KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均は再度高値奪取!

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京日経CNBCラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月12日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://kokucheese.com/event/index/604189/

当然私も参加します(^_^)/

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本日の日経平均は反発。前日のNYはMSCIのリバランスなども絡んだ利益確定売りに押され軟調。ただAppleの株価がしっかりしてNASDAQの下落は小幅でした。OPEC加盟国の反対により来年に向けた減産延長合意が難しくなったと報じられたことで原油が下落しエネルギー株が軟化。モデルナのワクチン緊急使用をFDAに申請と伝わりモデルナは急伸したものの、百貨店株はそれぞれ軟化。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日のテクニカル的な売り圧力の反動が出ました。その後も半導体株が煽動する形で買われると、昨日寄り付きの年初来高値手前まで戻しました。中国財新の製造業PMIが予想を上回ったことも安心感。

後場は一段高で昨日高値を上回り年初来高値更新。ただその後は上値が重く、後場は寄り天の形。引けにかけては明日からシャープ(6753)が日経平均に採用されることで、リバランスの動きも。概ね高値圏で終了しましたが、TOPIXは5日線に上値を押さえられ戻りが鈍く。売買代金は2.8兆円台でそこそこ。


投資判断は「中立」。先週は相変わらず世界的に強い週でもありました。まずアメリカではダウやNASDAQがまた最高値更新。S&P終値ベースでは最高値更新と文句の付けようがありません。トランプ大統領が敗戦を実質的に認めつつあり、一方でイエレン前FRB議長の財務長官就任観測などが新政権誕生に対する期待感に繋がっています。

歴代のFRB議長は常々「我々FRBはしっかりと金融緩和をやっているのに、政府はなかなか財政政策が打てない。一体何をやっているんだ」といような気持ちを持っていますから、そのFRB議長が財務長官に本当に就任するのであれば、積極的な財政政策を次々と打ってくるのではないかという期待感が高まっても不思議ではありません。

また、世界の中央銀行の頭の中を覗いてみると、各国共に「金融緩和」の文字が浮かんでいます。まず感染再拡大やBrexit交渉大詰めを迎えるEUでは先週のECB議事要旨からも、12/10に追加緩和実施が確定的とされています。アメリカでもFOMC議事録から更なる緩和が模索されていることが明らかになり、実際FRBのバランスシートは毎週毎週最高値を更新しています。

翻って日銀の方はどうなのかということですが、日本は欧米ほど感染状況が酷く無いですし、Go To施策を継続できるほどの余裕があります。ただ欧米が更に緩和するということになれば、日銀も更なる円高を容認せず、錦の御旗を掲げた格好で更なる緩和を表明しても少なくとも海外から文句を言われる筋合いはなさそうです。

他方、日本株日経平均TOPIXが別物のような動き。本日もこれだけ上がった割には値上がり銘柄は全体の3/4に止まり、全面高とは言えない状況です。

直近の裁定残高は売り残が1.6兆円に対して買い残が0.5兆円の差し引き1.1兆円の売り長。前週に比べ1,083億円減っており、売り残は約3ヶ月ぶりの低水準に。足元の上昇が裁定取引の巻き戻しであるという展開が続いており、絶対水準こそ高水準なものの、流れは良くありません。

あと、先々週末時点の信用評価損率は前週の△12.40%→△12.85%と悪化した模様。先々週の日経平均は週間では微増の週でしたが、個人投資家は全く恩恵が無いことを、また一つ証明している数字と言えます。

12月相場に入り、また流れが変わる可能性もあります。18年は12月月初を高値にブラックスクリスマスとなりましたし、15年も12月月初を高値にその後2月半ばまで下がっていきました。決して弱い月ではないのですが、少なくとも14年以降は大して上がりもせず、最近どうも良い印象がありません。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。昨日のアメリカではNASDAQが相対的に底堅かったこともあり、先んじて日柄調整していた新興市場に落ち着きが戻っています。毎年恒例の年末高の動き、そしてIPOラッシュにも期待がかかります。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)軟調。それで早速ですが今回は一つインフラファンドの銘柄入れ替えをしようと思います。明日の寄り付きでこちらを売却し、エネクス・インフラ投資法人(9286)に切り替えます。

ネクス・インフラ投資法人は後発のインフラファンドとしてここまで相対的に割安放置されてきましたが、先日巨額POを発表。発行口総数が9.2万口→34.9万口に一気に3.8倍化。時価総額も現状の80億円→306億円に急拡大となります。

株式の場合であれば、その分配当金が減ることで、一般的に巨額の希薄化は大幅安に繋がります。ところがREITやインフラファンドはそもそも基本的に増資で成長していくもので、分配金は上がります。増資で得た資金でいかに効率良く資産を拡大していけるかがポイントになります。

今回、増資で三重県松阪市の巨大メガソーラーを獲得し、資産規模でインフラファンドトップに踊り出します。年一の分配金が先月末で落ちた直後ということもあり、時価総額ベースではカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人に一歩及ばないものの、利回りで比較すると6.8%と5.4%ですから、妙味が出てきました。

何より時価総額が大きくなるということは、今後インフラファンドを運用対象とした投信の設定が相次げば、その分組み込まれやすくなります。先にタカラレーベンインフラ投資法人(9281)もPOを発表し、現在上場している7銘柄で計1250億円規模にまで膨張。東証インフラファンド指数も算出されており、投信組成の目安とされる1000億円を明確に上回ってきました。

何より足元は再生可能エネルギーが再度注目を浴びつつある中で、ESG投資という大義名分で投資されやすい環境です。またREITの平均分配金利回りが4.2%に対し、インフラファンドは6%超。特に昨今のオフィス市況を考えると前者は落ち込んでいく可能性があるのに対してインフラファンドは買取制度により利払いが確定。今後資金の受け皿として投信設定は相次ぐでしょう。

その場合の妙味や、今後流動性が増すメリットも考慮すると伊藤忠(8001)という強力なバックも付いているエネクス・インフラ投資法人に妙味が出てくると考えました。目標価格は設定しませんが、また長期投資でしばらくポートフォリオに組み込むことにします。


MTG(7806)は大幅続伸。特に材料はありませんでしたが、例年クリスマスに株主総会を控えるので、それを意識した忖度買いが入ってくるシーズンになったのかも知れません。ともあれこのところ細り気味だった出来高が膨らんで、信用買いの返済売りを吸収できるようになったのは吉。75日線が上昇している間に再度突破に期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。