KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計好調

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日経平均は金曜反落。前日のNYは注目のパウエル議長講演において、足元の長期金利に関し「FRBによる介入が必要と考えていない」としたことから長期金利が1.55%まで急騰。金利と逆相関の動きになりやすいGAFAM系中心に売られ、NASDAQの更なる下落に繋がりました。一方、OPECプラスで減産規模を4月もほぼ維持と伝わり、WTI原油先物は65ドルに接近し戻り高値更新。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。引き続きファーストリテイリング(9983)とソフトバンクG(9984)がそれぞれ売られ指数を押し下げ、28500円を一気に割り込む動き。その後も次第に売り込まれる動きになりました。中国株も下落スタートとなったことから下げに拍車がかかり28300円まで下落。

ただ昼に黒田総裁が「長期金利変動幅を拡大する必要があるとは考えない」と発言したこともあり、国内長期金利の急低下も追い風に急速に買い戻しの展開に。日銀ETF買いも入り、TOPIXはプラス転換。日経平均ファーストリテイリングの下げでプラス転換できなかったものの、ほぼ高値引けで終えました。売買代金は3.1兆円台と膨らみました。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは雇用統計において非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る37.9万人増で前月分も上方修正。失業率も6.2%に低下。長期金利は一旦1.62%を上回り今年の高値を更新。NASDAQなどは今年の安値を付けたものの、長期金利が落ち着くと同時に切り返しプラス引け。それらを受けた日経平均先物は29150円と月曜の日本株は堅調なスタートが見込まれます。

「おやっ?」と思ったのは、アメリカの長期金利が高止まりなのにハイテク株が強かったこと。結局、先月末から「長期金利の上昇がハイテク株の売り要因」と説明してきましたけれど、金利動向関係無く、純粋にハイテク株も債券同様にポートフォリオのリバランスによって売られていただけなのかも知れません。そうは言っても全く無関係なわけもないでしょうから、引き続き長期金利の動向には注目しておく必要がありますが。

これまでアメリカの長期金利の上昇は逆にドル安で反応していましたけれど、今回ばかりはさすがにドル高に向かいました。ただ市場関係者のコメントは「あくまで一時的なものなのですぐ落ち着く。心配無い」というコメントばかりです。ただそうなってくると、私は逆に不安になってくるのですが・・・
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

ドル高になると逆に困るのが新興国の方。ワクチン普及に時間がかかるためコロナによるダメージからの立ち直りはどうしても先進国よりも遅れてしまうのですが、新興国通貨安が更に経済へのダメージを深めてしまいます。この辺りは一つリスクになってきます。

アメリカ国内においても金利の上昇が既に住宅市場に影を落とし始めていますが、それ以外の様々な物価上昇圧力に繋がります。コロナ収束の暁にはコト消費を中心に需要が爆発すると、様々な「不足」を背景に短期的に急激なインフレが発生する可能性があります。その尖兵として今回の上昇が受け止められるならば、これまでのように安定したマーケットは望み辛いのかも知れません。

その「不足」で市場に既に影響を与え始めているのが「半導体」「コンテナ船」です。前者は今や自動車生産に大きな影響を与え、遂にはTeslaが半導体不足で製造一時停止。それがまたTesla株の下落要因に繋がっています。Teslaに関してはビットコイン価格とも連動するようになっているので、リスク要因がとにかく多いところ。

そして相変わらず空売りポジションも多いのですが、それでも下がる時は下がるという当たり前の動きになっています。ただ買い戻しが入るので急落は無く下落がマイルドになり、時間をかけてゆっくり下落→そのうち売り方の諦めや良い材料が出てたちまち反転という可能性は十分あります。

日銀ETF買いは前引けのTOPIXが△1.0%で復活。ただし501億円の買いに止まり、全く焼け石に水でした。そもそも今後決まったルールができるのかどうか微妙なので、この辺りはあまり気にしない方が良さそうです。そもそも日銀ETF買いの影響度合いが小さくなってきましたから。

外債に加え日本でも長期金利が16年のマイナス金利導入以来の高水準(といっても0.175%ですが)。これだけ債券価格が下落すると、リバランスの株売り債券買いがGPIFや他の機関投資家で動きが出そうです。ただ株も債券も下落してきたので、そういう意味ではポートフォリオ内でのそれぞれの比率は変化し辛くなりましたけれど。

3月は年度末を控える最終売買月。先にトヨタ紡織(3116)がプライム市場に向けた持ち合い解消をトヨタ(7203)に要請したと伝わったように、元々コーポレートガバナンスコードの流れからも持ち合い解消売りは出やすかったですが、特にそういった話が多くなりそうです。逆にTOBなどの話も駆け込み的に出てきそうな感じもあります。

日経ダブルインバース(1357)は日足、週足共にMACDが好転。売買代金もここ半年で最大となりました。マザーズも崩れており、75日線を割り込んでいる形。

アノマリー的には3月は月初が強いというものが過去にありましたが、ここ3年はむしろメジャーSQにかけて弱い動きが続いています。メジャーSQ後から権利付き最終日にかけて高くなりやすい傾向があり、前半安→後半高の流れが顕著です。特に今年の場合は空売りも多そうなので、期末に向けて名義戻しの買い戻しが膨らむ銘柄が多そうです。今年もその流れを踏襲しそうな感じがします。

先週末時点の信用倍率は前週3.09倍→3.84倍に急増。先週末の大幅安に逆張りの買いが集まった感じになっていますが、今のところ個人投資家は報われている感じですね。そして毎度の日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は差し引き9537万口と1億口割れ。引き続き高水準に違いは無いものの、着実に減ってきています。


新興市場も「やや売り」。金曜は高安マチマチ。マザーズ指数は一時昨年末安値をわずかに下回り約半年ぶりの安値を付けたのですが、1部銘柄同様に買い戻しが強まりました。日米で指数寄与度の高い銘柄が売られているので、マザーズも寄与度(=時価総額)上位のメルカリ(4385)やフリー(4478)なんかがそろそろ崩れるのでは無いかと思うのですが。


ポートフォリオ銘柄】

ネクス・インフラ投資法人(9286)は続落。今月に入ってから金利上昇を受けてREITと共にインフラファンドも売られる動き。ただこの辺りは年度末に向けた地銀などの買い需要が強いと見られ、改めて買われる動きが出てくると思います。引き続き強気で。

売りポートフォリオM&ACP(6080)も続落。一時半年ぶりの安値を付けました。引き続き買い手売り手双方から手数料を貰うM&A仲介の手法に対する規制案を警戒する流れ。銀行などは金融庁の目が怖くてそういったビジネスに及び腰だったということから、元々グレーなビジネスモデルだったのだろうなと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。