KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中国株に翻弄される一日

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日経平均は続落。前日のNYは軟調だったものの、地区連銀総裁の金融緩和出口論に対する否定発言を受けて急速に下げ渋り。

それを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。ドル円が98円辺りまで円安に振れたことも材料視されました。ただ最近の懸念材料である中国に対する警戒感が台頭して、間もなく下げに転じる展開に。

10時半に実際に中国株が落ち着いたスタートを切ると、急速に買い戻しの動きが出て一転13200円回復。ところがところが、昼休み時間中にその中国株が軟化すると、急速に売られる動きに。あっさり13000円を割り込むと、12800円前後での推移となりました。

そして「中国人民銀行が金融監督当局と上海で話し合う」という話が出て中国株が急速に戻すと日本株も引けにかけて戻し基調。本当に中国に振り回された一日になりました。13000円は回復できませんでしたが、何とか下げ幅は縮小して終えました。売買高は27億株台、売買代金は約2.3兆円と、引き続き低調。


投資判断は「やや買い」。ただチャート的には25日線、75日線、一目均衡表の雲下限に頭を押さえられているので、少なくともガシガシ買われるイメージは湧いてきません。基本的には12500円を下値に、海外市場の落ち着きを待つ段階と言えるでしょうか。

それにしても中国は今更のように問題視されています。これが一ヶ月以上前であれば、少なくとも日本株にはほとんど影響なかったでしょう。シャドーバンキングの問題などは随分前から指摘されていましたが、それが今になって持ち上げられる。やはり売り方の都合の良い情報操作というか、売り煽りに格好の材料が提示された感じです。

中国は元より、アメリカ株もイマイチしっかりしません。一応、アメリカの国債利回りは上げ止まり(=価格の下げ止まり)つつあり、多少の安心感を誘いましたが、まだその動きは完全に信用できるものではありません。この辺り日本株は本質的には上がりたがっているけれども、周りが許してくれない感じが続きそうです。


新興市場も「やや買い」。明日に超話題の注目株リプロセル(4978)の上場を控え、初日に値が付かないことを睨んで(=初値形成までの即金処置を見越して)バイオ株に関しては換金売りが出た様子。同社に関しては初値1万円は固い、という見方が出ており、その関心の高さが伺えます。

ただ得てしてこういう場合は誤発注などが相場を混乱させたりしますから、明後日以降と見られる初値形成後は特に注意を要したいところです。

それ以外の銘柄に関しては、やはり東証1部が落ち着かないとなかなか腰を据えて買いに向かい辛い感じです。いくら個人投資家が中心の市場とは言っても、今年に入ってからは流動性の高まりを背景にファンド勢や外国人も火に油を注いでいました。なので、完全に東証1部市場と切り離して考えるわけにはいかないと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)軟調。ここまでアナリストの高評価などもあってメガバンクは意外にしっかりした動きを続けていましたが、本日のところはさすがに地合に引きづられる格好。信用買い残が一向に減らない中で上値の重い展開が続きますが、もうしばらく辛抱が必要な時期だと思います。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなった京セラ(6971)は反発。ただちょっと地合の悪化が重くのしかかっています。足元で太陽光関連の銘柄がしっかりする中、同社も関連の大型株としてもう少し注目されても良いとは思うのですが、指数との連動性も高いので恣意的な売買も絡んできます。


そして本日はまた一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。それはNPC(6255)です。

太陽電池製造装置で世界一の会社ですが、かつて買収したドイツのマイヤー社が重石で、ドイツの太陽光事業が買取額の減少などで縮小する中、業績は苦境に陥っています。足元は2期連続の赤字で、今期は最終黒字を企図するものの、正直微妙な感じ。

ところが、足元で日本の太陽光市場は活況です。昨日も太陽光向けパワコンメーカーの田淵電機(6624)が今期見通しを早くも上方修正。先月超絶に良い今期見通しを出したばかりにもかかわらず、です。日本は買取制度による太陽光パネルの普及から、既に今年世界一の太陽光市場になると見込まれています。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130612/scn13061212160001-n1.htm

