KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

週末控えて様子見気運台頭

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日経平均は金曜反落。前日のNYは注目の2月消費者物価指数発表は前年比年率+7.8%予想に対して+7.9%とほぼ予想通りだったことで無風。ただウクライナ停戦協定がまた破談となり、前日急伸した反動、ECB理事会でのユーロ圏の緩和縮小方針も嫌気され、3指数揃って軟調となりました。WTI原油先物は106ドル台まで下落。VIX指数も30.2ポイントに低下。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。寄り天の形になり、SQ値が25457円に決まったと見られると、次第に売りが広がりました。アリババのアメリカ市場上場廃止懸念再浮上から、前日急騰したソフトバンクG(9984)が、またロシアでの事業を一転停止としたことで店舗没収リスクが高まったファーストリテイリング(9983)が共に売られ、指数を押し下げました。

前引けのTOPIX下落率がギリギリ2%に届かなかったことで日銀ETF買いが封じられ、後場は一段安のスタート。ただ25000円割れから下げ渋ると、引けにかけてやや買い戻しの動き。日中値幅の半値ほどまで戻しましたが、最後は力つきました。売買代金は3.3兆円とメジャーSQの割には低調。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはプーチン大統領による「前向きな動き」発言でプラススタートとなったものの、週末を控えて引けにかけて売られる展開で3指数共に軟調WTI原油は109ドル台まで上昇。長期金利は2.0%。VIX指数は30.8ポイントと微増。それらを受けた日経平均先物は24910円となっています。

昨日は東日本大震災から11年。当時もメジャーSQでした。震災=原発問題と捉えられがちな中で、今回のロシアによる原発攻撃という暴挙が出てしまったことから、少なくとも日本での原発再稼働議論はまた下火になるのでしょう。

個人的な意見として私は反原発派なのですが、現実とのバランスを考えると多少の稼働は容認せざるを得ないとは思います。ただ昨年10年目という節目で、しかも菅政権という嫌なことを全て引き受けてくれる政権下で再稼働か・・・というところで、世界最大の柏崎刈羽原発不正入室という問題が発覚し、これで当面機会は失われたような感じですね。様々な利害も絡んで反原発派も色々と工作してきているのかも知れませんが・・・。

明日にはパラリンピックが閉幕し、来週は何よりFOMCがあります。細かいところでは昨年9/14高値からの半年信用期日もありますし、FTSEのリバランスで1100億円分の日本株からの流出観測、アメリカのクアドルプルウィッチングもあります。

その後は日本だけの要因を見るとその後3月期末権利取り、配当再投資もあるので買われやすい一方、来月からの新市場区分変更もあって盛り沢山。単純にここまで売られて来たので、これで相場が反転・・・となれば良いのですが、75%くらいはそう思う一方で、25%くらいは「そんなに単純にコトが運ぶのか」とも思ったりもします。皆が思っていたり読めたりすると、相場はその通りにならないものですから。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に軟調マザーズに関しては一旦反撃終了となり、歯車が一旦逆回転すると、戻し辛いのがマザーズの特徴です。折角底打ちしたマザーズがまたへたってくると、大型株市場も底堅さを失います。ただもう一度2月の安値を割り込む確率はそんなに高くはないとも思っています。再度650ポイント近くまで行けば、南無三の逆張り買いで対応し、3月で終わるマザーズ市場の終幕を迎えて良いのではないでしょうか。

こうして考えてみると、新市場区分は結局全く日本株のためにはならなかったようにも思います。マザーズ市場上場のものが初値で人気化してきたところを見ても、マザーズには一定のブランド力がありました。それをみすみす捨てて、本来呼び込むはずだった外国人投資家にもそっぽを向かれる。個人投資家を敬遠させ(特に株主数制限の緩和から優待廃止が相次いでいる点も逆風)、外国人投資家も呼び込めておらず、TOBMBOで企業も退出し、三方一両損な感じです。


ポートフォリオ銘柄】

売り銘柄のトリドールHD(3397)は反落。ロシアでの丸亀製麺の運営を一時停止と伝わりましたが、ロシアが撤退外資の資産国有化を打ち出しており、それを嫌気する売りが嵩む形。元々ルーブルの急落で利益が得られなくなったところに、泣きっ面に蜂な感じです。個人的には撤退して国有化されてしまう方が、ロシアを利するようにも思うのですが。


そんな中、今回は一銘柄買いで取り上げたい銘柄があります。それはトヨタ(7203)です。

大発会から好スタートを切って、先月の決算発表までの間は相場の下落に反して日本株を牽引している核として機能していました。ところが決算後、トヨタ株がその反動もあって下げ止まらなくなってしまったことが、今の日本株崩壊の一因でもあると思います。

そういう意味ではトヨタが復活しない限り、日本株の復活も無さそうです。今回はトヨタ自身の状況もさることながら、日経平均が24000円まで本当に下落して大底となるならば、この辺りでトヨタを拾っておいてホールド、ここから下がっても1750円くらいまでがせいぜいだろう、という意味合いで取り上げます。なのでタイミングとしては今がベストというわけではないのかも知れません。

それでも業績面で大きな不安感はありません。日野自動車(7205)の不正の問題はこのタイミングで泣きっ面に蜂ですが、元々供給難が続いている中で日野のトラックが売れなくなることなんて考えられません。正直、業界的にこの手の不正はアチコチで行われていますし・・・。

また足元の原油高が自動車メーカーにマイナスという見方がありますが、そもそも今注文しても新車が届くのは随分先の話。一番人気のランドクルーザーなんて納車が4年待ちということです。ユーザーはその間に世間のEV化がどれだけ進んでいるかどうかなんてお構いなし、という感じ。

聞いた話によると、早めに欲しいので2台発注し、2台目が来たら転売するつもりの人も多いのだとか。そしてむしろ中古の方が高い模様。この前までの半導体製造装置メーカーの受注状況と同じですね。

他の新車も半導体不足などで軒並み納車待ちの状況になっていて、それが足元で少し先行き不透明感があるからといって急速に売れなくなるとは考え辛いです。確かにその間一段の原材料高による収益圧迫懸念は見込まれますが、それは世界の他の自動車メーカーも同じこと。自動車が生きていくために欠かせない足であり、生活必需品であることには変わりありません。中古車も足りない状況なのですから、普通に作れば売れるでしょう。

まして、世界がEVシフトしていきますけれど、新興国などはどう考えてもEVスタンドを整備できません。EVが本当に世界の主力になるまでの間、トヨタがその需要を総取りできます。そしてそもそもトヨタもEVを作るので、ガソリン車、EV車のいいとこ取りができます。

あと足元でこれだけ相場が混乱していても円安をキープしているのは、やはりトヨタにとって一番恩恵です。今晩も円安が進んでいますが、ドル円がこのまま116円をしっかりと上回ってくるようならば完全に節を抜け、118円まで円安が進むような期待感があります。特に例年、2月の米国債還付金の円転が一巡すると、3月は円安が進みやすい季節柄でもあります。アメリカの利上げを背景にしたドル高円安基調は続きそうです。

目標株価は3000円に。月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。