KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

「時々の鐘の音」HP更新でバイオ祭り終了?

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日経平均は反発。前日のNYは個別企業の決算を受けて高安マチマチ。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。為替がやや円高に振れていたことが重石になりました。

ただ本日の日経でメガバンク3行の好業績が伝わったことで、銀行株を中心に切り返しの動き。為替が91円台を回復したことも追い風となり、後場は寄り付きから一段高になりました。

しかし朝方更新されたと伝わった「時々の鐘の音」のHPをきっかけに仕手系の株が売られ、更に短期資金の悪循環からバブル化していたバイオ株が14時過ぎから一斉安に。個人投資家の心理を冷やすと、指数の上値も重くしました。売買高は35億株弱、売買代金は2兆円超えと商いは活況でした。


投資判断は「やや買い」。ただ、今のところ出てきた銘柄の決算が悪く、本日も引け後にコマツ(6301)や富士フイルム(4901)といった大型株が軒並み下方修正。

元々悪いと言われていた電子部品系は元よりそれ以外の業種もパッとせず、ここまで順調に「アベノミクス」という言葉に踊っていた地合に目覚めの冷水を浴びせる格好に。これらの悪影響が気になります。

しかし後述しますが、今日の銀行株の買いは明らかな外国人買い。未だ彼らの意欲は衰えていません。先駆していた銘柄が足踏みする中で出遅れに対する循環物色もきちんと働いているようですし、相場の体感温度はそこまで悪くはありません。実際にTOPIXは一段としっかりしている印象です。

結局今の相場は為替次第。為替がどこまで伸びるかが今後の行く末を占います。一般的にはアメリカが円安に対して牽制する発言が出てこない限りは円安地合が続くと言われています。

ただ、日本はアメリカの国債を買ってくれる優良顧客です。中国の方は最近はあまり買ってくれなくなったので、外貨準備積み上げ余地のある日本に対して一定の配慮をするでしょう。それが最近のクリントン国務長官の尖閣に対する発言などにも表れているのではないかと思います。

またアメリカがあれだけ金融緩和を続けている中で、日本に対してだけ強くは言えません。そう考えると、少なくとも95円くらいまではそのまま円安が進捗しそうな感じもします。であれば、株価もまだまだ上値余地は大きいでしょう。

個別では本日はあの「時々の鐘の音」HPが更新され、ここまでそれっぽい動きをしていた日本カーバイド(4064)が正式に認定されました(文中の表現はあくまで示唆的ですが)。ただ今回は今までと異なり内容が手短で、文脈的にも強気の論調が無かったことから、これは筋が降りたものと認識されて寄り高後は下落に繋がりました。さすがに何度も甘い汁は吸わせてもらえませんね。

個人的には何故このタイミングで出てきたのがが甚だ不思議だったので、これで終わるつもり(仕上げ)なんだろうな、という印象を受けました。今までの般若の会は、市場の商いが薄く物色の手掛かりが無い超閑散相場に颯爽と現れて、その後大相場を派手に演出していました。

ところが今こんなにもバイオ祭りが開催中の中で、個人投資家の関心はそちらに大きく傾いています。それでも敢えて更新してきた。単に意表を突いただけで、何にもならないような感じがします。そもそも手垢が随分付いた段階で銘柄名を登場させても、正直「?」な感じ。本当に加藤氏本人なのでしょうか?

更新するからには提灯を付けさせるのが目的であり、これで何度か少し持ち上げて関心を惹きつつ、後は粛々とポジションを整理していくのでしょうね。まともに考えればそういう流れが妥当ですが・・・。

まあぶっちゃけ本人であろうと何であろうと関係無い、というのが仕手株相場参加者の共通認識でしょう。上がるから付いていくし、沈む船からは逃げるだけの話。バイオも仕手株もその他の仕手っぽい銘柄も、参加者は当然承知の上で割り切りでやっておられるとは思いますが。


新興市場は「強気の買い」。ただ本日は両指数共に高値更新後急反落。上述のように仕手系株が崩れると、個人投資家の短期資金の回転が悪くなって、途端新興バイオ株が崩れました。厳密に言えば、バイオだけでなく、直近値を飛ばしていた新興株が業種問わず崩れた感があり、例えばガンホー(3765)も14時過ぎから大きく値を崩しました。

