KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

三角持ち合い下放れから投げ売りが続く

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日経平均は本日反落。前日のNYは軟調で、6営業日続落の流れ。FOMC議事録が公表され、ほとんどの委員が金融緩和縮小に否定的な見解を示したことがわかり、一時プラス圏に切り替えす場面があったものの、結局は売りに押されました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。引き続き落ち着かない新興国の動きに動揺した売りや、三角持ち合いを下放れを意識したテクニカル的な売りが先物中心に出る流れになりました。

HSBCが発表する中国の8月PMIが判断の分かれ目になる50を4ヶ月ぶりに上回ってポジティブサプライズになると、一時プラス圏に切り返す流れがあったものの結局は売られる格好。出来高は20億株割れ、売買代金は1.6兆円ちょっとと引き続き低水準でした。


投資判断は「やや売り」。先般より「日経平均は4/2,6/7,6/17,6/21などの安値を結ぶ下値支持線と5/23,7/19の高値を結ぶ上値抵抗線で作られる三角持ち合いの最中での蠢動に過ぎません」としてきましたが、その下値支持線を昨日ブレイク。案の定嫌な予感が的中してきました。

加えて下げるべき理由を5つ挙げていましたけれど、中でも致命的なのがアメリカの下落。特に昨日のFOMC議事録で9月の緩和縮小がほぼ無くなった感じになったにもかかわらず、新興国からの資金引き上げが止まなかったのが事態の深刻さを物語っています。

更に為替が円安に振れても下げ止まってくれません。本日はドル円で98円台で推移していましたが、あまり関係無い感じでした。今までなら1円の円安は数百円高するほどのインパクトがあったのに。

チャート的には下落に転じた75日線も25日線とデッドクロスしてしまい、一層上値が重くなってきました。他方、株価のリズム的にはストキャスが割安感を示していることもあって、ドンドン売られていくというよりは、来週にかけてちょっと小反発相場になりそうな感じもあります。しかし本質的には総じて下落トレンドであるという認識は持っておくべきです。

なお、本日発表の投資主体別売買動向では外国人投資家はわずかに買い越し。確かに先週はそれでも少し上昇した週だったので、買い越しというのもわかります。ただ今週分はやはり売り越しでしょうね。足元の新興国株売りは、つまりは外国人投資家による海外資金の回収であり、その流れは日本にも及んでいるものと思われます。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調。薄商いの中新興株を買う投資家も現れず、閑散としています。閑散としている、ということは、それ自体が株価のマイナス材料になり、リスク回避の売りが出る、という悪循環になります。繰り返しになりますが、東証1部が横ばい推移くらいにならないと、安心して新興市場を買うような環境にもならないでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
ニトリHD(9843)は反発。上がったり下がったりを繰り返しながら下値を切り上げる流れとなっています。下値を支持しているのは75日線と一目均衡表の雲。結果、お手本のようにキレイなチャートになっています。できればもう少しすんなり上がってもらいたいですけれど。

いずれにせよ「円高」「猛暑」メリット株として今の時流に乗るべき銘柄ですから、引き続き強気で見ていきたいところです。


前回買いポートフォリオ入れとなったソフトクリエイトHD(3371)は小動き。相変わらずの地味さをいかんなく発揮しています。正直高利回り銘柄は他にもたくさんありますけれど、同社の魅力は着実に毎期増収増益を積み上げているという実績。今後も増配の余地があり、ゆっくりでも下値切り上げ型の上昇が見込まれるものと思います。


そして今回はまた一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは日精樹脂工業(6293)です。

同社は射出成型機最大手。射出成型機とはプラスチックなどの原料を加工する際に用いられる機械です。その顧客は自動車、医療、IT、ペットボトル容器などで、ペットボトルの括りで見れば猛暑関連銘柄という位置づけもあります。

それはともかく、9日に発表した第一四半期決算は減収・営業減益ということで大きく売り込まれ、今もその悪い流れを引きずっています。しかし、私は来月発表される次期iPhoneの廉価版がプラスチックという話もあり、ちょっと見直しのきっかけにならないかと思っています。

現実的にはもし本当に採用されているのならとっくに納品して生産されているでしょうから、今更業績には大きく影響してこないはずです。ただ足元で中国などのスマホメーカーが攻勢をかけていることもあり、今後も材料的にはやされる可能性が捨てきれないと見ています。

難点を言えば今微妙な流れになっているタイに新工場を造ったばかりということと、足元で話題になっている3Dプリンタが今後広く普及してきた場合若干競合すること。当然大量生産に一々3Dプリンタを使っていられませんから比較するのはおかしいですが、あくまで株式市場のイメージ的に。また、プラスチック原料の原油価格が上昇していることは、顧客企業にとってはマイナスです。

それにしても、今回取り上げる一番の理由は、あの決算を受けてこれだけ売られるのはちょっと過ぎるだろうと思うこと。その他自動車生産は世界的に復調傾向にありますし、医療関係も鉄板でしょうから、第一四半期の減速は一時的なものと見ます。

実際業界的には東洋機械金属(6210)が業績の上方修正を出しましたし、ファナック(6954)や日本製鋼所(5631)も射出成型機に関しては受注が伸びているとのこと。

で、今日ようやく5日線を上回ってきたので、ここから上の大きな窓を閉めてくれる大反撃の動きに期待します。実は丁度同じことが本決算発表時にもあり、その後は地合が良かったこともあって一気に切り返し、高値を更新してきました。

今回もその再来に期待し、目標株価は850円。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
前田建設(1824)は続伸。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、13日に有料メルマガにて買いで取り上げ。本日も地合が悪い中で600円を突破し、年初来高値を更新してきました。諦めかけましたが強いですね。ここまできたのならあともう一伸びお願いしたいところです。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。