KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NY暴落も日本株は底堅く

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日経平均は金曜反落。前日のNYはフィラデルフィア連銀景況指数が予想を大きく下回る悪化だったことを受けて売りが止まらず、各指数共に大幅安。GSがS&Pのショートを推奨したことや、ムーディーズによる金融機関の格下げが噂され、相場回復ムードにも冷水を浴びせられた格好に。

NYダウは過去2番目の下げ幅となりました。また噂通り、ムーディーズは世界の金融機関15行の格下げを発表。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ、為替がドル円で80円に乗せていたこともあって、下落幅は100円にも満たず、落ち着いたスタートに。その後は下値が拾われると、次第に買い安心感が拡がってじり高の流れ。

後場には円安が進んだことで一時プラス圏に浮上する場面もありましたが、さすがに反撃はここまで。週末要因やEU首脳会議を控えて引けは小幅安。売買高は何とか16億株台に乗せたものの、売買代金は再び1兆円を割り込んでしまいました。


投資判断は「強気の買い」。金曜の底堅さは天晴れでした。まず前日の21日に配信した有料メルマガでは
「明日の朝もこの為替水準が維持されるのであれば、どう考えても日本株は買われる形になるでしょう。日本株を動かすのは海外の動向というよりも究極的には為替動向であって、為替はドル・ユーロ共に6月の高値を抜けてきて、明らかに大底は6/1だったと言える流れになってきました。少なくとも来週前半までは手放しで安心できる状況になるのではないでしょうか」

そしてNYの暴落を受けた金曜朝の有料メルマガにおいても
「意外に昨日と異なっていないのは為替。特にドル円はしっかり80円をしっかりキープしています。外資系証券の寄り前の注文動向も一応の買い越し。ここまでの上昇に対する利益確定売りもあり、日経平均100円安は避けられないでしょうが、私は少しずつ買い戻しの動きが出てくるのではないかと考えています」としました。

基本はもう私が9日のブログでも勝手に宣言したように、5月以降の欧州危機は終了と見ています。前回「持たざるリスクを感じさせる買いムードが続く」とした通りの流れが継続していると言えましょう。


金曜のNYは事前に噂されていた金融機関に対する格下げがそれ程でも無かったことから、アク抜け感が出て反発。ただ前日の下げに比べると弱い反発でした。チャートは残念ながら短期的には崩れてしまったので、まずは19日の直近高値を抜けるかどうかが焦点です。しかし特にしばらく強含むきっかけも無いので、ちょっと時間がかかるかも知れません。

とにもかくにも欧州危機は終了しました。無事(?)サッカーでもギリシャがドイツに敗れたため、これで支援の話もスムーズに進む・・・かも知れません。ギリシャの首相、財務省が相次いで入院しているようですが、時間稼ぎのシエスタという感じでしょうか。いずれにせよギリシャへの関心は急速に薄れつつある状況と言えます。

なにであれ、世界的には大幅な景気回復は見込めません。今成長を実感できる国は先進国はもとより新興国にも見あたらないので、株式市場が期待することは「景気回復相場から金融相場へのスムーズな移行」です。QE3は案の定行われませんでしたが、景気指標の弱まりが出るにつれ、むしろ世界的な金融緩和期待が高まることで株高になる展開を見込みます。

週明けの日本株は、シカゴ225先物が8800円を回復していることもあって、ひとまず買い先行のスタートにはなると思います。大体の重要イベントも通過したので、少しずつ「持たざるリスク」が顕在化し、商いも増えてくるでしょう。ただ、急激な回復とまではいかず、売買代金1兆円をキープする程度に止まるのではないでしょうか。

来週で6月も終わりですから、何とか月足を陽線で終わらせてもらいたいところです。現状その可能性は強く、ここから再度8500円割れは余程の悪材料が「新規に」発生しない限り大丈夫でしょう。月末のドレッシング買いはあまりなさそうですが、一週間を通してじり高になるような地合の良さを感じます。


新興市場は「強気の買い」。金曜も両指数共に堅調。東証の戻り基調を受けて、新興市場もしっかりしていました。JASDAQの方は相変わらず直近IPO銘柄や流動性の薄い銘柄にストップ高が乱発し、見た感じは雰囲気が良いですが、本質的にはそこまでの広がりもありません。

それでも、アメリカでfacebook株が戻り歩調であることに合わせて主力株のデジタルガレージ(4819)がしっかりしていることもあり、マザーズのACCESS(4813)のように市場の柱がしっかりしている印象です。核となる銘柄が目立てば、続く銘柄が出てきますから、少しずつ新興市場全体に買いが波及していくものと思われます。

ところで、新興市場と言えばネット関連株が多いですが、先週からネット業界で一つの事件が起きています。というのはファーストサーバというレンタルサーバの大手が20日に障害を発生させ、大部分のデータが消失してしまった件。