これはなかなか手痛いお灸に。スピード違反がようやく捕まった感じです。歯車が逆回転してしまったので、明日も大きく売られて始まるのは致し方なさそうです。

しかし、人間は懲りませんから、またスピード違反を犯すもの。前回も書いたように05年辺りの新興バブル時においても、急速な冷却(ストップ安連続)などがあった後に再度息を吹き返したりして、最終的にあのバブルを作り出しました。

なので、この相場はコレで終わりでは無いでしょう。急速な調整を経て、再度高値追いの動きが出てくると思います。その間は主役が交代し、本日のヤフー(4689)の好決算や海外でもGoogleなどのネット株が好調なことを受けて、そろそろネット株が本気を出して来そうな感じもあります。

指数のポテンシャル的にもまだまだ上値余地があり、きちんとリバウンドの兆しを確認してから拾いに行くのが良さそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。上述のように日経でメガバンクの業績好調が報じられたことで、三井住友FG(8316)、三菱UFJFG(8306)揃って一斉高に。正直想定線の内容でインパクトは限定的でしたが、出遅れ感も手伝って買い上げになりました。

特に野村のレポートによると「外国人の邦銀に対する見方は弱気派が減少しているものの、実際にオーバーウェイトしている投資家はまだ少ない様子」とのこと。本当であればここから一段と買いが入ってきそうですが、いずれにせよ銀行株が上がらないと相場も景気も回復しませんから、まだまだ買いが入る余地は大きいものと思います。


任天堂(7974)は反落。昨日は中国でゲーム機が解禁と伝わると、突如急伸して1万円回復の場面も。しかし本日はその反動もあって売りに押される展開となりました。

同社は明日決算を控えていますが、足元の円安は間違いなくプラス。それを織り込んでどこまで市場の期待値を上回れるかに注目。いずれにしても株価の出遅れ感がかなり強い銘柄です。


NTTドコモ(9437)は続伸。昨日はS&Pによる格下げがあり、本日は日経で「4-12月期営業利益は6750億円程度になり、前年同期比9%減少したもよう」と伝わりましたが反応薄。明日の決算発表後のアク抜け、iPhone関連の発表の可能性など期待する向きもあった模様です。

同社はもうこれ以上落ちるところが無いくらいまで落ちましたから、後は上がっていくだけです。既に好業績の伝わったKDDI(9433)を追い掛けるよりも妙味がありそうです。引き続き外国人買いの流入期待も大。


フジ・メディア・HD(4676)は反落。ただ昨日の段階で目標とした15万円に到達したので、無事ポートフォリオからは外れています。昨日は日本維新の会の橋下共同代表が、カジノ合法化法案を通常国会に提出する考えを明らかにしたと伝わって関連株が急伸。オーイズミ(6428)や東京都競馬(9672)と共に買われました。

ここまでゆっくりとした上昇が続いてきましたが、最後に材料が出て花火が上がったので、典型的な一相場終了の形になっています。ただ中期的には上昇トレンドの最中にあると思われますから、一旦押したところでまた狙っても良さそうです。とりあえずは来週に発表される決算などを見てからの話ですね。


学情(2301)は堅調。4%を越える上げになりました。ここまでの出遅れ感から買われる動きが台頭。

そして引け後には朝日新聞との資本業務提携を発表。10%分の株式を同グループに保有してもらうことに。これはなかなかの好材料ですね。明日の動きに期待しましょう。


【注目銘柄】
インタースペース(2122)は大幅反落。こちらは前回も当欄で取り上げましたが23日より有料メルマガにて取り上げ。以後大きく伸びて、昨日は寄り付きからストップ高と飛ばしました。ただ本日はバイオ祭りの終了に合わせて、新興祭りも終了。ここまで値を飛ばしていた同社も売られる流れとなりました。

なかなか派手な動きで付いていくのが大変ですが、上述したようにここで終わりというわけでもないでしょう。下値を確認したら再度押し目買いで対応できると思います。


ロングライフHD(4355)は反落。引け間際にはやはり新興祭り終了の余波が同社にまで飛び火。結局皆信用で買っている個人投資家ポートフォリオの一部ですから、同じように値動きの良い銘柄には少なからず影響を受けます。

ただそれ以前に本日は朝方高値同値まで並びましたが、後一歩上値追いに及ばず。こうなってくるとなかなか上昇トレンド継続には微妙な感じを受けます。5日線を割り込んでくるようなら一度外して、再度高値343円の上抜けを確認してから追い掛けるのがベターな印象です。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。