KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

原油急落で株急反発!

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日経平均は本日反発。前日のNYはアラブがOPECに対して増産を働きかけるという報道を受けWTI原油先物が一時104ドルまで急反落したことで、3指数揃って急反発。長期金利は1.95%まで上昇。VIX指数は32.5ポイントに低下。Amazonが引け後に先のGoogle同様20分割と自社株買いを発表したことで時間外で急伸。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり25100円を回復し、その後も断続的に買われ25500円を回復。ドル円が116円を回復し、中国株が堅調スタートになったことで、更に上値を追うような形になっています。売買代金は10時半時点で1.2兆円台と最近の中では平均並。


投資判断は「やや買い」。ウクライナ情勢は相変わらず予断を許しません。特に先週末は欧州最大規模の原発が攻撃され火災発生と伝わり、最大限の緊張が走りました。

最悪な状況は免れたものの「ロシアがそこまでやるか」というような一線を越えた凶暴さを示し世界中が恐怖したことは事実です。当のロシアは「うちはやっていない。ウクライナ側がやった」とうそぶきますが、ウクライナがそんな深刻な状況を作り出して一体何の得があるのか。資源高により世界的に原発推進に流れが向かう中で、ロシアがその流れを巻き戻しにかかったと考えるのが自然です。

そもそもロシアも原発を破壊してチェルノブイリの規模を何倍にもして再現しても、何ら得は無いはずではありますが。核攻撃というカードもちらつかせていますが、もし本当にウクライナに核攻撃し占領したとして、ボロボロになった領土と反ロシア感情がMAXの地域、核アレルギーの自国民の逆撫でされた感情を得て、それで一体何の利益があるのか。

そもそもプーチン氏の精神状態が異常という各方面のコメントが気がかりですが、その辺りの理性が残っていることを祈るのみ。

それで一応株のブログなので話を本筋に戻しますが、注目のアメリカの利上げ確度は日に日に高まっている印象です。雇用環境はとりあえず良いですし、商品市況の高止まりからインフレ率は一段と加速ムードが高まっています。

ただ金利を見ると事態は深刻です。2年債利回りと10年債利回りの差(イールドスプレッド)が0.27%となりました。もし長短金利差の逆転、つまりマイナスとなると、一気に景気後退シナリオが強まります。利上げ後のずっと先の将来は景気が悪いというコトを意味しますから。

過去を振り返るとイールドスプレッドの逆転は00年、07年、19年と起こっていますが、それぞれ発生後の翌年にITバブル崩壊リーマンショック、コロナショックが発生しました。1年程の猶予はあるにせよ、大暴落のカウントダウンがスタートしてしまう、と言えます。

そして正直、その流れを切り返すのは難しいでしょう。足元でもVIX指数の上昇基調が続きます。30超えが常態化しつあり、昨年11月のテーパリング開始以降の上昇トレンドを見ると40ポイント超えは実現しそうな流れになっています。

一方、ドルインデックスは一段と高止まり、バイデン政権下で最高値水準。これはドル側の要因というよりも地政学リスクの高いユーロ側の問題であり、ユーロドルはコロナショック以来の安値水準に。現状有事のドル買いが意識されている展開なので、ドル高は株売りに繋がりやすくなっています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

それだけドルが強い割に収まらない商品高。特にWTI原油に関しては08年以来の高値水準に。2年前のマイナス価格からの反動が極端に大きくなっています。そしてベイカーヒューズ公表する米国内シェール掘削リグは先週この状況下でまさかの3基減少。

やはり単に経済合理性だけで掘削が増えるという理屈には合わない状況(油井の確保や労働力不足など)となっている模様です。ただ先にも書いたように、商品市況は短期筋の買い仕掛けが強いと思うので、急反落する可能性も高いです。

繰り返しになりますが、個人的にはウクライナ危機があろうがなかろうが、今の株安は起きていたと思います。全てのお金の流れの本質を決めるのは無リスク資産とされる国債金利。通貨は各国が発行してるもので、その貨幣の価値を決める大きな要素が金利です。その親玉の米国債に、ウクライナ危機や商品高は短期筋などの売買を通じて変数として作用してくるだけの話。

10年債ならば10年後もウクライナ危機が継続しているとは考え辛いですし、商品高もそこまで継続しているか定かではありませんから、理屈上は中立要因のはずです。今回の様々な危機で、本来起きるべき株安が早く示現しただけの問題。

偉そうにそう言えるのは、一応昨年末辺りから「22年は株が下がる」と述べてきたことが奇跡的に当たっているからですが、むしろ今はウクライナ問題で先んじて警戒感が高まっていた分、アメリカのQTショックは相対的に緩和したとも言えるかも知れません。

しかし北京パラリンピック開催中にウクライナ侵攻は続くは、北朝鮮はミサイルを撃つはで、中国としては面子丸つぶれの状態です。その中国では全人代が開幕し、今年の成長率目標は5.5%と昨年の8.1%を下回る数字に。

まあコロナ再拡大で強い経済成長は望み難いわけですが、そもそも米中対立が解消したわけでもなく、この辺りも本質的な成長阻害リスクとして思い出しておくべきです。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。マザーズ市場に関しては来月から新市場区分移行でマザーズ市場が無くなる点がポイントだと思っています。マザーズ指数自体は引き続き算出され、マザーズ先物も残るようなのですが、今週末のメジャーSQで一旦清算され、次の6月限月ものが取引されることになります。

しかし、マザーズ指数が無くなるのに先物が残る・・・というのは、普通の投資家にはわかり辛くなりますから、ロールオーバーせずにこれで終了とする投資家も結構居るのではないかと思われます。特に昨年末から波乱を生んだマザーズ市場の先物なので、そこそこ建玉(特に売り建玉?開示されていないようなので類推するしかないのですが)が残っているのではないでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。コロナショック当時よりも株価が下がってきていたことで、さすがに買いが入りました。長期金利の上昇が、保険株にとってのプラス効果も。短期的には昨日引け間際で15万株も出来ており、これで一旦底を打ったような感じはあるのですが。


【注目銘柄】

石油資源開発(1662)は反落。こちらは週初のメルマガで売りで取り上げ。同社は国内の天然ガス開発が主力で、最近はバイオマス発電事業など再生エネルギー関連事業を育てています。原油高、ガス高が続く中で売りはリスキーな感じはしますが、その割には上値が重く戻りがいっぱいのようにも思えます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。