全くの余談ですが、私のようなファミコン世代にしてみれば、無料ゲームに課金でお金を払う気なんてサラサラ起きません。なんでアイテムなんぞにリアルマネーを支払わないといけないのやら。この辺りが私のようなファミコン創世記ゲーマー世代と、遊戯王カードのようなコレクターゲーマー世代の差なのでしょうね。

そういう意味合いでは、コナミ(9766)が今のSNSゲームブームを流行らせる下地を作ったと言えるかも知れません。私は純粋にこの前コーエーテクモ(3635)から出たWindowsソフトの三国志12がやりたいです・・・。


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お陰様で日々たくさんのお問い合わせをいただいており、会員数は大台乗せ。この場を借りてお礼申し上げます。本当に有難うございます。

他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。