KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は金曜続落。前日のNYは久しぶりに3指数揃って堅調でダウとS&Pは最高値更新。新規失業保険申請件数の3週連続改善が好感されました。また30年債入札は無難な結果におわり、長期金利は1.36%に落ち着き。NASDAQ半導体関連株が売られたもののGAFAM系に買いが入り堅調。一方、原油価格が反落してきたことでエネルギー株は軟調

それらを受けた日経平均は買い先行で始まったもの、すぐにマイナス圏に転じるなど前日終値を挟んだ小動きに。SQ値が28093円に決まると、前引けにかけては近づく場面もありましたが届きませんでした。アジア株が弱い中ではしっかりした推移に。

後場も前日終値を挟んだ小動きに終始。最後は力尽き、後場の安値で引けました。28000円はキープできず。一方、TOPIXはほぼ終日プラス圏キープ。売買代金は2.3兆円台とSQにも関わらず低調でした。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回ったものの、Disneyが決算を受けて買われたことや長期金利の落ち着きでMicrosoftなどが買われたことで3指数揃ってプラス引け。ダウとS&Pはまた最高値更新となりました。VIX指数は14.5ポイントに低下。WTI原油先物は68ドルに下落。それらを受けた日経平均先物は27830円と月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

アメリカの先週の雇用統計は見事な着地になり、失業率はコロナ後の最低にまで改善。先のFOMCでパウエル議長がタカ派的な発言をしても混乱しなかった市場は、既にテーパリングの前倒しを織り込んでいます。なので今回の好調な雇用統計は元より今月最大のイベントともされるジャクソンホールでの会合で多少タカ派的な発言が出てこようとも、実際に株価を大きく動揺させる材料にはならないと思います。

ただ長期金利はまた一気に1.3%にまで急騰。勿論、これまでも繰り返しているようにイエローゾーンと言える2%の水準までも大きな距離があり、心配する必要はまだまだありません。また先月もでしたけれど、今週の債券入札ウィークを控え、高い利回りの債券を欲する投資家の売り仕掛けも入っただけとみられます。先月も10年債入札翌日の7/13が戻りのピークで、その後長期金利の下落に繋がりました。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield-streaming-chart

そういった背景があり、アメリカ株は安心感からジワジワと株価を高めています。よくモーサテに出演される堀古英司さんもおっしゃっていますが「株の買い時の条件の一つは、投資家が先行きに不安を感じていること」であり(全員が楽観観測を持っていれば、もう皆買ってしまっているからもう株価は上がらない)、その不安材料が常時つきまとっている今はまだまだ買い場なのだろうと思います。

特にアメリカ市場の方は一足先に決算も終わりました。議会も休会したので(ただしアメリカの場合は必要性があればいつでも招集される)ジャクソンホールまで大きなイベントがなく、トレンドが変わるきっかけがありません。まして上述したようにジャクソンホールも恐らくは変化点にならないことから、しばらくサマーラリーが続くと思われます。ただ、そのラリーは急騰するようなものではなく、今のように毎日1%未満の変動でジワリジワリと行くものでしょう。

一方、為替に関しては例年8月の雇用統計から1ヶ月間は円高に振れやすい季節性があります。理由としてはお盆休み前に輸出企業が稼いだドルを円転する説や、米国債の利払いが8月にあるので国内投資家がそれを円転する説が挙げられます。特に近年は後者の影響度合いが強いとみられ(日本人の外貨投資が盛んなので)、今年も8月は円高に振れやすいとみられます。

WTI原油先物に関しては着実な下落が続いています。先月末にはまた日本が所有するタンカーが中東で襲撃されたものの、特に地政学リスクを意識するような展開にはなりませんでした。世界のコロナ再拡大リスクの方が勝っており、以前書いた適正な水準65ドル程度を下回って60ドル辺りを目指すのではないかと見られます。ただ夏は中東で色々事件が起こりやすい季節性もあるので、油断はできませんけれど。ともあれ原油価格の下落は日本経済にとってはプラスですね。

チャート的には日経平均TOPIXも今月に入ってからMACDが好転し、陽線が目立っています。雰囲気的には上に行きたがっている感はあります。日経平均の方は75日線などの上値の重さが意識され、特に75日前が4月下旬にかけた急落時に該当する日柄なので75日線が下がりやすいところです。

とりあえず色々と懸念されていた東京オリンピックは終わりました。13年に決まってからずっと個人投資家の間でも「東京オリンピックがあるから株価が上がる」と言われてきた都市伝説も、いざ始まってしまったらあっけなく終了。当時13000円だった日経平均が一時3万円を付けたのですから、その神通力は確かにあったのかも知れません(?)

じゃあ終わったから下がるのか・・・ということですが、もう半年近く下落基調にあることで、今更「出尽くし感」が出るとは思えません。むしろアク抜け感の方が強くなりそうですが、いずれにせよ次の目線は政局に向いてきます。恐らく菅さんの再選は無いでしょうから、誰がポスト菅になるのか・・・という辺りに論点が移ってくるはずです。自民下野までは考えられないので。


新興市場は「やや買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ時価総額ダントツ首位のメルカリ(4385)が決算を受けて朝方こそ買われて始まったものの、その後一転大幅安に。指数の大きな重石になりました。ただむしろそれ以外の株がしっかりしていたことで、指数の下落が小幅で済んだという感じ。何とか直近安値を下回らずに踏みとどまれたので、決算一巡となる来週からの反撃に期待です。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。ようやく下げ止まる形になりました。ただ引け後には自社株買い終了のお知らせ。上限の50万株を買い付けてしまったとのこと。

うーん、普通決算前のサイレント期間があるので買えないはずですが、買付金額から単価を逆算してみると8月は1769円で買っており、つまり大部分は決算後の急落前に買い付けてしまっていたということになります。ちょっと不可解な感じですね。本当は今回の決算後に自社株買いを発表するべきだったような。追加取得でもするのでしょうか。


クレステック(7812)は反発。引け後には6月本決算を発表。前期が絶好調だった分、今期は利益面で一服の見通しになっていますが、一方で配当を今期58円ということで、利回りが一気に4.8%に。REITを超えるような高利回りになってきました。例年8月は高利回り銘柄が買われる季節性がありますが、週明けの株価に期待できます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。