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日経平均は本日続伸。前日のNYはダウが高かったものの、その他が軟調で高安マチマチ。NASDAQは昨日の日経でも報じられたように、Appleが販売計画を引き下げたことで売られて下落。
それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。連休中に海外マーケットがしっかりしたこと、特にユーロが一時120円台に乗せるなど、引き続き円安基調が強いことが材料視されました。寄りから一気に10900円台に乗せると、震災直前の昨年来高値を更新。そのまま11000円を目指す・・・かに見えました。
ところが、昼に甘利経済再生相が「過度な円安になれば、輸入物価に跳ね返ってくる」などと発言したことで為替が円高反転。ドル円は一気に1円円高に振れました。それを受けて日経平均も利食い売りに押される流れに。
それでも何とかプラス圏を維持し、底堅い動き。売買高は34億株、売買代金は2兆円弱と引き続き高水準を保ち、押し目買い意欲の強さを感じさせました。
投資判断は「やや買い」。既に昨日の段階で甘利氏が「(ドル円レートが)3ケタを過ぎると、輸入価格の上昇が国民生活にのしかかってくる」と発言したにもかかわらず、本日の昼に改めて反応したことは、今の為替相場がいかに思惑のみのディーリングで動いていたかを示すものだと思います。
それにしても個人的にはそんなわかり切っていることを今更敢えて口にしなくても、と思いますが、人間はとにかく心理的に「現状維持バイアス」が働きますから、極端にどちらかに振れると一旦拒否反応を示すもの。相場にとってみれば良い利食いタイミングと押し目拾いの場を提供してくれたのではないかと見ます。基本的な流れは変わらないでしょう。
ただ少し気がかりなのは、決算を受けて下落する銘柄が目立つことです。例えば本日の下落率ランキングを見ると、特に朝方は金曜の決算を受けて下落する銘柄が上位を独占していました。ところが、例えば三協立山(5932)なんかは、内容が比較的良いと思われたのに売られました(一応引けではある程度戻して陽線となっています)。
上述の為替の値動きと合わせて、誰も今の相場が業績(回復による)相場だとは認識しておらず、需給相場・あや戻り相場という認識しかないということの証左だと思われます。単に皆が買っているから上がっているだけの話。ですから、今月下旬から始まる決算シーズンはやや警戒が必要だとも見られます。
とは言え、相場のエネルギーは無視できません。連日2兆円近い商いをこなして、誰かが買っているのは厳然たる事実。なので、こういう時はとにかく黙って地合に付いていくべきだと思います。
本日は突発的に発言に反応して短期的な流れが変わりましたが、これで円安トレンドが終わるとも思えません。実際の資金の移動無しに要人の発言だけでトレンドが変われば何と楽なことか。
本日はたまたまタイミング的にドル90円、ユーロ120円、日経平均11000円という心理的な節に接近し、利食いやすいタイミングだっただけの話。もう一、二週間くらいは買いが持続してもバチが当たらない程日本株はずっとずっと売られ続けてきた事実を思い出すべき場面でしょう。
イメージとしては7日、8日の調整場面の感じでしょうか。明日の寄り付きに安寄りすれば、早ければ明日の後場にも切り返しが見られると思います。
新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。特にマザーズ指数は大きく伸び6%高。日経JASDAQ平均も引き続きTOP20銘柄を中心とした大幅高で1500円台乗せ。両市場共にストップ高銘柄が乱舞し、新興バブル化スタートの雰囲気が出ています。
私は新興市場はまだまだこんなものでは終わらないと見ます。03年以降の新興バブルを経験した投資家がどれくらい残っているのかはわかりませんが、当時の勢いは全然こんなものではありませんでしたから。
今回の信用規制緩和は、ネット証券の誕生に匹敵するくらいに大きな変化の潮目だと感じています。なので昨年12月頃からずっと「来年は新興が来る」と言い続けてきました。
当時と今が異なる点は、当時の個人投資家の大半はド素人で「単にバブルに浮かれた人」がほとんどでした。しかし今回は「ほぼプロ化した個人」が主流。なので、値動きが荒い中にも一定の自制や仕掛けなどがあると思います。ですから扱いにはほどほど注意が必要です。
