今週のお題「冬のおいしいもの」
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日経平均は反落。前日のNYが堅調でしたが為替の円安が一服したことを受けて、朝方から指標は売りが先行に。今晩から始まるアメリカFOMCに対する様子見姿勢も高まって、動き辛い展開になりました。一日の値幅は50円未満と小動き。売買高は15億株台、売買代金は8000億円台で連日の1兆円割れと、今週末のSQを控えて様子見ムードが高まる流れ。
投資判断は「やや買い」。出来高も細ってしまい、雰囲気が11月14日以前に戻ってしまった感がありますが、一方で売り物も出てこないのも事実。イタリアの首相が辞任となりましたが、特に相場には悪影響は出ず。イタリアと日本は中小企業の比率や債務の多さなど共通点が多いですが、政治やそれに対する国民の反応も同じなのかも知れません。
ともあれ、個人的には木曜までは9500円を下値に底堅い推移が続くものと見ています。金曜はメジャーSQであり日銀短観を控えた重要な日。重要イベントを通過するまでは様子見姿勢が続きそうです。ちなみに金曜は四季報発売日でもあります。
一方、為替に関しては以前書いたように、今週末辺りに短期的なピークアウトを見ておくべきでしょう。ひょっとしたら既にピークアウトしているのかも知れません。
と言うのも、足元の円安を主導しているのは外国人です。外国人の姿勢の変化が株式市場の潮目を変えてきたのと同様に、為替市場でも円ショートの仕掛け的な動きが出て、円売りポジションはJPモルガンの調べによると07年以来の最高水準に積み上がっているとのことです。
しかし実際に政権交代で日本が変わると期待しているのは外国人ばかりで、当の日本人は冷ややかな姿勢を維持しています。それは特に債券市場に顕著で「デフレ脱却」「インフレ目標2%」を掲げているにも関わらず、むしろ債券市場は債券買いが進んで利回りが低下しています。ご存じのように日本国債は保有比率がいびつで、85%を日本人が保有しています。
利回りが低下しているから円安だ、とも言えるのかも知れませんが、それだとここまでの円安トレンドの説明に矛盾します。ともかく日米投資家の視点の違いは認識しておくべきでしょう。特に前述の円売りポジションを大量に貯めこんでいる反動が気になります。クリスマス休暇が近づくにつれ、解消の動きが出ると途端に円高に向かう可能性は考慮すべきです。
とはいえ、私は長期円安基調を崩してしまうほど円高が進行するとは思っていません。時期的には一旦ピークアウトの可能性が高まっている、という認識は持つべきだという程度です。なので、短期的には外需株はまたちょっと買い辛いのかなと思います。
新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。マザーズの方は主力のサイバーエージェント(4751)が後述もしますが大幅高。それを受けてマザーズ指数は400ポイントを超え、年初来高値を更新してきました。
一方のJASDAQは反落となりましたが、楽天(4755)やデジタルガレージ(4819)、後述のクルーズ(2138)のような主力株がしっかり。逆に何故指数が下がってしまったのかよくわからない程活況ぶり。基本的には日経JASDAQ平均1400円の流れは変わらないと思われます。
特に、足元のような相場一服期には新興市場や低位株に妙味があります。例年12月はその傾向が顕著ですが、年明け後も続く可能性があります。何故なら、来年から信用取引の規制緩和によって、短期資金が特に激しく動くことになりそうだからです。値動きの良い新興市場などは特に格好の標的になりそうで、新興バブル再来すら期待できる要素だと思います。
【ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小動き。本日はUBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も130円から145円に引き上げたものの反応薄。なかなか上放れの動きが出ません。地合も膠着していることもあって、ちょっともみ合いが続きそうな流れです。
売り銘柄の日本電産(6594)は続落。こちらは昨日みずほ証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価も7300円から5000円に引き下げたことが悪材料視されています。社長が怖くてなかなか低評価のレポートが出ない会社ですが「王様は裸だ」と言う者がいましたね。しばらく下値模索の動きが続きそう。
