KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円は一旦天井か

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日経平均は本日続伸。前日のNYは決算を受けてNetflixが35%の大暴落となってNASDAQ軟調。一方、ダウはIBMの好決算を受けてプラスなどマチマチの展開に。Teslaは決算を警戒して5%の急落となりましたが、1-3月期の最高益を受けて時間外では下げ幅を取り戻す動き。長期金利は2.83%に一服。VIX指数も20.3ポイントに低下。ドル円も128円に一服。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。東京エレクトロン(8035)を筆頭とした半導体関連株の買い戻しの動きが強まる形。中国株が軟調なスタートとなりましたが、特に嫌気する向きもなく、改めて買いが集まり27500円台を回復しました。売買代金は前引け時点で1.2兆円と昨日並。


投資判断は「中立」。円安が止まりません。様々な要因がありますが、一つはやはり日本が金融緩和姿勢を止めないことにあります。先日の黒田総裁の牽制発言も「『急速な』円安はマイナスが大きい」と言っているわけで、円安自体を否定しているわけではなく。

125円の黒田ラインを超え130円の節目にほぼ到達。所詮日本の当局も口先介入に止まっているのであれば、円売り勢も安心して売っていけます。実需勢の円買い(外需企業の円転)も3月期末で終わっているところがほとんどでしょうし。

しかしYoutubeなどでしきりにMMTを連呼していた某氏は、今何をしているやら。一応私は当初からブログなどでも度々「MMT理論は所詮『人が死なないなら麻薬やモルヒネをどんどん投与すれば良い』といっているだけの逆説的なトンデモ理論に過ぎない」と反対していましたが、一方現実的にはそうやってうそぶきながら各国共に効果を「期待して」続けていくしかない状況にあるとも思っています。原発問題と似たような部分がありますね。

個人的には早く実質的な鎖国状態を解除して、インバウンド観光客を取り込むようにしないと、ドンドン円が外に逃げていくと思います。(現実的には大した金額にはならないにせよ)せめて旅行客に円を買ってもらわないと。たった一ヶ月で日本円は10%以上値引きされましたから、外国人観光客にとって日本で商品を買うのは毎日10%引きセールをやってくれているようなもの。そうすれば、Go Toトラベルなどの補助金を出して観光業を救わなくても良いですし。

ともあれ「円安、株安、債券安」のトリプル安状態になっているのは、世界広しと言えども日本くらい。ロシアもトルコもトリプル安までにはなっていません。新年度になってから一斉に資金が外に逃げている国が我が国日本です。せめて円安メリット銘柄くらいは上がってもらいたいところではあるのですが。

円にしろユーロにしろ、チャート的には大きな節目を突破したところ。明確に反転するような材料が出ない限り、現在のトレンドが継続しやすい環境にあります。

それ故、余計に短期筋に狙われやすいのでしょう。節を超えて値幅が出やすいところが短期筋の好物であり、この前までは原油天然ガスがターゲットでした。そういうところは過剰に買われ過ぎたり売られ過ぎたりしているものなので、人気が離散すればあるべき水準に回帰しやすいものです。

今週のアメリカ株に関しては、決算シーズン本格化のために森よりも木を見ていく展開になりそうです。それでも全体相場をチャートで見ると、各指数それぞれ低位安定というところ。ダウやS&Pはまだ200日線が上昇しているのですが、NASDAQの方は下落局面にあり、S&Pの方も時間の問題でしょう。上値は重そうです。

中国では今度は西安がロックダウンとのこと。習近平氏は共産党のシステムが民主主義に対して優れているということを示すためにダイナミックゼロコロナ政策を進めていく・・・という見方が強いのですが、果たしてそこまでやる意味があるのかどうか。結局どれだけ押さえ込んだとしても、集団免疫を獲得しない限り、感染拡大は時間の問題なのでしょうね。

ちなみに先週の話題は、中国とアメリカの長期金利が遂に逆転したこと。ここまで人民元も含めて中国が何故強いのだろうと疑問に思っていましたが、ロシアがウクライナ侵攻前の1月から外貨準備で人民元を積極的に集めていた、ということなので、少し合点がいきました。中国恒大集団のデフォルトを恐れていたことが、随分と遠い昔のような気がします。

原油に関しては、限月交代もあり少し落ち着きを見せると思います。足元のドル高も価格押し下げ要因。ただそれぞれ本質的な原油需要に対して強い抵抗力を持っているわけではないので、100ドルくらいの水準が居心地が良いのだろうと思われます。

今週のスケジュールとして、本日はG7の財務省中央銀行総裁会議があります。日本の円安に対して各国がどう反応してくるか。

22日(金)は欧米でPMIの発表。決算はアメックスなど。あと24日(日)にはフランス大統領選挙の決選投票が控えています。

巡洋艦「モスクワ」を沈められて怒っているプーチン氏が何をしでかすかもわかりません。しかしトランプ大統領が居なくなったらプーチン大統領・・・って、世界は一人の思考に振り回され続けるんですね。

やはり目先の焦点の決算に移っています。今週は国内の決算はまだ端境期で少ないですが、来週はGW前の月末となるので大型株中心に決算発表が最初のピークを迎えます。また来週はTOPIX浮動株比率変更に伴うリバランスもあるので、全体的に騒がしくなります。というわけで今週くらいは閑散相場の凪が続きそうです。

しかし凪と言えば、金曜の夜間はアメリカが休みならば先物も為替もすっかり凪でした。逆に言えば金曜の日中にあれだけ相場を荒らした犯人は、やはり外国人投資家だったということでしょう。

チャート的には26500円は3月高安の平均値、つまり50%押し部分でもあり、5月限月のオプションでも(数は少ないながらも)最もコールとプットの建玉が重なる水準。この辺りは意識されるのだろうと思います。


新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は続落。昨日は減損を受けてメルカリ(4385)がグロース市場での値下がり率上位となり軟調でしたが、本日も足を引っ張る形。大型株市場に買いが入っていることや、NASDAQの下落を受けてマザーズ市場は弱い動きになっています。本日もこのまま下がれば6連続安&6連続陰線となり、非常に雰囲気は悪いというところです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。ただ朝方は10万株以上の売りを食らい、一気に600円割れと5年ぶり安値更新となりました。うーん、なかなか底打ちが見られないですね。本日このまま買われて包み陽線を示現してくれれば、相場の転換点として見れそうですが。


巴川製紙所(3878)は続伸。本日は日経で「キヤノン(7751)が純利益2割増」という記事がありました。稼ぎ頭は監視カメラや半導体露光装置ということですが「オフィスへの出社率回復によりトナーも改善」ということで、トナー専業で世界首位の同社にも好調期待感が高まります。半導体関連株という辺りも注目。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。