一方その代わり、いやらしいプロの証券ディーラーはあらかた業務の縮小などで排除されているので、影響はトントンくらいかも知れません。むしろそれぞれが組織化されていない遊兵なだけに、色々とつけいる隙が生じてくるのではないかと見ています。引き続き新興市場はPERや乖離率などを無視した、勢いとノリの地合が続いていくものと思われます。
【ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は大幅反発。特に材料は無いようですが、アベノミクスに乗れていない出遅れ感や、日証金ベースで融資残が最近ドンドン減っていたところで、上値の軽さが出てきた感じ。一気に1000円台を回復してきました。
ただ11月以降は1000円を挟んで±100円幅のボックス圏で動いており、もう少し上値余地はありますが、そのまま上値を突破できるかどうかは何とも言えないところ。本日早速融資残も急増しましたし。約一ヶ月後に本決算を控えていますから、そこまでにいかに高値圏をキープできるかどうかが命題になりそうです。
ソフトクリエイトHD(3371)も大幅続伸で東証上場来高値更新。JASDAQ(ヘラクレス)時代も含めて07年以来の高値水準になってきています。おそらく日本広しと言えども、こんなマニアック銘柄を推しているのは当方だけだと思いますが、ようやく甲斐あって花開いた感じです。
上場来高値まで指呼の間に迫っていたことに加えて、本日は例のネットでの薬販売を受けて関連株が大きく上下しました。同社はECサイト構築が主業務ですから、ネットで販売できるカテゴリーが拡大することは当然プラスです。それも大きく買われる一因に。
とりあえず上値のつっかえは取れたので、あとは例年通り3月権利落ちまでスルスルと上値を追う動きが期待できます。特に同社は11月の解散後の上昇も25.5%と未だ市場平均以下。
まだまだ出遅れ感が強く、マニアック銘柄故に流動性相場になった時には強みが出ますし、高値更新という宣伝が続けば、優良銘柄にドンドン買い手が現れる好循環になると思われます。
【注目銘柄】
クスリのアオキ(3398)は続落。こちらは以前も当欄にて紹介致しましたが、有料メルマガにて新年一発目の売り銘柄として取り上げ。好調な中間決算や月次に不感症であったため売りで取り上げました。あまり大きな下げにはなっていませんが、この地合の中で着実に下値を切り下げています。本日は11月以来の安値水準を付けてきました。
特に本日はコスモス薬品(3349)が金曜の決算を受けて1万円乗せ、スギHD(7649)も大幅高で年初来高値更新と、ドラッグストア銘柄が活況な中で逆行安となった点は大きいと思います。
ところで、ドラッグストア業界に関してはむしろ今回の「ネットで薬販売が認められた判決」が大きな逆風です。ケンコーコム(3325)の提訴の標的はドラッグストア協会。これらの既得権益を守るために、小林製薬(4967)は今年になって医薬品のネット販売を中止。
ところが、また議員立法で薬事法改正を目指し、省令ではなく法令として再規制することを目指すとのこと。全く国はとにかく規制することしか頭に無いですね。
とかく法律というものはネットの進化についていけません。選挙運動のネット解禁もようやく実現しそうですし、唯一頑張っているのは税法だけでしょうか。早く決めないと取りっぱぐれますからね。その税法すら、私も実務レベルで知りうる限りはかなり後手後手でした。
それにしても既得権益の強いこと強いこと。風邪薬くらいはネットで買いたいと思うのは私以外にも多いと思うのですがいかがでしょうか。
話がだいぶ逸れましたが、何にせよドラッグストア業界は業界間の競争も激しく、そもそもコスモス薬品の決算でも売れているのは食品とのこと。コンビニやスーパーなど全方位で相手にしなければならず、このままドンドン利益を稼いでいけるようには思えません。
株式的には日々日証金の貸株が減っており、昨年8月以来の水準にまで需給は悪化しています。時間はかかりそうですが、下値は着実に切り下げていけそうです。
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お陰様で最近は成績も良くなってきたので、連日お問い合わせを多数いただき会員数も増加しています。この場を借りてお礼申し上げます。
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。