そんな背景で田淵電機を筆頭にパワコン各社は買われ、また設置業者であるウエストHD(1407)やサニックス(4651)は市場では人気株です。ところが、同社はすっかり蚊帳の外な感じ。

実際疑義注記の銘柄ですし、私自身「今後この銘柄を買うことはない」と思っていました。先日までは。しかし、これだけ事業環境が良くなってきている中で、株価は下がり続けている。来月9日に第三四半期決算を控えて、そろそろ良いんじゃないの?的な感じになってきました。

目標株価は5月高値の400円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
ブロードメディア(4347)は大幅続落。こちらは有料メルマガにて23日に売りで以下のように取り上げました。

「▼ブロードメディア(4347) JASDAQ 売買単位100株
420円 出来高2305200株

6/24売値 415円以下
7/5までの目標株価 350円

【評価】
業績     やや悪い
テクニカル  どちらとも言えない
需給      短期的には悪い
同業他社比 割高
その他ポイント Gクラスタ発売による出尽くし感

ソフトバンク(9984)系でネットに強みを持つ映像コンテンツ配信。今期は増収・黒字転換の見込み。6/20より販売が開始された世界初のWi-Fiクラウドゲーム機「Gクラスタ」が今期から業績に反映されること、またそれぞれの事業の収益力向上を見込んで強気の数字を示している。

個人的には「Gクラスタ」は意外に良くできた端末・仕組みではあると思うが、話題先行の感が否めない。現実的に普及するかどうかはソフトの善し悪しに因るところが大。今期にかかってくる多大な広告宣伝費、また主力の「釣りビジョン」におけるSD放送終了に伴う追加支出の発生などで、今期の黒字転換は楽観視できるものではなさそう。その他の事業においても、あまり景気回復の恩恵を直接受けるような事業では無い印象。

株価は6/20の発売を通過して出尽くしの売りが広がり金曜は急落となった。今後も期待感剥落の売りが続くものとみて、この辺りの売りタイミングを計ってみたい。ただし同じソフトバンク系のガンホー(3765)などのGクラスタへの参入が報じられたりすると、材料性で高くなる恐れがあるため注意(一応、スタートラインナップに顔を出さないのであれば、当面は関わらないものと考えられる)。

テクニカル的には25日線を割り込んで下値支持線が一つ無くなったところ。MACDは暗転しているが、パラボリックは好転持続。一目均衡表は転換線が基準線を下回ったことで三役好転の形は崩れた格好。ストキャスは暗転している。

需給面では5/27~29の高値圏で出来高が膨らんでおり、また6月中旬以降450円を挟んで横ばい推移が続いていた水準を下回っていることで、短期的には上値にしこりが残っているところ。信用買い残は差し引き210万株で、3月以降ほぼ同水準をキープしている形。一方で6月以降出来高は減少傾向にあることから、これらの売り圧力が今後も引き続き重石になる見込み。

予想PERは350倍でサービス業の平均PER28.0倍との比較では割高。PBRも4.3倍で同1.8倍との比較では割高である。予想ROEは1.3%で同6.3%との比較では低く、配当は無配である」


そして本日無事目標達成に。下落率は2日で15.7%に達しました。昨日は寄り付きから安く始まったこともあって買い戻しの流れも出かかりましたが、新興市場の銘柄だけに、下げる時も電光石火でした。


瑞光(6279)は大幅反落。こちらは昨日配信の有料メルマガにて、やはり売りで取り上げました。足元で新興市場が弱っている中、超絶に良い決算は出したものの、投資家の期待値までには届かなかった格好。

こちらの銘柄に関しては目標株価はまだまだ下に見ていますから、また目標達成の折には当欄で取り上げます。


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http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html



※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。