KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ソフトバンクG(9984)が20年ぶりの高値に!

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京日経CNBCラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月12日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://kokucheese.com/event/index/604189/

当然私も参加します(^_^)/

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本日の日経平均は反落。前日のNYはイギリスでファイザーのワクチン接種によりアレルギー反応が見られたことや、Facebook独禁法違反で提訴されたことなどを受けてNASDAQ中心に売られる展開に。SOX指数は3%近い下落になりました。VIX指数は22.3ポイントに上昇。長期金利は0.94%。ビットコインは18000ドル割れから幾分戻して来た形。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ一昨日のように朝方早速売り一巡となると、そこからは下げ渋りの動き。昨日スローモーションMBOが報じられたソフトバンクG(9984)が急騰し、ITバブル崩壊後の高値を更新し、押し上げました。後場も更に下げ幅を縮め、明日のSQを意識した値動きに。売買代金は13時半時点で1.5兆円台と低調。うちソフトバンクGが1/5を占めています。


投資判断は「中立」。とりあえず足元の需給が良いことはわかりましたが、問題はその状況がどこまで続くのか。今週は良いとして、ターニングポイントは年内最後の大きなイベントを控える来週にあると見られています。

一つは16日のFOMCですし、一つは18日のクアドルプルウィッチング(アメリカ版メジャーSQ)、そしてTeslaのS&P採用です。現在ですらアメリカ株全体の時価総額の1/4がGAFAMのわずか5銘柄によって占められているのですが、それに次点のTeslaが加わることで一層偏重度合いが強まるということです。

その算出開始が21日(月)からなので、その前の営業日である18日(金)に入れ替えがあるということです。その場合、とても大きな魚が池の中に突然放り込まれるため、S&P500に採用されている残りの499銘柄に大きな衝撃が加わり生態系を崩すかも知れません。

基本的にアメリカは先物の力が日本に比べて弱いので、クアドルプルウィッチングで需給バランスが崩れたり、また銘柄入れ替えでトレンドが変わったりした経験は少なくとも私はありません。ただこの二つが重なってくること、特に後者のインパクトが大きいことから、合わせ技になると何か起こる可能性は捨てきれません。

原油に関してはドル安の一層の進展もあって、上昇が止まらない感じになってきました。OPECの減産の段階的な縮小決定を受けて、下落する材料が当面出なくなったという安心感の方が勝っているような格好です。需要面の増加が期待し辛い中で、供給面や先物市場の需給動向のみで値が上がっている点には違和感もありますが、まあそれは原油に限ったことではないのも確かです。もう株式市場もどこもかしこも違和感だらけで、それが当たり前という感じになってきました。

今週の主なスケジュールとして、本日は国内でオフィス空室率の発表。空室率は4.3と上昇トレンドで、一体いつ上げ止まることになるかを気にする必要があります。一方、不動産投資自体は相変わらず活発で、東京の不動産に対する投資額は1-9月期で世界一とのこと。この空室率拡大と不動産価格上昇のギャップは注意して見ておく必要はあると思います。
https://www.re-port.net/article/news/0000064190/

ECB理事会では追加緩和が確実視されており、規模や手段に注目が集まります。それ次第ではユーロドル相場に大きな影響があるかも知れません。アメリカでは30年債入札。

11日(金)はメジャーSQ。日本の場合、メジャーSQが株価需給のターニングポイントになることは結構あるので、この辺りが重要です。またEU首脳会議が終わり、イギリスとEUの離脱協議が結実するはずです。現在漁業権でフランスがかなり厳しく当たっていることで、物別れに終わる可能性は高いとも言われています。ただ強力な金融緩和の後ろ盾がある以上、だからといって今更市場が混乱するわけでもないでしょう。

またアメリカの暫定予算期限でもありますが、これは共和党は現政権側ですし、民主党は次期政権側なので、双方共に意地を張って良いことは何も無いでしょうから、政府閉鎖という事態は回避されるでしょう。

アメリカではFOMCが重要ですが、日本の方は追加緩和といってももう手立てが無いので、あったとしても反応は限定的だろうと思います(むしろ、中途半端なものだったらこれ以上策が無いということを見透かされ、嫌気される可能性も)。日本の場合は財政政策の方がより重要でしょう。もっとも財政政策の方が重要というのは、日本に限らないはずですが。

金曜に菅首相が会見し「脱炭素社会に向けて2兆円の基金を創設」としましたが、今後10年間での企業支援総額であり、単純に年間2000億円レベルではとても刺激材料にはなりません。別に菅首相を責めているわけではなく、コロナ対応でお金が無い以上、現実的に政策対応できることには限界があります。

特定の業界を支援する「Go To」施策もこれ以上は限界。であれば、なるべく早く元通りの経済活動を再開させる方を重視すべきだろうとは思います。

日経平均の方は良いとして、TOPIXの方が関心事です。意味があるのかどうかは不明ですが、NT倍率のチャートを見ると12/1をピークに下がっているので、TOPIXの方がよりマシな下落になりそうです。なので体感的には横ばいくらいの日柄調整が続くのではないでしょうか。

もう一つ意味があるかどうかは不明な余談ですが、私は15年の12/1に2万円超の高値引けからピークに下落していった相場がすごい印象的でして、どうも12/1という日柄にターニングポイント感を覚えます。


新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。アメリNASDAQの急落を受けてマザーズが軟化。例年年末にかけて強いのですが、今年はIPOが後半に凝縮されているスケジュールなので、餅代稼ぎの資金の回転がなかなか発現し辛い環境にあるように思います。特に今回のIPOシーズンは小粒な銘柄ばかりということなので、局地的な盛り上がりで終わるのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】

日本KFCHD(9873)は反発。3000円水準を意識して上下する動きが続いています。足元では野菜価格が下落。これはケンタッキーなどの外食産業には原価低減に繋がります。足元での鳥インフルエンザの感染拡大は気になりますが、最需要期のクリスマスを何とか乗り越えてもらいたいところです。


ネクス・インフラ投資法人(9286)は小動き。先日はジャパン・インフラ投資法人(9287)が発行済投資口がほぼ倍になる巨額PO実施を発表。急速にインフラファンド市場が拡大しています。

相対的にエネクス・インフラ投資法人のインフラファンド指数における比率は減りますが、インフラファンド市場全体の拡大は投信などの設定しやすさ、盛り上がりに繋がりますから個人的には大歓迎です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。