KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均9000円の攻防に

今週のお題ゴールデンウィーク
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日経平均は反落。前日のNYは欧州懸念を受けて一時大幅安となったものの、引けにかけてはやや値を戻す形。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。一昨日の安値をあっさり割り込むと、そのまま底値圏での推移が続きました。

後場には日銀のETF買いが入った様子はあったものの、反発は一時的。むしろ前場にそれを警戒して売り込めなかった筋が積極的に売りかかってくることで、一段安の展開に。何とか9000円台を保つのが精一杯でした。


投資判断は「やや買い」に。ただ相場はまだ調整が続くと見ていますから、実質的にはまだ中立の気持ちですが、9000円に接近したこの水準は下値余地より上値余地が大きいゾーンになってきたと判断します。

まあ以前からこのブログを読んでくださっている読者の方ならおわかりでしょうが、大体私の見方は一週間程早過ぎるので、実際にはまだ猶予があるのでしょう。ぶっちゃけ9000円という数字にはあまり意味がありません。今週末はSQですからその辺りも一つの節目ではありますが、オプションSQですからそこまで影響度合いも大きくなさそうですし。

本日は一昨日に引き続き大きな下落でしたが、私は今日の下げの中に少し潮流の変化を見たような気がしています。それはパナソニック(6752)や東芝(6502)の好決算。それを受けて、総合電機各社を始めとする大型株がしっかりした動きを見せています。

特に東芝の今期営業利益は3000億円と、何と90年以来の収益予想に。まあ09年に大規模な増資も行っていますから07年高値は望みようは無いとしても、900円くらいにはなってもバチは当たらない程の好材料と思います。

それなのに本日の株価はたった3円高。市場全体の流れに抗った分は健闘しているのかも知れませんが、まるっきり評価不足と思います。

本日引け後に出してきたトヨタ(7203)の決算も、市場コンセンサスは下回ったようですが、それでも今期1兆円の営業利益予想。十分じゃないですかね?いくらなんでも今の市場はリスクオフの流れがきつ過ぎる印象を受けます。こんなにも円高で電力不足で消費者の財布の紐は固くて法人税の高い日本で頑張って良い成績をあげても報われないとは・・・。

足下の為替がもっと円高進捗なら、まあやむを得ないか、という感じもします。ところが、為替は介入警戒感もあって比較的安定しており、ドル円は80円を大きく割り込む水準にはなっていません。個人的には前々から言っているように一旦79円は割ってくるとは見ているものの、下値余地は小さいと考えています。

ですからこれらを総合的に見て、まず個々の企業のファンダメンタル面においては十分底打ちして良い水準が整いました。あとは需給と場の雰囲気。ここが時間の経過と共に改善すれば、いつでも3月高値を抜くことのできる内容だと思います。

その場の雰囲気を作り出す海外マーケットに関しては引き続き微妙な空気です。頼みの綱のアメリカも何とか踏ん張ってはいますが、S&Pは4/10の安値を割り込んでしまい、下り坂の様相。NASDAQfacebookの上場を来週にも控えて他の銘柄に換金売りが入り、主力株のAppleなどは引き続き売られる格好に。

特にAppleに関しては決算発表前の4/24のブログでも「崩れたチャートを戻すだけの力強さがある決算は出ないだろうと見ています。予想を上回る数字が出て数日リバウンドを見せたとしても、すぐまた下落トレンドに戻る」とした通りの流れになっていると思います。この銘柄の指数寄与度が大きいので、NASDAQは一時2月以来の安値水準に。

それぞれチャート形状が崩れてしまったので、良くて横ばい推移、悪ければこのまま下り坂ですから、ちょっと厳しさは残ります。それでもアメリカも個別企業の決算はそれぞれ良かったので、諸悪の根元は機能停止状態のヨーロッパにあると言って良いでしょう。

ヨーロッパの問題に関しては短期間で解決するわけではないですから、投資家に早く忘れさせるための「金融緩和」という必殺技を、各国がまた繰り出す必要があります。後は時間が何よりの特効薬だと思います。

そんな大きな不安材料があるので、私自身そういう意味合いでまだ気迷いが強い場面ですが、決算の集中日を過ぎて、SQやらヘッジファンドの45日ルールやらが終わる来週あたりで、一つ反転のタイミングを迎えるのは確かです。

なのでやや消極的な感じでもありますが、そろそろ買っても大けがをしない水準にはなってきたと見ています。9000円を明確に割り込むほど売られるようなら一回損切り、反転まで様子見とすれば良いだけで、そろそろ打診買いの入り方を考えるべきタイミングと思います。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。特に一昨日同様SNSゲーム関連株が軒並み大きく値を下げたことで、関連株のサイバーエージェント(4751)、ミクシィ(2121)などのマザーズ主力株が売られました。