ファーストサーバヤフー(4689)系で官公庁とも取引が多いのですが、これがクラウド化の流れを一時的にも阻害するのではないかと危惧されています。この手のものは大前提としてバックアップをガッチリしているので顧客データなどが消えてしまうというのは前代未聞の大失態。

バグが原因だった、ということですが東電(9501)のような不測の事態だったということでしょうか。復旧作業を進めていたのですが、結局昨日の時点で白旗を揚げ、賠償に応じる方向に話が切り替わった様子。仮に復旧できたとしても完全に元に戻すのは技術的に不可能で、期間も数ヶ月を要するとのこと。

顧客にはECサイトを運営する業者なども多かったので、数ヶ月も店舗を開けないというのは致命傷ですから、スピードが命のネット業界で長期間待ってなんていられません。マーケティングのため顧客データだけは何とかして欲しいでしょうが、それはやはり自社でもきちんと管理するのが適切なリスク管理と言えましょう。

上場企業で今回の一件で一番直接的な打撃を受けたのはサイボウズ(4776)のようですが、あくまで一部顧客に止まるようで、障害進行中の金曜にも特に目立った反応はありませんでした。休日の動きを受けて月曜の相場がどう動くかに注目ですが、ダメージを受ける会社、恩恵を受ける会社を正確に見極めた方が良さそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。ムーディーズが世界の大手銀行15行を一斉に格下げ、日本のメガバンクにもネガティブな流れが波及する格好になりましたが底堅く。引けでは130円台回復となりました。時間外でアメリカ金融株がアク抜けから上昇したことも追い風。

同社に関しては足下アナリストの格上げが相次いで強い動きが目立っています。相対的に邦銀の強さが目立つ昨今、買われる動きが顕著になってきました。130円を抜ければ4月下旬の戻り高値を突破することになりますから、年初来高値付近の145円までの戻りは早いと思われます。


コンドーテック(7438)は反落。最近はここにきて復興関連株の戻りが顕著になってきました。背景にあるのは土木向け鋼材の受注急増やセメント販売量の急増。地合の回復も相まって、関連株がしっかりしています。同社も復興関連株の一画として、もう少し見直しの余地が出てくるでしょう。今週中には決着を付けてしまいたいと思います。


任天堂(7974)は続伸。前日に引き続き為替が円安となったことで、上昇が本格化してきました。大証銘柄ということでまだ買いが本格的に入ってきたような印象はありませんが、出遅れ感に注目した投資家の支持を集め、次第に再評価の買い圧力が高まってくるものと見ています。


金曜より売りポートフォリオ入れとなったファーストリテイリング(9983)は反落。ただ寄り付きよりは買い戻しが出て陽線となりました。最悪16000円までの戻りは想定していますが、足下は5日線を越えるのが難儀しそう。日証金でも少しずつ需給が悪くなっており、日経平均の足を引っ張っていく展開を想定します。


【注目銘柄】
ケネディクス(4321)は反発。こちらは先日来当欄で引き続き取り上げていました。また文字数の関係もありまして一部になりますが、6/5に取り上げた際の根拠を以下に掲載致します。

「不動産ファンド運営。先月10日に出した第一四半期決算は減収減益。4/26に上場したケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)への物件売却に伴う損失などもあって最終赤字は拡大。ただ第一四半期の業績はある程度織り込み済みの格好で、翌日は大きな陰線となったもの出来高も特に伴わず、地合に引きずられた面が大きいものと思われる。

不動産市況は引き続き予断を許さないものの、先日はGSによる日本不動産投資1000億円の報道もあり、底打ちが示唆される印象。同社にとってGSの動きはライバルになるものの、同社の筆頭株主がGS系なだけに、場合によっては協調の動きも期待できる。

株価は昨年10/5、今年1/18の安値を結んだ下値支持線を6/1に下回ってしまい、現在は底値確認の値動きに。

3/16の高値17480円から6/4の安値9020円まで48.4%の下落となっており、一度9000円割れが見られれば半値に近づいて売りも出尽くしそうであるし、もしくは3/16からの下げ過程において5/7の下落と6/4の下落で2つ窓を開けて急落となっていることから、もう一つ窓を開けてきたら三空窓開けから売り一巡感が強まりそう。

ただ地合の反転局面が近そうであるため、ある程度見切り発車的に買っても良いのではないか。

MACDは好転しているものの暗転が間近で、パラボリックも暗転。一目均衡表も三役暗転の格好となっているが、雲までは距離があり上値に抵抗力が無い。ストキャスにも割安感があり、ボリンジャーバンドも-2σが上昇に転じてくる段階。

予想PERは12.5倍で、同業のいちごGHD(2337)の20.4倍との比較では割安。PBRは0.3倍で、同0.8との比較ではやはり割安である」


週末にはイオン(8267)REIT設立を検討と伝わり同社にとっては大きなライバルの出現になりますが、個人的にはREIT市場が活性化することで同社にもむしろメリットのある話ではないかと見ています。12000円辺りまでは欲張っても良さそうです。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。