KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

増税も織り込んでアメリカ株は高値を伺う

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日経平均は金曜反落。前日のNYは途中まで堅調な推移を見せていたものの、バイデン政権による増税策が報じられ、富裕層の株式売却などのキャピタルゲイン税が倍になるという話から一転売られる展開に。3指数揃っての下落となりました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり前日安値を割り込む動きになりましたが、それで前日に空けた窓を埋めると、その後は買い戻しの動きが出ました。アメリカ株先物が落ち着いた動きを見せていたことが下支えに。後場は少し売られましたが、毎度の薄商い小動きに終始。一応高値引けで終わり29000円を回復しました。売買代金はギリギリ2兆円乗せで低調。


投資判断は「中立」。金曜のNYは製造業PMIが算出開始以来最大となったことなどを受けて3指数揃って堅調。それぞれ最高値に接近して終えました。VIX指数は17.3ポイントに低下。断続的なドル売りが入りドルインデックスは3月月初以来の低水準。それを受けて商品市況は軒並み高に。それらを受けた日経平均先物は29220円となっており、月曜の日本株は堅調なスタートが予想されます。

グロース株がピークアウトしバリュー株投資のターンになった2/16高値からの値動きを見ると、NASDAQは1.1%の下落ですが、S&Pは5.8%の上昇。対して、TOPIXは3.4%の下落。ダウは7.7%の上昇に対して日経平均は5.5%の下落と好対照の動きになっています。加えてドイツやフランス、イギリスの株価も高値更新波動なところを見ると、日本株の相対的な弱さが目に付きます。

日経平均が弱い理由はまあ日銀によるETF買いにおいて日経平均型の除外がファーストリテイリング(9983)売りを呼んだことが大きいです。実際にETFが買われなくなっただけなので実需的にはニュートラルな話にもかかわらず下落していますが、特にその間ファーストリテイリングが16.0%も下落。既に割高な評価を受けている中で「更なる買い材料が無くなった」ことが大きくなっています。

その後も3月、4月と3万円回復の場面がありましたが、途端に下落スイッチが入ったように下落。この3万円という節目の重さも日本株独特の弱さに繋がっています。一方、4月SQ値は2月高値を上回り29909円となりました。SQ値の上昇基調継続などからも、きっかけ一つで強くなる素地はあるのですが。

日本も少しずつ決算シーズンに入ってきていますが、今回の決算で注目されるのが中期経営計画です。特にコロナで混乱があった前期分の結果を受け、中期経営計画を見直す企業が相次いでいます。

勿論コロナ禍が収まっていない中で計画の確からしさは一層未知数ですが、数字の達成確度も勿論気になりますけれど、コロナで明らかに変わった社会の変化を受けて御社はどのように変化に対応していくのか、というところの見極めが重要です。

そして社長がリーダーシップを取ってコロナの変化に対応しうると判断されたところは高い評価を受けるでしょうし「変われない企業は買われない」という流れが強くなりそうです。

また足元では日本株に買収案件報道が目立ちました。こういった動きを考えれば日本株も本来もう少し高くプレミアを付けられても良いはずです。世界的な金余りでかつ円安方向に振れてきたこともあり、またこういう案件が増える土壌が出来ました。買収される会社側もプライム市場の当落や、大株主に入ってきた口うるさいファンドやらで、もう上場なんて面倒臭いだけだから止めてしまいたいと考えるのも理解できます。

個別では鉄道株の安値更新が目立ちます。3月優待権利取りも終わり緊急事態宣言でまた利用者減が懸念される形。金利上昇もコスト増に繋がり、駅前物件はテナントが撤退。全く良いところがありません。この世に神も仏も居ないのかという感じですね。

雑感ですが、先日の日経記事で「コロナ禍での出生数減が世界的に起きている」という話がありました。日米欧で1~2割減になっていて、香港なんかは1月出生数は前年同月比半分以下の56%減という衝撃的な内容。やはり人口の増減は国力に大きく影響してきます。特に今回のコロナのような鎖国状態になったら自国で経済を回さないといけないので、人口が最も大きな武器になります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA07CYG0X00C21A4000000/

特に人口減が続いて移民も受け入れない日本は、インバウンド需要に光明を見出していました。しかしインバウンド需要を取り込めなくなった今、この内需拡大に頼らざるを得ません。まあ元々インバウンド需要はGDPの1%にも満たないレベルではあったので日本全体で考えると影響は軽微ですが、その恩恵を受けていた観光業や百貨店、ドラッグストアなどの小売などといったところは、また国内需要にしか頼れないようになってきています。

日本は卑下するほど国土面積が小さいわけでもなく、また比較的人口も多いはずですが、何と言っても少子高齢化の人口構成が歪です。金持ちの高齢者は家から出られず消費できない、本来消費需要が強い若者も益々金を稼ぐ機会を奪われ、経済の動脈硬化を起こしています。

あと先日の発表で面白いものは日経レバレッジ(1570)の分割。珍しいETFの分割ですが、4月末に2分割ということで基準価格が半分に。当然その分買いやすくなるということですが、まあ流動性は元々十分過ぎる程あるので、あまり効果はないでしょうね。


新興市場は「中立」。金曜は両指数共に軟調。前日IPOのステラファーマ(4888)がストップ高かから一転ストップ安となるなど荒っぽい値動きになって、他のIPO銘柄の需給も悪化させました。紀文食品(2933)で仕掛けた筋が、同じく目論見書想定価格を下回った公開価格となった同社をターゲットにした模様で、この辺りは近づかない方が吉だろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】

日本KFCHD(9873)は反落。ただ足元では3度目の緊急事態宣言が発動。外食産業の冬はなかなか終わりませんが、持ち帰りメインの同社は引き続き追い風と言えます。チャート的にはMACDがようやく好転してきており、とりあえず本決算発表までは下値切り上げの展開が続くと思います。


ネクス・インフラ投資法人(9286)は続伸。REITと合わせて地味に強含む動きになっています。アメリカの長期金利低下傾向が追い風に。加えて気候変動サミットも終了し、環境意識の高まりを受けてこの辺りも引き続き買われやすい素地があります。また上場来3月→10月までは少しずつ権利取り狙いで買われる動きになっていますから、今は上がるターンでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。