KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

北朝鮮のミサイル発射が激震

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日経平均は本日続落。前日のNYは高安マチマチ。ハリケーン「ハービー」による被害を受けてエネルギー株や銀行株が売られる一方、ヘルスケア株などが買われました。ただ日本時間の朝方、北朝鮮が日本上空を通過するミサイルを発射したことを受けて、いつものパターンでリスク回避の円高が進捗。一時今年4月以来の円高水準になりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。売り一巡後は買い戻しも入りましたが、今回ばかりはさすがに韓国株も下落したことを受けて改めて下値を伺う展開に。後場は日銀のETF買いが入る期待感もあって下支えられる流れ。売買高は14時時点で10億株台と低調。


投資判断は「売り」。いつものパターンですけれど、ジャクソンホールなど「イベント待ち」と言われたイベントを通過しても特に出来高も増えないんですよね。本日のミサイル騒ぎですら商いが膨らまず。そうなるとトレンドが変わりようも無く、利益確定売りに晒されやすいと思います。なお日米共に流動性が少なく、本格的なエネルギッシュな買いが見られません。

日経平均は週足で見ると先週までで6週連続安。これは14年1月以来とのこと。当時はその後も戻りが鈍く、結局5月の本決算通過後まで横ばいの低迷が続きました。

一方、出来高も低迷が続き、これも昨日時点で12年8月以来の5日連続15億株割れとなりましたが、当時も8/20から6営業日連続の15億株割れ→9/6まで6%程度下落して、その後は概ね横ばい推移が続きました。

当時は株価水準が9000円程度だったので、今とは売買代金のレベルが大きく異なりますけれど、両方の事例を総合して言えるのは「しばらく上がることが無い」ということ。買い上がるエネルギーや理由が無いわけですね。

最近の雑感としては、年初来安値更新銘柄でも空売り残が多いこと。信用倍率が1倍を割り込んでいる銘柄が多いんですよね。毎日の東証1部全体の空売り比率も一応高いですし(最近は商いが薄いのであまりアテにはならないですけど)、高値警戒感自体は十分織り込まれている感じでもあります。

そういう意味で空売りの買い戻しが入り下値を支えているので、ガンガンと安値を更新するわけではなく、ジリジリと真綿で首を絞めるような下げ方をしている印象です。前向きに捉えれば、閑散相場の中で空売りという仮需の売りばかりで実需の売りが出ていないことが先々の安心感を生むかも知れません。が、一方で積極的にバンバン買っていこうという筋が居ないことも確か。

他方、市場全体の信用倍率が少しずつ悪化してきているのも事実。半年の信用期日を意識すると、この流れは12月まで続くということかも知れません。
http://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp

一方、高値更新銘柄の中に時価総額の大きい金融株や不動産株などが無く、逆に安値更新銘柄の方に属している点が、今の地合の弱さを象徴しています。

しかし需給はそこまで悪く無いのに「何故日本株が海外株に比べて相対的に弱いのか」と改めて考えてみると、やはり日本だけ金融政策に出口が見えず、今後起こるであろう世界的な株安になった場合の備えが薄い点が相対的な弱さなのだろうと思いました。

景気は当然ながら無限に回復するわけではなく、アメリカでの景気拡大期が98ヶ月続いているのに歩調を合わせる形で、日本の景気拡大期も今月で57ヶ月となっており(残念ながら震災で途中減速したので短い)、戦後2番目の長さとなっています。いずれやって来る景気腰折れ局面において、利下げで対応できるような策が用意できない(マイナス金利は通用しないことは実証済み)点が、日本株の弱みなのでしょう。

GPIFは日本株の買い余力がだいぶいっぱいいっぱいになりましたし、ここから日本株の比率を更に引き上げるのはなかなか難しいでしょう。こうなると頼みの綱は日銀ETF買い一本のみということでしょうか。

投資主体別売買動向では、先々週外国人が現物を2,057億円の売り越し。一方、個人は2週連続の買い越しとなり、特に信用取引以外の現物での買い越しが350億円ということで、3月最終週以来(権利取り目的の買い)になった模様。これが押し目と認識したということでしょうか。なお、外国人は先物の方は3,288億円の売り越しということで、薄商いの中ガンガン売ってきた格好です。

ところで先週金曜は世界的なネットワークの障害がありました。楽天証券を始め、国内の証券会社が軒並みシステムダウンする中で、出来高が一層細った格好。一説にはGoogleによる誤送信が引き起こしたとされています。

正直、私は細かい理屈がわかりませんが、これはGoogleに対する損害賠償に発展しないのでしょうか?実際そうであれば金曜のGoogleの株価はもっと下落していたと思いますが、とりあえず小幅安に止まっています。となると、本当の犯人は今回の北朝鮮のミサイル発射前のサイバー攻撃だったのではないか・・・というのはゲスの勘ぐり?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082502137/

もしGoogle株の下落に繋がるとなると、チャート的には6月と7月に1000ドル手前の水準でダブルトップ形状となっており、その間の7月安値895ドルを割り込んでしまうと、本格的にダブルトップ完成と言えます。その場合NASDAQへの影響度が強い銘柄ですし、他のFANG株などへの波及を通じて下落相場を作り上げるかも知れません。


新興市場は「強気の売り」。本日は両指数共に軟調。高値更新波動の続く日経JASDAQ平均もさすがに下落は避けられないものの、下げ幅は限定的で底堅く。一方、アンジェス(4563)が公募増資を発表したことで、そーせいG(4565)など他のバイオ株にも売りが波及。マザーズ指数押し下げの要因になりました。

まあ今回の一件があろうとなかろうと、とりあえず需給バランスを崩してしまったマザーズの方は厳しい展開が続くと思います。


ポートフォリオ銘柄】
グリーンズ(6547)は反発。北朝鮮によるミサイル発射がインバウンド需要に影響を及ぼすか、そうでなくても円高がマイナスと見られましたが、特段影響無く。JASDAQや2部指数の強さから見られるように、小型株に資金が流入する流れになっています。明日の機関投資家向け説明会を控えた期待感もある模様。

また、近年はインバウンド需要も3大都市圏から地方に人気が逆転したということで、地方のホテルに強みの持つ同社にとっては良い話でもあります。ここからの見直し買いに期待です。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS09H1M_T10C17A8NN1000/


売りポートフォリオJXTGHD(5020)は反落。冒頭でも述べたようにハリケーンの影響でアメリカで原油価格が下落し、その流れが原油株の上値を重くする格好。一方、銅の価格は天井知らずですが、今のところ原油のマイナスの方が大きく出ている格好。ただ今月中にはちょっと撤退ポイントを探っていきたいと思っています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。