KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

買い主体は加藤氏とミハイル・ジョウダンしかいないのか

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日経平均は続伸。前日のNYはバーナンキ議長の発言などを受けてしっかり。好決算を発表したAppleの急反発もあって、各指数共に堅調でした。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ次は日銀の金融政策決定会合待ちで引き続きの様子見ムード。朝方は民主党小沢氏の無罪判決を受けて10時に一瞬買いが入りましたが、その後は政局の混乱や消費増税論議の後退を嫌気した外国人売りが見られて、そのままジリジリ売られる展開に。

後場はマイナス圏に沈むと、抗う買いが入ることもなく。何とかプラス圏で終わるのがやっとでした。商いはようやく1兆円を超えたものの、出来高は15億株台で引き続き低調でした。


投資判断は「中立」。とりあえずアメリカの中央銀行トップは、また必殺の「追加緩和をほのめかしつつ現状維持」という一番無難な感じで収めました。次は日本のトップの番ですが、追加緩和ありきで市場が動いているので、こちらは何らかのアクションを起こさないとまずいでしょう。

しかしそれはあくまで短期的な話であって、世界的な金融緩和の流れは止んでいませんから、結局最後は金融相場にならざるを得ません。今はその事実を皆敢えて無視している段階で商いも細っていますが、一度相場が反転し出せば、またあの過剰流動性相場が戻ってくると思います。

問題はそのきっかけがいつどのタイミングで起きるかですが、そのきっかけが確認された後に全力買い出動でも十分間に合います。今は今の地合にあった攻め方をして、間をつなぐ、というのが正しい選択でしょうか。

為替の方は前回「円高の流れがしばらく続きそうです。続くといっても80円割れ程度までの話ですが、期間は大体5月いっぱい、少なくとも5月中旬くらいまでは軽い円高トレンド継続と見ています」とコメントしましたが、引け後には急速に円高が進行し、またドルで80円、ユーロでも106円台に突入。明日は連休前ということもあって、厳しい展開が予想されます。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。日経JASDAQ平均は年初来高値を更新し、一時1400円に接近。マザーズも上値の節である400ポイントに一瞬到達。しかし双方共に上値を追い続ける程の盛り上がりもなく、跳ね返された格好に。

ところで薄商いの中で買われるのは1部市場も新興市場も仕手株ばかり。1部担当は般若の会代表の加藤氏で、新興市場担当はネットでピーエスシー(3649)の急騰から話題のミハイル・ジョウダン氏。共に今の薄商いの間隙を付いて、非常に良いタイミングで仕掛けています。

ミハイル氏は昨日はリニカル(2183)、本日はプラネックスHD(6784)の買いを宣言し、それを受けて一気にストップ高に張り付くという始末。全く、お金持ちは自分の持ち株を宣言するだけで益々お金持ちになり、株式市場の非民主主義的な部分を象徴する格好です。我々庶民はそのおこぼれにあずかるのみ。

ネットの書き込みで比較すると、ミステリアスに徹する加藤氏VS積極露出のミハイル氏。書き込みに関しても品があるか無いかで対極的な両者というところも面白いですが、いずれにしても凪状態で動かない相場よりは余程その存在は有り難いとも言えます。

あくまで一個人の見解としては仕手株も相場の華ですから、私自身は触りませんけれど、こういう存在が増えるのも片方では歓迎。市場を賭場と考えているのであれば触れば良いですし、資産形成の場と考えるなら近寄らなければ良い話で、参加者が自分のスタンスをもとに判断すれば良いだけです。あくまで自己責任で。

ただ、あれだけ掲示板などに書き込んで、実際に株価が急変しているわけですから、当局も何らか動かざるを得ないような気もするのですが。実際に当人が買っているのなら「風説の流布」でもないような気もしますし、かなりギリギリのところではあると思いますけれど。さて、最終的にはどんな結末が待ち受けているのやら。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は軟調。本日引け後に本決算を発表。前期実績は概ね会社計画通りの内容だったものの、売上などはやや下回る着地。本業のネット接続は減収減益ながらも、その他のメディア・エンタテインメント事業は好調で、利益水準では完全に逆転。

一方今期は大幅な増益を見込む形に。引き続き子会社のエムスリー(2413)の貢献度合いが大きく、それ以外でもSNSゲームやネット広告の分野で引き続き強気に。これは結構良い決算を出したと思います。明日は買われる形になるのではないでしょうか。最近は決算を受けて売られる銘柄が多いですが、これはちょっと楽しみ。


GCAサヴィアンG(2174)は続落。本日引け後に第一四半期決算を発表。中身は売上高進捗率25%の非常に味気ない内容でした。利益面での進捗率は高いものの、これではちょっとパンチ不足。決算説明資料ではまた前向きな書き方になっていますが、正直訴求力に欠ける感じです。

明日は相方の日本M&Aセンター(2127)の決算発表。こちらの方に注目でしょう。株価はそれぞれ出遅れ感があるのは確かですから、何とか水準訂正に動いて貰いたいところ。


【注目銘柄】
セブン銀行(8410)は反落。ただ、寄り付き後間もなく目標株価とした200円に無事到達となりました。有料メルマガで紹介後、上昇率は13.0%と久しぶりの大成功銘柄に。

