KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ボーン!と産まれる その15

出産話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20170511.html


そんなわけで慣れない子育てに悪戦苦闘が続き、また嫁が鬱々としてきたのですが、そこでまた難しいのが、うちの母の存在。自身が子供二人育てただけでなく、これまで孫3人、そしてひ孫2人もあやしてきた歴戦の手練れ(?)だけあって、どんなにグズッても一発で泣き止ますことができるのです。

勿論、それはすごく有り難いことで助かるのですが、あまりに上手過ぎるので、嫁が自信を喪失してしまう事にもなるのでした「実の母親なのに何故娘はなついてくれないのか?」そういう思いが気持ちが鬱々としている時には余計に嫁に染みるようです

この厄介なマタニティーブルーに関して、実は「れもん、うむもん!」(はるな檸檬著)というマンガを出産前に読むほど嫁は警戒していました私なんかは「産む前からそんな心配しなくて良い」とは言っていたのですが、心配性な性格が余計に拍車をかけているというかちなみにこのマンガ自体は大変面白かったので、私もついつい2回ほど読んでしまいました

というわけで私自身はその辺りを理解しているつもりなので、私自身も板挟み嫁が席を外しているうちにその辺りの事情を母に話すと、母も「じゃあどうすれば良いの?」と困り顔。確かに母も良かれと思ってやっているのはわかるのですが・・・とりあえず本当に困った時に私から母に振るので、それ以外はそっとしておいて欲しいということを伝え、その作戦でいくことになりました。

一方、私自身も姪っ子、甥っ子を見てきただけに、まあまああやすのは慣れている方なのですが、私もあまり上手くあやさない方が良いのではないかと思ったりあやしながらも内心「もう少し泣いていてくれ」とか思ったり、心持ち手を抜いてみたりして、正直全方位的にあちこち神経を使わねばならず、この時期は一番しんどかったです

ある時、嫁が娘を抱えてほ乳瓶のミルクを与えていたのですが、娘が飲んでいる途中でほ乳瓶からパッと手を離し、ボーッと放心した感じになっていました。これはいよいよまずい、と思い、私は「ちょっと気分転換に散歩でも行ってきたら?いつも娘につきっきりで全然外にも出ないのは精神的にも良くないし、そんな状態では娘にも良い影響を与えないよ」と提案しました。

結局その後も状況が劇的に良くなるわけでもなく、毎週のペースで病院に授乳の指導を受けに行くことになるのですが、専門家の言うことを聞ければ一旦気持ちも落ち着くものの、またしばらくすると気持ちが沈み・・・の繰り返し。そんな状態が大体一ヶ月続きました。(つづく)