KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCで3月利下げを否定

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前日のNYは注目のFOMCにおいて3月利下げを否定されたことで3指数揃って軟調。決算を受けてギガテック株が軒並み売られたことや、地銀のNYCBも決算を受けて40%近く下落し他の地銀株に波及したことも重石になりました。長期金利は3.92%に下落。VIX指数は一時146円まで下落したドル円は147円弱まで戻して戻ってきました。中国の景気悪化を嫌気してWTI原油先物は76ドル割れ。


投資判断は「売り」。先週はこれまで売られていた中国株が急反発し、ヨーロッパ株もドイツDAXが最高値更新するなど、先々週の意趣返しの展開になりました。ただ一方でアメリカ株は週間では引き続き1%前後のしっかりした上昇を続けており、日本株は反落も、小幅な下落に止まりました。

アメリカではSVB破綻時の緊急貸出制度に関して、FRBから正式に3/11での終了と、即日金利引き上げが発表されました。これで金融機関が連銀相手に裁定取引で無リスクで儲ける手段が封じられました。この10ヶ月間、これで儲けたマネーが株式市場にも入ってきていたと推察されますが、一つ蛇口が閉じられた形。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-25/S7SIZCT1UM0W00

一方、日本株に関しては、市場で少し話題になったのは「中国株買い、日本株売りファンドの破綻」。ボラティリティの大きな相場で見事に股裂きを食らった形です。正直規模はさほど大きくないとは思うものの、こういった破綻処理による反対売買も一つの今の行き過ぎる市場を説明すると共に象徴的な出来事のように捉えられます。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-23/S7OWZ2T1UM0W00

トヨタ(7203)はダイハツ豊田自動織機(6201)の問題が、富士通(6702)はイギリスでのソフト不具合問題があってもしっかりで、大型株でさえあることが買われる条件になっているような異様な状況。中小型株との差が広がるばかりで、違和感もそれに合わせて拡大しています。

また中国が様々な景気、株価対策を発表し中国株が急反発しましたが、じゃあこれまで中国株からのキャピタルフライトで買われていた日本株は売られないとおかしいわけですけれど、そうでもありませんでした。

しかし昨年までの中国であれば、もっと早く対策を打っていたように思いますが。大地震などの災害に金を出さないのは今更ですけれど、李克強氏が居なくなったことが、中国経済にとっては大きな打撃だったのかも知れませんね。ともあれ株価に対しては空売り禁止など強引に進めるのはいつものやり口ですが、これが結構奏功するのもいつものパターン。

しつこいようですが、チャート的にはやはり1月は昨年11月の相場に似ていたと思っています。確かに17日の上ひげ陰線まで似ていましたが、その後23日にかけて高値を更新してきたので、説得力に欠けるのは承知の上。

11月の相場に似ているとすると、目先は「下がるけれど、大きく下がらない」パターンかなとも思います。ただ当時は中間決算シーズンが終わった後の値動きであることに対して、今回はこれから3Q決算シーズンが始まる入り口。個別企業の決算を受けて、特に今回は最高値更新する日本の代表株トヨタ(7203)や、ディスコ(6146)のように悪くても買われ続ける半導体株の決算が特に先行きを大きく左右しそうですが。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、1月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を3,841億円の買い越し。先物も131億円の買い越しということで4,000億円弱の買い越し。外国人買いはやはり継続しています。一方、信託銀行(年金)は1,915億円の売り越し。GPIFなどが売り手となっています。

投信も2,455億円の売り越し。中国人が買ってくるよりも、個人の換金売りが進んでいるということなのでしょうか。ただ個人投資家の売り越しは前週の1兆円から1854億円に縮小。旧NISA→新NISAへの乗り換えのため、旧NISAの売りが進んでいるという観測があります。なお、グロース市場は外国人投資家が現物を170億円の売り越し。相変わらず大きく売っています。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反落。昨日はグロース指数も高値引けでしたが900ポイント回復がやっとでマイナス圏からは逃れられませんでした。本来、プライム市場の決算が本格化するこの時期はグロース市場が買われやすいのですが、今はむしろ大型株が決算を受けて買われており、中小型株は蚊帳の外感があります。上述のように外国人投資家の売り越しも痛いです。


ポートフォリオ銘柄】

北陸電力(9505)は昨日小動き。そして昨日引けに決算を発表。値上げが奏功し通期見通しを上方修正しましたが、能登震災の影響を受けて最終利益は未定に。数十億円規模の特損ということですが、ある程度は国からの補助も見込めるとは思います。ただ純粋に値上げによるV字回復を電力各社が織り込むのもここくらいまでかなと思うので、本日寄り付きで利食い終了とします。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日反落。ただ昨日昼に商船三井(9104)が決算を発表し、上方修正となったことが海運株の買い戻しに繋がりプラ転の場面もありました。市場が期待していた程の上方修正ではないですし、中国の景気減速や紅海迂回コストなどを考えると厳しいと思うのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は今年最初の1月の成績発表です。正直指数の上昇には負けていると思いますが、ハッキリさせて次に繋げたいと思います。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。