KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCは無事通過

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日経平均は本日反発。前日のNYは注目のFOMCにおいてパウエル議長が「テーパリングの時期や方法を巡って初めて議論を行った」としたものの、引き続き現行の資産購入を続けるということで、長期金利は1.23%割れの場面がありました。それらを受けてNASDAQはプラスもダウやS&P軟調。一方、中小型株指数のラッセル2000は1.5%超の急反発。VIX指数は18.3ポイントに低下。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ昨日同様に27800円に到達すると上値抵抗力を感じる展開に。国家による過度な規制をメディアを通じて否定した中国株がしっかりのスタートになりましたが、前引けは安値圏で終えました。

後場NSユナイテッド海運(9110)の上方修正を受けて海運株が息を吹き返したことやソフトバンクG(9984)が買い戻されたこともあり、しっかりのスタート。ただ値幅は60円程度の小動きに止まり、上値は引き続き27800円に抑えられています。売買代金は14時時点で1.5兆円弱とここ最近の中では膨らんだ形。なお引けでTOPIXの浮動株比率リバランスを控えます。


投資判断は「やや買い」。WTI原油先物は再度72ドル回復の動き。19日の急落は地合の崩れもありますが、基本的には限月交代に乗じた売り仕掛けだったと思われます。ただ77ドル手前まであって18年10月高値に並んだ達成感もあってトレンドが崩れたのはほぼ確定的とみられますから、過剰な需給タイト期待感で買われた分の剥落により適正な水準(65ドルくらい?)に収斂していくと考えています。

その他、穀物は輸出需要の弱さや主要生産地の気候が好転するとみられ軟化しましたが、銅は7月の高値を付けてきて底打ちしてきました。銅は中国の備蓄放出があって一旦落ち着いたものの、第二弾放出の日程が決まっていないこと、また中国の大雨による供給不足懸念が押し上げに繋がっています。

もう一つ、銅の最需要国である中国はハイテク株への締め付けが大きいので、その分製造業などの産業に力を入れていかないといけません。なので銅の放出による自国産業支援と、需要増による価格上昇圧力の綱引きになるのでしょう。

今週のスケジュールは全般的に企業決算が中心です。29日(木)は引けにTOPIX浮動株比率見直しなどのリバランスがあります。今回は10~12月期決算銘柄の入れ替えが行われる大きめの入れ替えなので、それなりに引けにかけてゴチャゴチャすると思います。

大きなところではアサヒGHD(2502)が買われ、逆にキリンHD(2503)が売られる流れになるようです。小さなところではミヨシ油脂(4404)や萩原工業(7856)の比率が高まるとか。アメリカでは4-6月期GDP速報値。決算はAmazon

30日(金)は決算発表前半の集中日。465件が予定されています。また月末なので株安アノマリーの日ともなります。これまで20ヶ月連続でTOPIXは月末陰線。先月は配当再投資買いでようやくアノマリーが破られるか・・・と思いましたが、小幅とはいえ、やはり月末安アノマリーの勝利でした。ならば今回もやはり(幅は不明ですが)マイナスで終わるんでしょうね。

EUでは4-6月期GDP速報値。アメリカではP&Gやキャタピラーなどの決算。あと31日(土)は中国の国家統計局のPMIがあります。

オリンピックに関しては無事開幕。3月に聖火リレーがスタートしたのに、まだマスコミなどのネガティブキャンペーンを信じてオリンピックの中止を見込んでいた人もこれで清算されるわけですから、少なくともその分はまず買い材料になるでしょう。まあ大部分が無観客とはなったので、追加の経済効果はほとんどありませんけれど、そもそもオリンピックに関する経済効果の大部分はインフラ整備で終わっています。

その大部分が無観客になったことで、入場料が返金されることによる消費喚起効果を挙げる人も居ます。確かに未だ返金されていないチケット代が850億円程度あると試算され、そのうちの何割かは代替的な余暇消費に回されるのかも知れません。株でも買ってくれれば、直接的な株高になるのですが・・・まあそれは期待し辛いでしょうね。

明日は週末、月末と揃うので安くなるだろうという見立てです。特に金曜は決算の集中日ですから、個別での警戒感も強まります。一方で7月は結構株価が下がったので、ドレッシング的な調整も入って下げ幅は小さいとは思っています。

気になるのは決算後の株価の持続性です。これまでのところ決算を受けて翌日買われても、買いが続かず下落してきている銘柄の呪いが強いです。具体的には安川電機(6506)、不二越(6474)、ディスコ(6146)などなどですが、キヤノン(7751)も初日頑張ったのに、翌日は地合に反して売られました。

まあ不二越は事前報道で買われていた分もありますし、またIDOM(7599)やベイカレント・コンサルティング(6532)のような上値追い銘柄もあるわけですから、全部が全部とは言いません。ただ時価総額の大きな業種の象徴株には反落が目立っています。この呪縛がきちんと回避できるかどうか。

チャート的には日経平均が結局水曜も終値ベースで200日線割れ。とにかく陰線が目立っており週足ベースではTOPIX共に4週連続陰線となっています。3ヶ月前の4月も同じような状況で、その後5月の急落に繋がってしまいました。この日本株売りの流れを今回の決算で断ち切ることができるかの勝負になっています。

なお先週末時点の裁定残高は買い残6,972億円に対して売り残5,797億円で差し引き1,175億円の買い長。特に売り残が急増して、前週比2,727億円減りました。上値の重さはやはり金利低下基調による売り残の増加が一因と言えそうです。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。ここ最近追証の投げ売りとみられる売りに押されていたマザーズがようやく下げ止まり。メルカリ(4385)やフリー(4478)といった大型株が買われ指数を支えました。ただ本日IPOデリバリーコンサルティング(9240)は好調なスタートを切ったものの、直近IPOはイマイチな感じで、まだ信用評価損率の高い個人投資家の傷跡は癒えていない感じです。


ポートフォリオ銘柄】

ネクス・インフラ投資法人(9286)は続伸。一時99000円を超えまた年初来高値を更新してきました。年2回決算に修正されることで、新たな買い需要が入ってきているとみられます。また昨日はカナディアン・ソーラー・インフラファンド投資法人(9284)の方が上方修正してきましたが、全般的に太陽光発電の収益環境は良さそうです。


ブロードメディア(4347)は堅調。本日引け後に1Q決算を控えていることで、期待感から買われる動きになっています。足元では東証1部の薄商いが続くことで低位株物色の流れが来ていますが、残念ながら同社は9月末に株式併合を控えるために信用買いを停止されていたりします。過去の信用買い残の重みもあって値が抑えられていますが、その分決算で爆発できるかどうかに注目です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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なお、次回は7月の成績発表です。ただちょっと土日は更新できないので来週になると思います。予めご承知おきください。


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。