KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカCPIは40年ぶりの上昇率に!

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :7月23日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/be3c63a555a89f8831e26f5c36e6def2/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日反落。前日のNYは注目の消費者物価指数は前年同月比予想+8.8%に対して+9.1%と40年ぶりの高い数字に。コア指数なども含めて全てが前月に比べて加速、予想を上回りました。3指数揃って軟調だったものの、NASDAQは一時プラ転の場面も。為替は瞬間ユーロとドルのパリティを再度実現したものの、30年債入札が好調だったことで、長期金利は2.94%まで低下。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ昨日上昇分を埋めるとその後は買い戻しが優勢に。マザーズ指数が切り返し、ドル円は138円台に乗せると、全般的に下値が固まってきました。中国株がしっかりしたスタートになったことで、一段と上値追いで日経平均TOPIX共にプラス転換。売買代金は10時45分時点で9000億円と低調。REIT軟調


投資判断は「やや買い」に。まず、この件は避けて通れません。安倍元首相が凶弾に倒れて亡くなったこと。ご冥福をお祈りします。本当に衝撃的な出来事で、先週金曜後場から何も手がつかなくなりました。また人生は何があるか一寸先は闇だということを改めて思い知らされました。

犯人の身勝手な行動は断じて許すことはできません。私自信は熱烈な安倍派ではないのですが(むしろこのブログでは「外交以外は何も成果を挙げていない」などと辛辣に評していたと思いますが)、大事な人を失ったような喪失感を禁じ得ません。

なお犯人は私と同じ元海上自衛官ということですが、彼はたった3年しか在籍していなかったのにいつまでも「元海上自衛官」と表記されるのは違和感があります。確かに射撃訓練はありますが、陸上自衛隊に比べて当然かなり頻度は低く、年一程度。自衛隊で銃の自作なんて教えていません。それが今回の発砲に繋がったというのは発想が短絡的過ぎます(ちなみに今始まったフジテレビのドラマ「てっぱち」は甘過ぎます)。

そういった話をいつまでもしていても仕方無いので割切って株の話ですが、アメリカの方では雇用統計が好調。平均時給なども予想をわずかに上回っており、これまでの景気後退の懸念を遠のけるものでした。ただ出来高は随分と薄く閑散。なので全般的には「好材料に反応」というよりは「売り方の買い戻し」という面が強かったように思います。

そうだとしてもNASDAQは年後半相場入りの7月から明らかに風向きが変わってきました。残念ながらまだ本当に大底なのかどうかまでは言い切れませんが、足元で金利が3%を回復してきても上昇できるだけの粘り強さがあります。

元々「リセッションに強い」「成長性がある」といったところに強みがある反面、金利上昇は「割引現在価値をより大きなものにする」「借り入れコストがかかり自社株買いがし辛くなる」といったデメリットを特に受けやすいのがグロース株。それらの弱点を克服してきたのであれば、恐れるものは何もないという感じです。

では何故NASDAQに下値耐性が付いてきたのか・・・というと、純粋に落ちるところまで落ちたからでしょう。年前半の下落率はNASDAQ29.5%、S&P20.6%、ダウ15.3%と比較して圧倒的な下落率になっています。もっと言えばNASDAQは高値を付けるのが他より1ヶ月早く、先んじて下がって来ていましたから、その傷の深さはより一層深刻でした。

前回「アメリカ株の空売りが一巡した」という記事のリンクを付けましたが、それに加えあのキャシー・ウッド氏が率いるアークイノベーションファンド(ARKK)も5月と6月でダブルボトムを付けたような形。中でも主力のTeslaが空売りの多さも際立つ銘柄ですから、やはり足元はその買い戻しも押し上げの原動力になっているものと思われます。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/ARKK:US

為替に関しては特に短期筋のポジションに大きな変化はありませんが、話題なのはいよいよドルとユーロのパリティ(等価)が実現したこと。やはり対ロシア問題で一番弱っているのはヨーロッパであり、イギリスジョンソン首相の辞任などもあってユーロは反発のきっかけがありません。ドルもアメリカの長期金利上昇を受けてまた3%を超え、ドルインデックスの上昇に拍車を掛けます。

ただアメリカの長期金利に関しては、毎月恒例の債券入札ウィーク前の上昇という面が強いと思います。すなわち通過したのでまた一服できるはずですが。

商品市況に関してはドルインデックスの上昇にも関わらず、先週はNASDAQ同様に底打ち反発の動きになりました。特に銅の反発が大きく、最需要国である中国が「年後半に景気刺激策を検討」と伝わったことなどが背景になっています。ただその割に、肝心の中国株は反発力が鈍いのですが・・・。なお、ビットコインなども2万ドルを底値に切り返しの動き。

今週のスケジュールは本日はファーストリテイリング(9983)の決算。先月の上昇から5万円台後半を底にした逆三尊を形成し、日経平均の下支えとして再度存在感を強めてきました。台湾ではTSMCの決算。サムスンの決算同様に半導体株の命運を握ります。アメリカでは生産者物価指数。また決算シーズン入りとなり、金融株からJPモルガンモルガンスタンレーの決算発表があります。

15日(金)は中国の4-6月期GDPアメリカでは小売売上高。NY連銀製造業景況指数。決算はシティやウェルズファーゴなど。またG20財務省会合があります。なお日本は週明けが海の日なので3連休前になります。


新興市場は「買い」に。本日の東証グロース市場指数は続伸。ただ本日はフリー(4478)、弁護士ドットコム(6027)といったグロース市場の大物が揃ってJPモルガンによる目標株価大幅引き下げに遭い、足を引っ張っています。ただアメリカでNASDAQが一時プラ転したことなどからグロース株全般に買い安心感もある形。投資判断は一段階引き上げて強気に見ていきます。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。昨日は終値ベースで5月以来の高値となりました。チャート的には本日をこの程度の水準で乗り切れば、25日線と75日線が揃って上昇を明確にできる日柄。一日で4%~5%くらい上昇できる下地が整ってきましたが、あとは来週発表予定の6月月次を待つばかり。ペットのマイクロチップ義務化以降初の月次になります。


ブロードメディア(4347)も続伸で年初来高値更新。特に本日は売買高を伴って活況となっています。やはりずっとチャート形状も各平均線揃って右肩上がりの順相関で回転が効いています。また利回りも高いバリュー株。まだまだ上が期待できます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。