KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NYダウは23営業日ぶりに1%超の下落率

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日経平均は金曜続落。前日のNYは長期金利が一転1.5%を割り込む水準まで低下したことを受けGAFAM系中心にNASDAQが買われる一方、景気敏感株主体のダウは軟化。一方ユーロが売られドル高が進んだことや、中国が国家備蓄を放出すると伝わった非鉄金属が下落したことで、商品市況は軟化しました。ビットコインも下落。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。ただいつものパターンで寄り天となり、その後は次第に売りに押されました。特にここまで相場を牽引したトヨタ(7203)やアメリ長期金利の一転低下を受けて銀行、保険株といったところに売りが膨らみTOPIXは終始マイナス圏での推移となりました。ただ日経平均は前引けにかけて高値圏に回帰しました。

後場寄り直後に日銀金融政策決定会合の結果が現状維持と伝わると、改めて売りに押される形。引けにかけて次第安となり、引け間際にマイ転となって結局29000円を割り込んで終えました。売買代金は3.5兆円台と大活況でしたが、FTSEのリバランスもあり、引けで1.3兆円程出来たので実態面では閑散。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはアメリカ版メジャーSQと言われるクアドルプル・ウィッチングデーを迎える中で、利上げに慎重な「ハト派」の代表格と見られていたセントルイス連銀のブラード総裁が、「インフレ率は我々の予想よりも伸びているため、利上げを22年終盤に開始すべき」と主張したことがネガティブサプライズとなり軟化。ダウは23営業日ぶりに1%超の下落率となりました。

VIX指数は20.8ポイントに上昇。長期金利は1.44%に急低下。WTI原油先物穀物は反発しましたが、銅や金などの非鉄金属は軟化。それらを受けた日経平均先物は28420円となっており、週明けの日本株軟調なスタートが見込まれています。

まず水曜のFOMCは予想以上にタカ派の内容でした。ただ個人的な印象としては、その割には株価の反応は限定的。特にNASDAQに至っては最高値を更新する場面がありました。これを織り込めるのであれば、市場は随分とインフレ耐性が付いた(=テーパータントラム発生懸念の後退)と言えます。夏のジャクソンホールでも警戒する必要が無く、当分FRBの動向に怯える必要が無いでしょう。

一番酷いのは無警戒の時に何か突然予期せぬ悪材料が降りかかってきた場合。しかし全く無警戒だった先日の中国原発メルトダウン疑惑ですら無反応でした(以後の報道では燃料棒の一部破損とようやく認めたようですが・・・)。事前に日時がわかるリスクは、オプションなどの金融商品でヘッジできますから、実際に悪材料が飛び出したとしても少なくともその分は緩和されます。

一部ではSKEW(スキュー)指数が過去最高になっているということが警戒されていました。指数の解説自体は長くなるので下記のリンクに託しますが、簡単に言えばコールよりもプットオプションの価格の方が高く取引される(=市場は大幅下落を警戒している)場合に高まる数字です。私はあんまり気にする必要が無いのかなと楽観的に考えています。つまり既に十分警戒されているので。
https://www.ewarrant-sec.jp/article/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E6%8C%87%E6%95%B0%EF%BC%9F%E3%81%93%E3%82%8C%E7%9F%A5%E3%82%8C%E3%81%B0%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E4%B8%8B%E8%90%BD%E4%BA%88%E5%85%86%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8B%EF%BC%9F/

私の相場ポリシー的に、この手のマイナーな指数は、大体「起きた後」に起きたことの説明をするために担ぎ出されるもので、先見性があるようには思えません。例えば最近はヒンデンブルグ・オーメンがさっぱり当たらなくなってきて、皆関心が無くなってきたのと同様です。そもそも過去SKEW指数が高かった場面で株価が暴落したことがあまり無いんですよね。

ただもし今回私の楽観観測とは裏腹に以後大暴落となり「やっぱりSKEWが示す通りだったね」となると、それが市場の注目を集めて、今後この指数に一喜一憂することは十分あり得ますが・・・。

確かに最近は値動きが異常に小さかったので、動き出したら強く動く可能性は高いと思います。それが今回の場合、上方向に出てくるのでは無いでしょうか。今回の下落を無事に通過できると、いよいよサマーラリーという感じになりそうです。

一方、ドル円が円安に振れた割には弱いのが日本株。この辺りはいつものパターンと言えましょうか。外資銀行からの借り入れが増えていると伝わったソフトバンクG(9984)がNASDAQが強くても売られて足を引っ張ったせいもあるでしょう。正直、MBOに対する思惑に繋がって上がるかと思ったのですが・・・。

日経平均のチャート的には75日線を割り込んでストキャスティックスも高値圏で暗転。2月以降の高値を結ぶ上値抵抗線に押し返される形になりました。一目均衡表の雲上限に沿って滑り降りるような形。そしてここでまた6/15、6/16の足で「アイランドリバーサル」を形成。

6/14と6/15の差の20円程の小さな窓ではありますが、私の経験則では必ず埋めるので、いずれこの水準に戻ってくることは約束されたようなものです。ただしそれがいつになるかは謎ですが・・・。


新興市場は「中立」。金曜は両指数共に軟調。ここまで4連騰で4000ポイントに接近し18年以来の高値となっていた日経JASDAQ平均もさすがに下落しました。高値で包み陰線という非常に具合の悪い形になっています。新興市場の場合は一度歯車が逆回転すると、そのままのトレンドが継続しやすいです。ただ大型株はプライム市場への期待感もあって上がりやすく、指数は案外底堅いかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は続伸。自社株買いも入っているので何とかプラスに切り返し、1700円台で終えました。中国の独身の日に次ぐEC商戦とされている「618の日」もつつがなく終了。この辺りに対する期待感も株価の押し上げ要因になった模様です。


アニコムHD(8715)は反落。一応同社も保険株なのでアメリ長期金利上昇の恩恵を受けるか・・・と思いましたが、またサッパリの展開に。ここは保険株の中でもリバランスからか逆行の動きをしますから、やっぱりダメですね。ただ引き続きペットブームを背景に業績好調は続くと見ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。