KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ファーストリテイリング(9983)が大きく牽引するも続落に

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日経平均は金曜続落。前日のNYがしっかりで3指数揃って連日の最高値更新となりましたが、ドル円円高で返ってきたきたことを受けて小幅高でのスタートに。SQ値が23723円で決まると、一旦上抜く場面があったものの、その水準が重石になって上値の重い展開が続きました。

好決算を受けて大幅高となったファーストリテイリング(9983)が100円以上押し上げましたが、場中も全般的に円高基調が重石に。連日の日銀ETF買いが入ったものの、引けにかけては下げ幅を拡大して3日続落となりました。売買高は17億株弱、売買代金は3.2兆円台と活況でした。


投資判断は「中立」。前日のNYはJPモルガンの決算が好調だったことや出てきた経済指標が概ねしっかりだったことを受けて堅調。タイムラインでの広告表示を変更すると伝わったfacebookが売られたものの、また3指数揃って最高値更新となりました。それを受けて日経平均先物は23750円となっており、週明けの日本株は堅調スタートが予想されます。

しかし昨年は一年間ほぼ外しっ放しで、とにかく皆様にご迷惑おかけ致しました。「次は下がる」「いや、今度の下落は本物だ」というようなことを言い続け、結局一年間株価は上がりっ放し。

私ももっと割り切って「下がったら売れば良いじゃないか」「それまで買い」と言い切れる程の肝っ玉があれば良かったのですが、なまじ「まともな感覚で理路整然」と述べた「つもり」だったので、前言を翻す勇気・柔軟さがありませんでした。しかしよく「政冷経熱」とか言いますが、本当に政治と経済は別物なんだと痛感する一年でもありました。

例えタイムマシンで一年前の自分に「おい、トランプ大統領で世界の株価がドンドン高値更新し続けるぞ。アメリカ株なんて20%近く上がるんだぜ」と言い聞かせても、ブルゾンちえみが流行るとか、清水富美加が出家するとか、合わせて予言を当てないとそれだけでは信じて貰えそうにありません。「ビットコインが200万円まで上がる」なんて言ったら、いよいよ信憑性が無くなりそうです。

結果論ですが、昨年のBrexit後に株価が回復して、トランプ大統領誕生でも上昇したのを見て、そこで180度考えを切り替えなければいけなかったんです。「あぁ、これだけの悪材料でも株価が下がらないなら、大概の酷いことが起きても下がらないんだな→つまりは上がっていくんだな」と。もっと割り切って考えるべきでした。

じゃあ今年は強気で行くのか、というところですが、まあその辺りはまた少しずつ考えていきます。難しいのは自分の考え方を180度変えた時、どのタイミングで戻すべきなのか?また自分自身を騙していることにもなりますから、自身を納得させるだけのエネルギーが必要になりますし、コロコロ意見を変えていたら皆様に混乱を生じさせるだけ。

私の師匠(と勝手に思っている人)も言っていたのは「自分の考え方を変えなければ、それも一つの物差しとして定点チェックで使ってもらえるので意味がある。逆にコロコロ変えていたらベンチマークにすら使えない」ということなので、皆様の側で「今はてけてけの予想が外れているターンだから逆でいこう」などと使っていただければ良いのかも知れません。責任放棄ではありますが、その方が結果的に後日振り返って見た場合、検証材料としては有用だとは思います。

とにかく、根っこで変わっていない部分は「大統領の善し悪しは株式市場にあまり関係無いかも知れないが、金融政策の善し悪しは株価に影響を与える」という部分。特にポイントなのは、2月にFRB議長がイエレン議長→パウエル議長に代わること。

FRB議長が替わって方針が変わるようだと、市場はその議長のやり方を探るため一度売り仕掛けをしてくるのが慣例になっています。グリンスパン議長時のブラックマンデーバーナンキ議長時のリーマンショックがそれに当たります。2月に代わった途端ショック安になるかどうかは別ですが、起きた後の議長の対応力によって、その後の暴落が続くか収まるかが分かれてきます。

