KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

MTG(7806)はストップ高!

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日経平均は金曜反落。前日のNYは新規失業保険申請件数が前週から減少したことなどでしっかり。S&PNASDAQ終値ベースで最高値を更新しました。また半導体指数であるSOX指数も3%超の上昇となり最高値更新。

それらを受けた日経平均東京エレクトロン(8035)など半導体関連株中心に買われ朝方こそ買いが先行したものの、SQ値が29718円で決まると、未達のまま下落していく「幻のSQ」に。ただ29400円水準は死守して、後場は29500円水準でのもみ合いに。日経平均は小反落でしたがTOPIXはプラスでした。売買代金は3.0兆円とSQの割には程々でした。


投資判断は「中立」。金曜のNYはGAFAM系が買われNASDAQ中心にしっかり。高止まりする原油価格を受けてエネルギー関連株などが買われた他、SOX指数もまた強く最高値更新。VIX指数は一年ぶりの20ポイント割れ。長期金利は1.21%まで急伸。ただドル円は105円割れの水準に。それらを受けた日経平均先物は29590円となっており、月曜の日本株は強いスタートが見込まれています。


日経平均3万円もいよいよ見えてきましたが、そうなってくると恐らくマスコミや週刊誌がこぞって書き立てます。3万円という数字はセンセーショナルですから。すると「にわか個人投資家」が入ってきて、いよいよ最終局面になってくるのだろうなとは思います。逆に言うとあとわずか2%に迫り、明日にも達成してもおかしくない3万円への期待値はそぞろ高くなってきました。

やはり3万円という大台を付けると達成感が出るとは思う反面、むしろ売り方の損切りの方が強く勢いは更に付くでしょうね。売買代金も5兆円規模というようなこともあり得るでしょう。そうなってきてようやく最近流行りの売り方を焼き尽くす総仕上げという感じなのでしょうか。

大台乗せの怖さというのは、私は15年12月1日の20012円からの下落がずっと記憶に残っているのですが、やはり当時と今とでは売り方の量が違うんですよね。

結果論で語ると、まず日経平均のチャートは昨年10月末の陰線からここまでの相場を作ってきたように、先月末の下落が良い押し目になったということになります。また空売り比率がTOPIXリバランスの1/28に50%超えという辺りも、特殊要因ではあったにせよ、結果的に数日後に底打ち→高値追いという今まで通りのパターンの踏襲でした。

よく私が言う「チキンレースは最期に一番妙味がある」という展開になっています。その妙味がどこまで続くのかという感じもありますが、先般より述べているように、全部の決算が出揃った来週からタイミング的にもまた方向感をまた探る形になりそうです。

個別の印象でも最近低位株もよく上がるようになってきたので、いよいよ最終局面にきたなという感じがします。ある程度マシな決算の見通しが立ったところで出尽くしが出る可能性があると思っています。

また足元で売り方の買い戻しが進む中、下落した場合の緩衝材、すなわち売り方の買い戻しが減っていることで、下がりやすい環境が出来ているとも思います。少なくとも日経平均の方はグロース売り・バリュー買いの流れがTOPIXの方に優位に働くのでNT倍率低下に繋がり、上値は重いと思います。

なお、2月は元々高配当銘柄に優位性がある月です。それはやはり決算を通過して3月末の配当額がほぼ確定すると、権利取りの動きが出やすいからです。アメリカの長期金利が上昇しているにも関わらずREITが足元でグイグイと買われているのは、地銀などの機関投資家による利回り狙いが主因とされています。銀行はREITの分配金も業務純益に計上できるので、お化粧的に高利回りの商品を狙いやすいという話もあります。

ただ足元の決算では減配こそ目立ちませんが、案外優待の廃止が目立っています。事業的に優待を維持するのが困難になってきているところが多いのが実情です。しかし廃止されるのは大体クオカードを出しているところであり、自社製品を出すようなところはコストも低めに抑えられるのであまり廃止にしません。

まして優待を廃止するところは事実上プライム市場への挑戦を諦めたとも受け止められるので、下落がより大きくなるような印象があります。この辺りは要注意です。

また、この時期は逆に金融機関の持ち合い解消売りも出やすい時期ともされています。以前からコーポレートガバナンスコードの浸透で持ち合いが低下していますが、特に今回はプライム市場上場の条件に「流通時価総額」というものがあります。市場で流通している浮動株の時価総額が100億円以上という線引きがあり、これを満たすために流通株式を増やさなければならないところも出てきます。

そういうところは増資をするなりしても良いわけですが、まずは持ち合いの金融機関に売却要請をするということもあるでしょう。銀行側も苦しい台所事情の中で、売れるなら売ってしまうという動きもあると思います。

先週末時点の信用倍率は前週3.57倍→3.25倍に低下。一方、毎週気にしている日経ダブルインバース(1357)の買い残はまた1.1億口に拡大。結局これがまた今週急騰の原動力になったのでしょうね。

また先週末の裁定残高は売り残1.3兆円に対して買い残0.6兆円の差し引き0.7兆円の売り長に。前週に比べて1,536億円減少しました。買い残が10ヶ月ぶりの水準まで増えてきましたが、差し引きで見てもコロナショック前の1年前以来の低水準に。まだ売り長である事実から需給は良いに違い無いのですが、先週の買い戻し相場はこの裁定買い残の積み上がりが一因だったと言えそうです。

この裁定残高に関して一番影響が強いのは長期金利です。日本の10年債利回りはこれまで0金利に近い水準で推移していましたが、今年に入ってアメリカの長期金利に歩調を合わせる形で少しずつ上昇してきています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/jp10yt.html


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に堅調。マザーズではメルカリ(4385)が新高値となり牽引。それ以外でも決算を受けて結構買われる主力級の銘柄が目立っています。この辺りで循環が効いており、今の相場の強さを証明しています。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)ストップ高。好決算を受けて買いが殺到する形となりました。このまま何とか昨年11月の戻り高値を上抜いて2000円を超えてくれれば御の字ですが、なかなか戻り待ちの売りもエグイでしょうから簡単では無さそうですね。ただヤーマン(6630)の利益率の高さから、同社もそれくらいのポテンシャルは期待できると思います。


クレステック(7812)は続落。こちらは金曜引け後に決算を発表。まあ悪くは無い数字というところで、恐らくここまで売り込まれた株価的にはプラス方向の反応にはなると思いますけれど、翻訳センター(2483)の上方修正などのインパクトに比べると相変わらずイマイチです。一応高利回り銘柄が買われやすい時期ですから、1000円くらいまでは回復できそうな気はします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。