KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トヨタ(7203)急騰ソフトバンクG(9984)急落

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日経平均は金曜続落。前日のNYはECBによる追加緩和で出尽くし感から軟化。ただ追加景気刺激策の協議に進展があったということで下げ幅を縮めました。ダウは3万ドル辺りまで戻す形。原油は北海ブレンド先物がコロナ急落後初めて50ドルを回復したことでエネルギー株がしっかり。前日IPOのドアダッシュは軟化。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。SQ値が26713円となってそのままプラス圏に切り返す動きになりましたが、すぐに改めて売り直される形。前日急騰のソフトバンクG(9984)が反動安などを受けて下落すると、それに歩調を合わせて下落の流れ。ただ10時以降は下げ渋りの流れになりました。一方、トヨタ(7203)が急騰し、TOPIXはマシな展開。

後場も寄り付きがほぼ底になり、次第に買い戻しが優勢に。前日の安値近辺まで戻して引けました。日経平均はマイナスでしたが、TOPIXはプラス引け。売買代金は2.9兆円弱とメジャーSQの割には薄い感じ。うちソフトバンクGが1/8程度を占めました。


投資判断は「中立」。金曜のNYは追加景気刺激策を巡る協議が26日まで長引く可能性と伝わり総じて軟調。ダウは決算を受けてDisneyが買われたことでプラスで終えました。VIX指数は23.3ポイントに上昇。長期金利は0.9%割れまで低下。それらを受けた日経平均先物は26510円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

もうトランプ大統領も4年後をターゲットに絞っているようで、これ以上ダダはこねない感じです。しかしバイデン氏は演説以外の様々な映像を見ていると、想像以上におじいちゃんなので、本当に大統領職の激務を耐えれるのかという疑念がありますね・・・。まあ大統領なんて象徴みたいなもので、実務を周りがしっかりサポートできれば問題無いというのはトランプ大統領の治世4年間でよくわかった通り。

そんなアメリカでは、今週NASDAQに一つ変調を感じる動きが出ました。チャート的には水曜に見事な高値陰線を描き、直近4営業日分の足をまとめて包む形。

その発端となったのはFacebook独禁法違反という話。主なものは過去にInstagramやワッツアップといった同業のライバルを買収し競争を阻害した、というのが罪状です。そのため、一部事業の分離を求めているという格好。

これまでもGAFAMを狙い撃ちにした話は何度となく出ていたのですが、今回はより踏み込んだような話になっています。Facebookにしてみれば、一度認められたものを何で今更蒸し返してダメと言われないといけないのか・・・という感じでしょうけれど。

歴史を振り返ると、98年5月にMicrosoft独禁法違反で提訴されました。ブラウザInternet Explorerがあまりにも強すぎたため、当局から目を付けられたのです。その後00年4月3日にワシントン連邦地裁が独禁法違反を認める判決を下しますが、その流れを察してか00年3月10日に最高値を付けたNASDAQはその後大暴落。ITバブル崩壊に繋がりました。(※ちなみに結局その後Microsoftは事業分離していません)

日本株に関しては、木曜のソフトバンクGの値動きが圧巻でした。時価総額が一日で1.7兆円増加した形。ただBloombeg以外に追随記事も無く、単にメジャーSQに向けて株価を引き上げたかった提灯記事では?真偽の確認もしようもないし・・・という疑念が残る感じではありました。まあそうは言っても、過去に何度となく出ていた既出の話に敢えて乗って実際に売買した人がたくさんいるわけではあるのですが。

それはさておき、今週の日本は機械受注が良かった分上乗せされた感じです。工作機械受注速報値も26ヶ月ぶりに前年同月比プラスに転じるなど、昨日のGDP改定値の好調や73.6兆円の財政政策も合わせて環境が良くなってきているのは事実です。

ただ市場はまだ業績相場ではなくて金融相場の状況であると言えます。業績好調を肯定して今の株価水準であるならば、理屈的にはコロナ前の業績を超えないといけません。業態によってはコロナメリットのところは上回っていますけれど、ほとんどの企業はコロナでダメージを受けていますし、消費者側も助成金効果やGo To効果などが剥落した後に、一体どれだけ消費を行えるのか。まともに考えると好業績が株高の裏付けになっているとは到底いえません。

勿論金融相場と業績相場の合わせ技で今の株価水準が形成されているので、前者に変化が無いならば、後者の改善が株高に繋がる理屈は理解できます。後者が良くなっても直ちに前者を縮小できる程の段階ではないのですから、不思議ではないのかも知れません。しかしそこまでいいとこ取りして良いものかどうか・・・。個人的にはやはりSQ通過後を警戒しておく必要があるとは思っています。

TOPIXのチャートに関しては、ここ2週間くらいの動きは香港ハンセン指数とそっくりです。これはMSCIのアジア株指数などと資金の出し入れで連動性があるからではないでしょうか。

来週は日銀金融政策決定会合があります。日経平均は29年ぶりの高値水準まできたわけですから、日銀がETF買いを更にする必要があるのかという意見もありますが、日銀の言い分としては別に株価を上げるためにやっているわけではないのですから、12月になったのでやらないということは無いでしょう。今年7兆円しか買っていないから、年間12兆円の予算を無理にでも消化・・・ということはさすがに考えていないでしょうけれど。

先週末時点の信用倍率は前週2.63倍→2.76倍へと拡大。先週は下落した週なので増えるのは致し方無いですね。なお日経ダブルインバース(1357)の信用買い残も1.1億口で、多少は減りました。ここから年末にかけてこのダブルインバースの節税目的による損出し売りも出てくるのでしょう。

また直近の裁定残高は売り残が1.7兆円に対して買い残0.5兆円の差し引き1.2兆円の売り長に。前週に比べて1574億円増えました。改めて需給は良好と言えます。


新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。マザーズは来週15日から怒濤のIPOラッシュモードになるのですが、その前に餅代稼ぎの動きが出ているような感じです。幸いと言いますか、IPOは小粒なものが多いので、ラッシュの割には資金があまり取られないような感触はあります。


ポートフォリオ銘柄】

サニックス(4651)は続落。何とか終値ベースでは75日線に支持された形にはなっているものの、5連続陰線となって雰囲気は悪く。結局先月末の急騰が無かったことになっています。再度三角持ち合いの中に引き戻された格好にはなっているのですが、ストキャスティックスが割安感を示していることから、何とか来週からの反転相場に期待します。


JKHD(9896)は反発。地味に再度上放れの基調が出てきています。建材株は最近イマイチパッとしませんが、純粋に低PBR・バリュー株物色の流れが追い風になっています。900円を超えれば今年の上値抵抗線を上回ってきますから、掉尾の一振相場に繋げられそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。