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本日は1月の成績発表です。1月は大発会が絶好調の滑り出し・・・となったものの、そこを天井にじり安展開。トランプ氏の発言に右往左往する形でドル安進捗が重石になり、1月は陰線となりました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。
【買い銘柄】
DMS(9782)
906円→918円(22営業日保有 上昇率1.3%)
年初来高値更新波動だったものの、3Q決算がイマイチだったことから値を消す展開に。ただ何とかプラスはキープしました。いずれにせよ株価も業績も上昇基調が続いており、引き続き越境EC関連としての位置付け、低PBRのバリュー株を評価する動きは継続しているものと見られます。
三菱製紙(3864)
751円→780円(22営業日保有 上昇率3.9%)
同社の決算はまだ出ていないものの、今回のここまでの決算数字では製紙業界の業績改善率がトップという話もあり、総じてしっかり。足元で円安が一服してきたことも、買い安心感に繋がっています。なお同社の決算は7日に予定されていますが、まあ決算そのものにはあまり期待していませんけれど、業界再編の動きがそろそろ出てこないものかなと思っています。
日油(4403)
1/7より 1180円→1176円(19営業日保有 下落率0.3%)
防衛関連、宇宙関連としてエントリー。ただ宇宙関連の方は世界最小ロケット打ち上げ失敗もあってトーンダウン。防衛関連の方はトランプ大統領によるきな臭さもあって石川製作所(6208)が足元で急騰していますが、同社の方は特に反応はありません。こちらも8日に決算が予定されていますが、化学メーカーはどうも決算で売られるものが相次いでいるので、ちょっと警戒しています。
【売り銘柄】
大東建託(1878)
17580円→15585円(22営業日保有 下落率12.8%)
決算は良いものの、受注の前年割れが続き一貫した下落基調に。1月月次も順調に前年割れとなり、下げ止まりのきっかけを失っています。
それにしても決算説明会の話を聞くと「リピート契約6割」とあって、ちょっとビックリ。一棟建ててみて、良かったからもう一棟建てよう・・・というオーナーが多いんですね。確かにうちの周りにも、大東建託の物件が並んで建ってたりします。
これ本来10年くらい運用してみて、きちんと損益がプラスになることが見えてから初めて次の投資を考える話だと思うのですが。新築はすぐ埋まってお金が入るので安心しちゃうんでしょうね。勿論場所にも因りますが、新築物件はすぐ人が埋まりますけれど、一旦空室が出るとなかなか埋まりません。言い方はきついかも知れませんが、騙される人は何度も騙される、そんな感じがします。
セイコーエプソン(6724)
2475円→2415円(22営業日保有 下落率2.5%)
見事225採用レースは大塚HD(4578)に出し抜かれて急落。もういっちょ決算で一段安・・・を期待したのですが、野村の目標株価引き上げもあってしっかり買われました。割高感は強いと思うのですが、どうも下値耐性が強いので、金曜寄りで大人しく利食い終了としました。正直どこが良いのかさっぱりわかりません。
三井物産(8031)
1/25より 1682円→1645円(7営業日保有 下落率2.2%)
原油価格など商品市況の下落を見込んでエントリー。ところが足元ではむしろ原油は高値を攻めるなど、想定と逆の動き。先行して決算を発表した同じく資源依存度の高い三菱商事(8058)は買われる動き。ただ翌日の金曜は反動安となりました。同社の決算発表は8日ですが、さてどう反応するか。
以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.20(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。
ちなみにその間
日経平均 12/30終値 19114円→19114円(22営業日 下落率1.0%)-0.05(%/営業日)
TOPIX 12/30終値 1518 →1515 (22営業日 下落率0.2%)-0.01(%/営業日)
今月はベンチマークに勝利!売りポートフォリオが成否を分けました。
そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。
KA指数878.1ポイント
今月も最高値更新!いよいよ900ポイントが見えてきました。
さて、足元の投資判断は再度「売り」に引き下げます。金曜のNYは注目の雇用統計において非農業部門雇用者数は22.7万人の増加と良かったものの、失業率が4.7%→4.8%へと悪化。また時間給も+0.1%と予想の+0.3%に届かずドル売りに繋がりました。
一方金融規制のドッド・フランク法見直しの大統領令に署名したこともあり株は堅調。それらを受けて日経平均先物は19090円と、金曜終値より高い水準となっています。ただ足元でチャートが三尊天井形成の構えを見せてきたこと、また円高基調が止まらないことから、やはり売り目線が妥当だと思いました。
トランプ政権のナバロ国家通商会議委員長が「ユーロが過小評価されている(安過ぎる)」と発言したと伝わり、今まで日本や中国を非難してユーロ圏への牽制発言はなかったものの、遂にユーロ圏にも矛先を向けてきました。ホントに全世界を敵に回すつもりでしょうか。
この前大統領令はあくまで政策の方向性に過ぎない、ということを書きましたが、そもそもトランプ大統領がビジネスマンらしく次々と決断しスピード感を持って出している・・・というわけでも必ずしもない様子。というのも、元々結構バンバン出る類のものだそうです。以下のリンクに詳しいですが、過去の平均的には4、5日に1個のペースだとのこと。
http://www.american-presidents.info/Excecutive-Orders.html
「トランプ大統領は1週間で15も出したじゃないか」ということですが、勿論就任時が一番出やすいですから、いくらなんでもこのペースが今後も続くわけはないでしょう。もしこのペースが続けば、4年間で3000を越す大統領令が出されることになりますが、そんなに変えないといけないところが多いのか、という話にもなりますし。
「マイナス面の大統領令ばかり出て、減税などプラス面のものが一つも出ていない」ということですが、先般出たニュースでは「7カ国からの入国禁止政策に対して賛成49%、反対41%」とありました。
結局国民の代弁を大統領が行っているという格好ですが、一応回答者が1201人のアンケートで、うち共和党支持者が478人、民主党支持者が453人だったとのこと。これだけではちょっと何とも言えないですね。しかしトランプ氏はこの結果に「嘘ニュースだ」とは言わないのでしょうか?
・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。