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直近の成績
1/21 日本商業開発(3252) 1429円→1700円 上昇率19.0%
1/22 近鉄GHD(9041) 450円→500円 上昇率11.1%
2/3【売り】三越伊勢丹HD(3099) 1520円→1300円 下落率14.5%
2/15 ソフトバンクG(9984) 4300円→5500円 上昇率27.9%
2/23 ヨネックス(7906) 3680円→4500円 上昇率22.3%
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一度お試しください。
※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日経平均は本日反発。前日のNYは中国の預金準備率引き下げや原油価格の上昇があったものの軟調。2月月末の特殊要因が働いたような感じで、日本株同様に引けにかけて売られました。
それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日後場の急落の勢いそのまま断続的に売りが続きました。中国株が始まると製造業の各指数の内容の悪さを受けて続落ムードであったことから、日本株も一段と売りが加速。
ただ後場になると為替の円安進捗が後押ししてプラス転換。中国株が再開するとまたマイナス圏に転じる動きもありましたが、引けにかけて上海市場と歩調を合わせて戻りました。売買高22億株台、売買代金は2.1兆円台と低水準。
投資判断は「中立」に。とりあえず予定通り2月後半は戻り歩調になりましたが、良いところまで戻ってきたこと、またここからイベントが目白押しなので投資判断は一つ引き下げて「中立」の様子見とします。前回も書いたように、月替わりでまた流れが変わる可能性がありそうです。
まず本日の空売り比率は41.0%と3月一発目から高水準。既に昨日42.5%となかなかの高得点をたたき出していたこともあり、雰囲気はあまり宜しくありません。昨年12月から3ヶ月続けて月初高陰線が続いていますが、12月と2月は初日だけ高かったんですよね。
何故月初から売られるのかは色々原因があると思いますので一概に一つに結論付けられません。例えば原油は確かに12月、1月は月初高陰線でしたが、2月は違います。原油と連動しやすいアメリカ株も同様です。2月に月初から下落していったのは為替ですね。為替に関しては1月逆に追加緩和があって円安になりましたが、2月はその反動から売られました(円高)。
結論としてはいつもの通り「外国人投資家が日本株に対してどう接してくるか」に因ります。原油が下落したのでオイルマネーが売った、為替が円高になっていくので外国人投資家から見た株価的に高値止まりしている日本株が売られやすくなった、というような事情が常につきまとっているとも言えます。
ただそれぞれ月半ばから買い戻しが入るのには明確な理由があります。一つは重要イベントが基本月の前半に多いこと。3月に関しても前回示したように前半に多いですね。またSQを終えることで需給が改善すること。SQ直前はSQのポジションに振られやすい動きになりますから、終わった後は落ち着きを取り戻して過剰に売られ過ぎた分はひとまず戻します。
もう一つは最終週になるとGPIFが買ってくるという事情もあるでしょう。実際、投資主体別売買動向を見ると、GPIFが関与しているとされる「信託銀行」は、昨年8月以降各月の最終週に一番買い越しが大きくなる傾向が続いています。ただ週間のカウントが例えば今週は2月第5週となりますから、実は翌月の月初も含んでいます。なので月末・月初にかけて買われやすいという言い方が正確でしょう。
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
需給面に関する一つ朗報としては、今回のメジャーSQに向けて裁定買い残が先月19日現在で1.8兆円にとどまり、裁定解消の売りが非常に小さいと見られること。12年10月のアベノミクス相場開始前以来の低水準となっています。これは純粋に相場の下落局面では少なくなりますが、ともあれ先物の精算されるSQ前に一波乱あるという確率を減らしてくれます。
またオプションでも17000円の建玉がコール・プット(売り買いする権利)が最も集中しており、よくメジャーSQ前の「魔の水曜」などで相場が荒れることは少なそうです。更に信用買い残も8月のピーク3.5兆円→2.5兆円まで減少し、13年4月以来の低水準。丁度8月高値から信用期日の半年経過という流れもあるので、整理売りが進んだとも言えます。
日本株のチャート的には、価格帯出来高で見ると17000円までは滞在日数が少ないので、簡単に戻る可能性はあります。ですから外部環境さえ悪くならなければ、需給・チャートといった日本の地力のみで17000円回復はあるという見方です。
それでも今週はまた色々と様子見したいイベントが続きます。明日から相場が崩れないかどうか。もしこれまで同様に1日が強かったとしても2日以降崩れて3日続落などにでもなれば、やはり月央にかけて安値を付けに行く可能性が強いと見るべきでしょう。
そのカギを握る一つが本日アメリカで行われるスーパー・チューズデー。今週は週末に雇用統計もありますが、個人的には政策金利の引き上げ方向自体は決まっている以上、追加で利上げするかしないかは、昨年の利上げ開始か否かと比べると重要度合いは薄まっていると思います。つまり0→1は変化として大きいけれど、1→2は前者に比べて大きく無いということです。それでも十分重大イベントとして認識されるでしょうけれど。
で、そのスーパー・チューズデーは読み辛いですね。民主党の方はクリントンさんが何とか逃げ切れられそうな雰囲気が出てきたので株式市場にとって最悪な事態は回避できそうですが、問題は共和党の方。トランプさんがそのまま逃げ切ると、やはり株式市場にとってマイナスと見られます。
まあトランプさんは初戦のアイオワで落としてから1州1州の戦い方を学んだのか、何らかの技を掴んだのか(ネバダ州では二重投票疑惑もありました)、その後は着実に連勝しています。しかし今度は15州で一気に行われる予備選・党員集会ですから各個撃破はできず。地力の勝負と言えそうです。