そんなわけで、お約束通り以下に取り上げ根拠を記します。

「△セブン銀行(8410) 東証1部 売買単位100株
177円 出来高2529700株

4/12買値 174円〜177円
4/27までの目標株価 200円
損切り 171円割れ

【評価】
業績    ○
テクニカル ○
需給    ○
同業他社比 △
その他ポイント セブンイレブンの強気の出店計画TOPIX調整係数解除に伴う買い需要

セブンイレブンを中心にATMを展開。業績はATMの償却負担で利益はあまり伸びていないものの、台数が増えることによる利便性向上、そして利便性向上による使用頻度の上昇などを期待して、売上は順調に伸びていく公算。月次でもATM総利用件数、一台当たりの利用件数共に前期比より上昇している。

また親会社セブン&iHD(3382)も先日過去最高益の好決算を発表し、今期出店計画も1350店舗と鼻息が荒い。それを受けてセブン&iの株価は下落しているものの、セブンイレブンに食品を卸しているわらべや日洋(2918)など、周辺銘柄に恩恵がある。同社もその一つと言えるだろう。(ちなみに筆者の住む富山にも、現在ものすごい勢いでセブンイレブンが出来はじめています)

テクニカル的にはMACDパラボリックは暗転しているものの、一目均衡表では雲に下値を支えられた格好になっており、遅行線も実線を再度上回ってきた。ストキャスも好転し、ボリンジャーバンドは-2σに達したことで、下値達成感は出ている格好。

需給面ではJASDAQの方が4/14に上場廃止となるため、JASDAQでの買い建て玉約130万株が売り決済に回ってくることに。それに対応する形で、東証1部市場での板を見ると175円に昨日から100万株単位の買い板が入っているため、その分の売り圧力は吸収する準備が既に出来ている。両市場総計での信用買い残も1月以降減少してきており、需給は次第に改善している格好。

また、現在東証1部上場が間もないためTOPIXへの組み入れが予定の3/4に止まっている銘柄であり、4/26の引けに残り1/4分の買い需要が入ってくる見込み。同じ事情から足下で買われている銘柄も多く、実需買いのインパクトは上場直後に比べて1/3と薄いものの、現況の相場展開では材料視されやすい。

予想PERは12.7倍で、東証の銀行業の平均PER15.3倍に比べると割安。またPBRは1.7倍で、同0.5倍に比べると割高。ただし、同社の業態は他の銀行業と比べると特徴として異なるため、あくまでも参考程度に。

目標株価は目先1年ほどの間には08年の高値付近の350円も十分目指せると思われるが、ひとまずは200円を目標に。損切りは9日安値の171円割れで」

ひとまず一つのイベントが終了したので一旦は弱含む形になりそうですが、調整後再度200円突破の動きが出れば、今度は上値の節が消えますからかなり大相場を期待できる銘柄になりそうです。引き続き目は離さない方が良いでしょう。


クルーズ(2138)は続落で年初来安値更新。こちらは16日に有料メルマガで売りで取り上げ、その後は順調に下落が続いています。前回当欄において「SNS関連銘柄で取り上げている」とした銘柄ですが、ここまでの下落率は9.5%に。

こちらはまだ投資期間、目標株価にまだ到達していないので、取り上げ根拠の一部を掲載。全文はまた後日改めて掲載します。

SNSゲーム作成。業績は「くにおくんシリーズ」のヒットもあって順調に伸び、前期実績は会社計画を上回る可能性も。四季報予想などにおいても今期も引き続き伸びが見込まれ、事業環境も良さそう。

しかし09年から昨年まで続いた大幅な株高で、十分その期待感は織り込まれていると見られる。足下ではグリー(3632)やDeNA(2432)の人気が以前に比べて明らかに離散。またSNS業界は仁義無き訴訟合戦に陥っており、同社もKlab(3656)から5500万円の賠償請求を受けている(※四季報の55億円報道は間違いと会社側が否定)。加えて人材の獲得競争も熾烈。高成長の弊害としてのコストがかかることで、利益率は低下していく見込み。

そして、そのライバルであるKlabが先週末出した中間決算は会社計画を上回る内容だったものの、市場の期待値に届かず本日大幅安。これと同じ事が同社にも言えそうで、出尽くしの売りが同社を襲う展開を想定。

また、業界を巡る行政的な指導も見込まれる中で環境は悪化しつつある。グリーやDeNAは自主規制ルールで対応を始めているものの、行政側も世論の高まりの前に何も手を打たないわけにはいかないため、何らかの規制は出してくるであろうと思われる。そうなってくると、SNS業界の急成長には大きなブレーキに」


加えて日々の出来高に比べて多い信用買い残にも着目。ゴールデンウィーク前ですから、これらの処分売りがまた一段と強まる地合です。下値の目処も見えてきませんから、明日も続落は必至と見ます。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


そして次回はポートフォリオ銘柄の4月の成績です。4月は母の入退院もありましてブログを休みがちだったこともあり、適切なタイミングで入れ替えができませんでした。なので成績は悪いですが、来月以降の巻き返しに向けてしっかりと検証してみたいと思います。お楽しみに。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。