またTwitterのパスワード漏洩もあって、デジタルガレージ(4819)も売られる展開に。ネット関連株が総じて売られ、JASDAQも下落となりました。

上述のように、本日は大型株の方が電機株などを筆頭にしっかりした銘柄がある一方、新興の小型株や仕手株といったところが総崩れな感じでした。ここを見ても潮目が変わった印象を受けています。新興銘柄の決算はここからですから、そういった警戒感も少し出ている感じです。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は続落。新興市場が売られる中で引き続き同社も売られる展開で、年初来安値を更新してきました。

ここ最近実績の更新頻度が高く、中間期業績はなかなか良い数字が出せそうなペースになってきたのですが株価には全然反応がありません。同社は関係無いにしても、足下で例えばアサヒHD(2502)の味の素(2802)からのカルピス買収、丸紅(8002)のアメリカガビロン買収など、大型の買収案件が良く出てくるようになってきました。

なので最後の円高場面も手伝って、日本企業にとってのM&A環境は引き続き良いのですが、昨年の第一四半期決算発表から始まった同社株価の下落の旅はまだ終わりを見せようとはしていません。需給の悪さを跳ね返すだけの材料が欲しいところです。本業は悪くないのですから、昨年安値を割り込む筋合いは無いはずですが。

ところで、足下では同社の国内最大のライバルである野村HD(8604)の評判がすこぶる悪いです。この前は国際石油開発帝石(1605)のインサイダーに関与した件、AIJの浅川社長は野村OBと毎月のように悪い話が出ています。

そして今回はこの前のヤクルト(2267)に対するダノンの買い増し要請に関して、野村はヤクルトの主幹事にも関わらず、ダノン側のFAを引き受けたのだとか。契約上は問題ないかも知れませんが、なかなかインモラルな感じがします。

まあこれで皆が野村との付き合いを止めるわけも無いのですが、やはり世の中信用第一ですから、こういった敵失も同社にとっては良い話ではないかと思います。


三和HD(5929)は続伸。本日意外な強さを見せつけていましたが、後場には業界第二位の文化シヤッター(5930)が好決算を発表して急伸。どこかその辺りの良い流れもかぎ取っているのでしょう。同社の決算も来週予定されていますから、まずは300円辺りのポジションで良い知らせを待ちたいところ。


NEC(6701)は続落。上述のように本日は総合電機メーカーにしっかりした買いが入りましたが、同社は蚊帳の外。決算以後も下落が止まりません。個人的にはあの決算は同社を再評価すべき数字だと思ったのですが、市場の方はそうは見てくれなかった様子。

ただソニー(6758)やシャープ(6753)さえ下げ止まりかかっているので、同社もそろそろでしょう。利回りやPBRで考えても、現水準には投資妙味があります。


売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は反落。日経平均の下落の割には空売りの買い戻しもあってしっかりしている印象はありますが、チャート的には下値で陽線2つ出しておきながら反発未遂→陰線示現で前日安値割り込み、という非常に悪い形が出てきました。

終値ベースでもきちんと75日線を割り込んできており、ここが追撃売りの一番良いタイミングでは無いかと思います。後はSQ通過後の一段安を想定しておきます。


【注目銘柄】
ウエストHD(1407)は大幅続落。こちらは前回も当欄で書きましたが、先週頭に有料メルマガにて売りで取り上げました。明確な目標株価は提示していないものの、本日昼のメールにて買い戻し提示。結果、4営業日で大体12、3%の下落幅は取れたので、良かったと思います。

ここから先は下落が続くか反発かは正直半々くらいのイメージです。ただ下がったとしても25日線辺りでまた抵抗力がありそうですから、現時点では一旦は1350円辺りのリバウンド、その後再度落ちてくる感じになるのではないかと見ています。またタイミングが来たら有料メルマガで取り上げます。


新田ゼラチン(4977)は大幅続伸。こちらも以前当欄で書きましたが、2月頃にメルマガで仕切りに「良い銘柄」「良い銘柄」と繰り返していました。結局私が騒いでいる間は花開かなかったのですが、遅咲きでようやく開花。やっぱり良い銘柄はきちんと評価されるものです。

一応自慢させてもらえば、Jトラスト(8508)やトリドール(3397)など大化け株も結構あるのですが、ポートフォリオ銘柄のGCAやコンドーテック(7438)のように、強く推してもなかなかコケ続けている銘柄もありますから、何とも言えませんね。それでも、明らかなダメっぷりが確認できるまで、信じていきたいと思います。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。