また土曜からは中国全人代(日本の国会に相当)があります。それに先駆けて今まで皆「(G20もあるし全人代もあるから)中国もそろそろ何か景気対策してくるんじゃないの?」という期待感を持っていたのが、昨日ようやく預金準備率の引き下げという形で結実しました。昨日の上海株の下落もその催促相場だったという言い方もできるでしょう。
が、個人的には正直「これだけ焦らして、対策はこれだけか?」という気がします。特に一層の人民元安を誘発する政策ですから、外貨準備高の減少が気にされるかも知れませんし、G20における「通貨安競争をしない」という約束をいきなり議長国が反故にした印象もあります。ともあれ「これで次の政策がしばらく出てこない」と足元を見られて中国株が崩れなければ良いのですが。
また3月で一番大きいイベントは日米欧各国の金融政策。その一発目が来週10日(木)のECBの政策金利発表です。追加緩和が行われると事前期待値は高いですから、出たとして生半可なものが出たら売られるでしょう。またニトロ級の劇薬を使うと、先般の日銀マイナス金利導入時のように、瞬間好感されてもその後の手詰まり感を見越して以後売られる可能性があります。
その他に目を向けると、WTI原油先物はダブルボトム形成からしっかりしているものの、「炭鉱のカナリア」である金はまた高値を攻める動きになっています。これらのイベントを前に、アメリカのVIX指数もなかなか20ポイントから下落してくれません。日本国債も新発もの10年国債が遂にマイナス金利に。リスク回避の動きが続いています。
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N1691R1
為替に関しては引き続き神経質な展開が続きそうです。G20では結局「通貨安競争に繋がる為替操作をするな」と釘を刺されただけに終わった印象です。
そして昨日発表された2月の為替介入実績は「0円」ということで、先月も為替介入をやっていないことがハッキリしました。まあ口先介入とレートチェックするだけという程度ですから実効性に乏しく、これだけ円高が進んでいるという言い方もできますが。どっちにしろ為替介入でトレンドは変わりませんから、個人的にはやってなくて良かったと思います。
新興市場も「やや買い」。本日は両指数共にしっかり。昨日も東証1部が崩れる中で新興市場はしっかりしており、目先色々イベントのある中で新興市場は相対的に買いやすさがあります。イベントが続く中でも為替などによる直接的な影響は小さい市場であり、短期で値幅が取れるという点でも扱いやすさがあります。
・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
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それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日後場の急落の勢いそのまま断続的に売りが続きました。中国株が始まると製造業の各指数の内容の悪さを受けて続落ムードであったことから、日本株も一段と売りが加速。
ただ後場になると為替の円安進捗が後押ししてプラス転換。中国株が再開するとまたマイナス圏に転じる動きもありましたが、引けにかけて上海市場と歩調を合わせて戻りました。売買高22億株台、売買代金は2.1兆円台と低水準。
投資判断は「中立」に。とりあえず予定通り2月後半は戻り歩調になりましたが、良いところまで戻ってきたこと、またここからイベントが目白押しなので投資判断は一つ引き下げて「中立」の様子見とします。前回も書いたように、月替わりでまた流れが変わる可能性がありそうです。
まず本日の空売り比率は41.0%と3月一発目から高水準。既に昨日42.5%となかなかの高得点をたたき出していたこともあり、雰囲気はあまり宜しくありません。昨年12月から3ヶ月続けて月初高陰線が続いていますが、12月と2月は初日だけ高かったんですよね。
何故月初から売られるのかは色々原因があると思いますので一概に一つに結論付けられません。例えば原油は確かに12月、1月は月初高陰線でしたが、2月は違います。原油と連動しやすいアメリカ株も同様です。2月に月初から下落していったのは為替ですね。為替に関しては1月逆に追加緩和があって円安になりましたが、2月はその反動から売られました(円高)。
結論としてはいつもの通り「外国人投資家が日本株に対してどう接してくるか」に因ります。原油が下落したのでオイルマネーが売った、為替が円高になっていくので外国人投資家から見た株価的に高値止まりしている日本株が売られやすくなった、というような事情が常につきまとっているとも言えます。
ただそれぞれ月半ばから買い戻しが入るのには明確な理由があります。一つは重要イベントが基本月の前半に多いこと。3月に関しても前回示したように前半に多いですね。またSQを終えることで需給が改善すること。SQ直前はSQのポジションに振られやすい動きになりますから、終わった後は落ち着きを取り戻して過剰に売られ過ぎた分はひとまず戻します。
もう一つは最終週になるとGPIFが買ってくるという事情もあるでしょう。実際、投資主体別売買動向を見ると、GPIFが関与しているとされる「信託銀行」は、昨年8月以降各月の最終週に一番買い越しが大きくなる傾向が続いています。ただ週間のカウントが例えば今週は2月第5週となりますから、実は翌月の月初も含んでいます。なので月末・月初にかけて買われやすいという言い方が正確でしょう。
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需給面に関する一つ朗報としては、今回のメジャーSQに向けて裁定買い残が先月19日現在で1.8兆円にとどまり、裁定解消の売りが非常に小さいと見られること。12年10月のアベノミクス相場開始前以来の低水準となっています。これは純粋に相場の下落局面では少なくなりますが、ともあれ先物の精算されるSQ前に一波乱あるという確率を減らしてくれます。
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日本株のチャート的には、価格帯出来高で見ると17000円までは滞在日数が少ないので、簡単に戻る可能性はあります。ですから外部環境さえ悪くならなければ、需給・チャートといった日本の地力のみで17000円回復はあるという見方です。
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