ちなみに4月に日本では日銀黒田総裁の任期が切れます。ただ日本の場合は、アメリカの数年後を行っていると言いますか、恐らくバーナンキ議長→イエレン議長への交代は路線が変化無く大過無く過ごせたように、黒田総裁の後が黒田路線を引き継ぐ限りは、日銀によるリスクは考えなくて良いような感じがします。そもそも黒田総裁続投説もありますし。

もう一つ変わっていない部分は「将来日経平均はバブル時の高値を超える」という見解。問題は時間軸だけの話で、私は今後暴落局面を警戒していますけれど、最後の最後は高値を取りに行く動きになるとは思っています。

今のところ何年後の話になるかわかりませんが、日経平均4万円なんていつ実現してもおかしくないでしょう。ビットコインの暴騰を見ると、バブルなんてきっかけ次第でいつでも起きるんだな、とよくわかります。

一方、日本という国の将来はあまり楽観できません。先般今年の日本の出生数-死亡者数が40万人を超えそう、とありました。私の住んでいる富山県高岡市富山県では人口2番目の市で、北陸新幹線かがやきの臨時便も土日だけかろうじて停車するレベルの市です。

その人口が17万人ちょっとですから、高岡市2つ以上、消失したということになります(すみません、皆様にはピンと来ないかも知れません。皆様のお住まいの自治体レベルで考えてください)。

他方、訪日外国人観光客が今年は約3000万人弱訪れたということで、彼らの平均滞在日数が1週間。となると、この国には3000万人÷52週(1年間)で大体55万人の観光客が常時滞在している、と言えます。すなわち55万人分の人口が増えたことと同義であり、しかも彼らは我々よりも消費してくれますから、人口減少分を補ってくれているとも言えます。これがいわゆるインバウンド需要ですね。

しかしそれがいつまで続くのか。人口構成上、今後日本の自然減の数は増えていく一方ですから、日本の国力を考えた時にはより一人当たりの生産性を上げていかないと成長できないということになります。

ただ働き方改革による残業減らしでブレーキも踏んでおり(単位時間当たりの生産性向上を目論むけれど、生産性自体は低下)、完全な国内内需産業はシェアを奪うことでしか成長が望めません。丁度昨年末楽天(4755)の携帯参入でドコモ(9437)、KDDI(9433)、ソフトバンクG(9984)の株価が下がったところも象徴的です。

一応、何とか高齢者や女性の社会参加で生産性を上げ、ロボットでも上げていく、という取り組みが続いているので、一人当たりの生産性が上がらなくても希望が持てるのかも知れません。

一方、大企業はグローバル化の波を捉え、外需を取り込んで成長していくことは十分可能です。逆に言えばノウハウや人材の集まる大きなところしかそういうことは成し得辛いので、中小企業は苦労するかも知れません。ですから我々は投資という手段を通じて、まだ伸び余地のある大企業の一員になり、その成長の恩恵を受け取れるようにしておくべきだろうと思います。


新興市場は「中立」。金曜は両指数共に堅調。マザーズもライブドアショック以来の高値を更新ていますが、日経JASDAQ平均も例年通り年末から連騰が続いて今年負け無し。引き続き小型株が強い相場展開は持続すると思います。


ポートフォリオ銘柄】
ピープル(7865)は続落。昨年末から下値切り上げの展開が続いていましたが、遂に前日の安値を割り込む動きになりました。

それでこの銘柄に関しては17日に配当権利落ちとなっており、特に一括配当ですから、この辺りが配当狙いの買いのピークかなと思います。というわけで、月曜の寄り付きで利食い売却とします。本当はもう少し伸びてもらいたかったですけれど、足元の月次がパッとしないのでしょうが無いですね。


5日から買いポートフォリオ入れとなった日本ドライケミカル(1606)は続落。10日の日足の中で動く高値はらみ足が続いています。ただ今年に入って上放れ姿勢が鮮明。NISA買い期待感もあり、引き続き強気で見ていけると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。