【注目銘柄】
クルーズ(2138)は大幅高。こちらは有料メルマガにて7日より買いで取り上げ。一時売られることもありましたが、本日はSNS株の上昇もあって急伸。一気に95000円を付け、コンプガチャによる急落前の水準まで戻してきました。上昇率は一時12%を達成。当然目標株価はまだまだ上の水準ですから、また達成後に取り上げ根拠を記します。
サイバーエージェント(4819)も大幅高。こちらは昨日の有料メルマガで買いで取り上げ。ところが提示した買値には届かず、そのまま上がっていってしまいました。こちらは惜しいことをしました。
折角色々書いたので、取り上げ根拠を以下に記してまた有効活用します。
「△サイバーエージェント(4751) 東証マザーズ 売買単位1株
167700円 出来高24635株
12/11買値 166000円以下
12/21までの目標株価 185000円
損切り 160000円割れ
【評価】
業績 ○
テクニカル ○
需給 △
同業他社比 △
その他ポイント ネット広告の事業環境の良好さ
ブログサイト「Ameba」運営。ネットの広告代理店やSNSゲーム、FXまで幅広く手がける。前期業績は大幅な増収増益を継続。主力の広告代理事業は横ばいに止まったが、他の事業が大きく伸びたことで補った。今期見通しは出していないものの、スマホユーザーの増加に合わせて引き続き強い伸びが期待される。
足元ではデジタルガレージ(4819)が中間期見通しを上方修正。修正理由はベリトランス買収分の上乗せの他に「インターネット広告を中心に堅調」とされており、ネット広告事業の環境が良いことを示唆。従来のメディア広告は苦境に立たさせているものの、一方でネット業界の広告は着実に市場規模を伸ばしているものと伺える。同社も売上の柱は広告代理事業であり、ここが今期伸びてくることを株価は織り込んでいないものと見る。
テクニカル的には7月に第三四半期決算を受けた急落以後、概ね横ばい推移を続けてきたが、足元では11月の戻り高値を抜けて下値切り上げ型に。とりあえず9月の戻り高値を意識した展開になっているものと思われる。75日線も上抜き始め、200日線までを捉えに行く動きに発展していくものと見たい。
MACDやパラボリックは好転。一目均衡表は遅行線が非常に厚い雲の下限付近に位置しており、上値余地は大きいところ。ストキャスも好転し、ボリンジャーバンドは+2σが拡がりつつあることから、拡大に沿った上昇を見込めそう。
需給面では7/30の急落時に大きな出来高を伴い、以後はその値幅の範囲内の横ばい推移が続いてきたが、信用期日も次第に近づいていることでだいぶほぐれているものと見たい。もし9月戻り高値水準を上抜けられれば、直上には175400円〜217500円の巨大な窓が開いており、価格帯出来高の真空地帯であることから上値は軽くなりそう。
信用買い残は差し引き32000株で先週より改善したが急落以後では多い水準に。それでも日々の出来高で十分こなせるレベルであり、過度に心配する必要はなさそう。
予想PER(四季報予想ベース)は9.9倍で、東証のサービス業の平均PER17.5倍との比較では割安。一方でPBRは2.6倍と高いが、ネット事業は資産が少ない中でPBRが高くなるのは当然とも言える。配当利回りは2.1%で概ね市場平均並。
買値は軽く押すところで。5日線に乗った上昇を見込みたい。目標株価は中期的には22万円を目指す動きに発展するものと見るも、ひとまず200日線まで。損切りは16万円割れで」
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ところで最近また成績も良くなってきたのでお問い合わせもたくさんいただき誠に有り難いのですが、本日有料メルマガを申し込まれた方のお申込状況が文字化けしてしまっており、判読できない状態になっていました。恐らく当方のシステム上の問題だと思われます。申し訳ございません。
誠に恐れ入りますが、もしこれを読んでくださっているのであれば、再度お申込いただけませんでしょうか?一応こちらで試してみたところ、今は問題ない状態に回復しております。大変お手数をおかけ致しますが、何卒宜しくお願い致します。
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。