KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。寄り前に発表された7-9月期GDP速報値が予想の年率+18.9%に対して+21.4%と給付金やGo To効果で好調。これを受けた日経平均も朝方から買いが先行。その後もジワジワと買いが持続しました。中国の指標もそれぞれ概ね良かったことも好材料に、その後も強い動きが継続。

後場も一段高。25900円手前まで来たところで買い一巡感も出たものの、引けにかけて上抜けると、そのまま25900円に乗せて終了となりました。売買代金は2.6兆円台とそこそこ。


投資判断は「中立」。24000円という上値を抑えていたタガが外れると、今までの鬱憤を晴らすようにグングン上がってきています。日経平均は29年ぶりの高値ということで、2月のコロナで打撃を受けた時にも「それでも株は上がるんだ」と言い続けてきたことがようやく一つ実現。まあコロナで急落した後から言い始めれば良かったんですが・・・。

それはともかく、やはりVIX指数の低下に象徴されるように、まずこれまでのポジション整理が粛々と続いているのが需給要因となっている模様。株価は需給にのみよって決まるという真理に沿った動きになっています。

トランプ大統領が再選しようがしまいが、共和党が勝とうが民主党が勝とうが、議会がねじれようがねじれまいが上がっていくのですから、最早イベントの結果に意味はありません。イベントが終わったからポジション手仕舞いの必要が生じ、上がっている・・・というのが得意の後講釈になります。

そこにアメリカ製薬大手のファイザーが新型コロナウィルスワクチンで90%の予防効果を実現と伝わり、世界的に買いが殺到。株価は新局面に入ったという感じです。暗闇の中でパーッと開けた希望の光であるのは間違いありません。アメリカ大統領の決定なんか以上に世界が渇望していた大イベントです。皆がその光に向かってドドドっと殺到することは明白です。

次はここからは現実的にワクチンをいつどれくらい供給できるかとか、経済政策が次回限りになるとか、色々現実問題に目が向き始めます。何より懸念なのが金融緩和策の打ち止めです。勿論各種政策は経済指標の好転が見られてからでしょうけれど、結果が出る前に先読みして動くのが株式市場。そしてその時に今までは棚上げしていた投資尺度が復活し「PERが高過ぎる」「利回りが低すぎる」などの巻き戻しが出なければ良いのですが。

そもそもマザーズや日経500種平均といったところが高値を取ってきていたことが、今の株高の水先案内人だったという感じでしょうか。異様な強さで買い上げられる展開が続いています。ただ日経平均の上げに比べるとTOPIXは限定的で、またNT倍率は15倍寸前と高値を更新。

株は上方向に放れる形となっていますが、ドルインデックスは下落が続いています。再ロックダウンなどが懸念されるユーロが妙に買われている点もなかなか説明が難しいのですが、強いて言えばリスクオンの流れが安全通貨であるドルからの退避に繋がっているというくらい。一方、アメリカの長期金利の方は上下しており、こちらは大統領や議会の状態によって施策が変わり直接的に需給に影響を与えるため、選挙結果が無視できない感じになっています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

コロナにより経済活動が滞っている中で今の株高を肯定できるのは、何度も繰り返しますがFRBの姿勢に変更が無いからでしょう。FOMCを通過しても、その方針に変更が無いことが確認されました。雇用の回復具合が絶好調で長期金利もグングン上がってしまうと、今の金融施策は限られてしまいます。ところがまだ緩和施策を止めるだけの確信も状況証拠も無いので、市場は安心して株を買っているという感じです。なお先般はイギリス中銀も追加緩和を実施。

それら緩和策継続の裏側で恩恵を受けているのは仮想通貨。ビットコインは最高値を付けて下落過程にあった18年の以来の高値水準になっています。リアルマネーが金融緩和で価値が薄まる中、流通量が限られる仮想通貨は金同様に相対的な価値が高まるという具合。

日経平均プットのオプション建玉に関して、翌12月のメジャーSQに向けたものは26000円、28000円というところに2000口前後の建玉が並んでいます。本質的には上に向かう用意はあるという感じです。例年通り11月から1月くらいまでは株高の季節というパターンにも合致しています。

チャート的には持ち合い上放れの動きが鮮明です。結果的に7月末と同様な動きになっていますが、当時よりも持ち合いが長く大きな節目を突破してきているので、当時より上昇力は強いでしす。足元で陽線が相次いでおり、売買代金が先月までの連続2兆円割れカラカラのところから少しずつ資金が戻ってきている感じです。

また連続2兆円割れのカラカラなのは昨年8月と同様というのも以前書きましたが、当時はそこから日経平均が4000円上がりました。ただ当時は空売り比率も高かったので売り方の買い戻しがより鮮明でしたが、今回はそこまでではありません。

時間的には14時以降に売り方が耐えきれずに買われるパターンが目立っています。これは大体レバレッジETF(1570)などの裁定に伴うものであるケースが多く、日経ダブルインバース(1357)分も含めた実際のリバランスが14時以降に出やすいからとされています。先月から既にアメリカ市場とのデカップリング(分離)が進んでいますが、この辺りの需給要因も一つ大きな原因と言えるでしょう。

また今回コロナ後の戻り高値を上回ってきたことで、3月安値からの信用期日応当日である9月の戻り高値も明確に上回ってきたことになりますから、サイクル的な呪縛が解けた感じにはなっています。この辺りも一つ心強いと言えるでしょう。

一方、9月末までのGPIFのポートフォリオでは、日本株が24.1%と目標の25%は割り込んでいます。ただあくまで9月末時点なので、足元これだけ株価が上がって外債が下がって来た中では、だいぶ乖離も縮小されているような感じではあります。逆にいうと、そろそろGPIFが売りに回ってくる段階も見ておく必要がありそうです。


新興市場は「やや買い」。本日は高安まちまち。決算が一巡したマザーズはややトーンダウン。今は東証1部の方がホットなので、敢えて手垢のついたマザーズを買わなくても良いという感じが続いています。日本でも感染拡大が続きますが、ハイテク株シフトの流れは不発の形。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反発。今月に入ってタカラレーベン・インフラ投資法人(9281)とエネクス・インフラ投資法人(9286)が相次いでPOを発表。特に後者は一気に資産規模首位に躍り出る巨額POということで、インフラファンドの需給バランスが崩れています。そろそろインフラファンドの乗り換えも必要かも知れませんね。


MTG(7806)は大幅安。先週末に本決算を発表。今期は大幅増収増益見込みですが、ここまでの四半期進捗を考えると物足りない数字に。特に2桁増益を見せるための数字を作ってきたような感もありますね。うーん、まあ個人的には悪く無い決算だとは思いますし、少なくとも一旦上値に空いたアイランドリバーサルの窓は埋めると思います。勝負はそこからですね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。