KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計が好調と受け止められ軟化

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日経平均は金曜反落。前日のNYはFRBによるタカ派姿勢を嫌気して3指数揃って軟調半導体関連指数のSOX指数の下落率はマシだったものの、引けにAMDが3Q決算見通しの不調を発表して時間外で急落。OPECの大幅減産を受けてWTI原油先物は89ドルを付ける場面も。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり27000円を割り込みましたが、その後は次第に買い戻しが優勢に。27200円手前まで戻す流れになりました。たださすがに3連休中の動きや雇用統計を警戒して戻り待ちの売りに押される流れ。

後場寄りからグロース指数に売りが目立って前場安値を割り込む流れになり、市場全体も重苦しくなりました。ただ一方的に売られるわけでもなく、恒例の様子見ヨコヨコで値幅は60円ちょっとでした。売買代金は2.7兆円台と後場の閑散の割にはそこそこ。REIT指数も軟調でした。


投資判断は「買い」。金曜のNYは注目の雇用統計は概ね予想通りだったものの、失業率が低下したことで利上げ警戒感が台頭。長期金利が一時3.9%台まで急騰し、3指数揃っての大幅安となりました。AMDの急落もあり半導体株指数のSOX指数は6%超の急落となりNASDAQは4%近い急落。VIX指数は31.4ポイントで微増。WTI原油先物は93ドル超に急伸。

アメリカ株を筆頭に、世界の株式市場はなかなか下げ止まりません。それでも最近の反発が「一時的」と皆が言うので、案外このまま上がっていく相場を期待しています。

今回のイギリス中銀の方針転換は、結局「景気や金融混乱を起こしてでもインフレを止めようというのは、いくらなんでも無理がある」と考え直したことを意味します。イギリスが置かれた状況と他国は異なりますが、少なくともEUに加盟せず自国単独で政策を決められるところは、素早い対応が可能です。

一方、歴史的に結び付きも深いアメリカに、釘を刺された部分もあった模様(ただし中銀に対してではなく、イギリス政府の減税案に対して)。年金基金の破綻を防ぐ目的もあったということですが、こういった流れが先進国の中で出てきたことに、(良い意味で)じゃぶじゃぶマネーを貯めてるダムに小さな穴が開いた感じがしています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-28/RIXXHVDWRGG001

その他の話で気になったのは「iPhoneの増産断念」に加え「AppleTSMCに対して値上げを拒否した」という報道と「家賃が2年ぶりに低下した」という報道。先のフェデックスの今期見通し撤回や、(8月上旬の内容ですが)日経に出ていた日本郵船(9101)社長の「22年内にコンテナ船運賃は収束する」といったところも合わせ、クリスマス商戦にも懸念が集まってきています。
https://www.wsj.com/articles/rents-drop-for-first-time-in-two-years-after-climbing-to-records-11664135107

既にインフレはピークアウトし、(かなり気が早いですが)次はデフレに対応する準備をしないといけないのではないでしょうか。明らかにターンは変わってきた感じがあります。

日本株に関しては、今週から自社株買いの自粛期間が終わって再開されたので、下値を買う人が現れました。先週までは正にこの「下値を買う人」がいないので、下にグングン突き抜けてしまった週でしたから、ひとつ防波堤ができます。

もっとも防波堤ができるだけでは株価は上がらないのですが、チャート上の「アイランドリバーサル」の窓を上値に残していることや、期末越え、高水準の空売り比率といった需給の陰の極通過を受けた買い戻し相場に期待します。中国市場がお休みだったことも、今週は一つ安定に繋がりました。

また10月相場になりますが、10月末からプライム市場銘柄において、流通時価総額が100億円以下の銘柄に関してはTOPIXから10段階に分けてウエイトが減らされていきます。その二度目の判定が金曜に出ました。最後の株価で決まるわけではないので今更あがいても無駄なのかも知れませんが、当落線上にある銘柄にとっては最後のドレッシング買いの時期にもなります。

別の話題はALBERT(3906)がアクセンチュアによるTOBで買収されるという話。先のAmazonによるアイスタイル(3660)への出資に続き、(日本法人ではあるものの)外資大手からの食指が日本の新興企業に向いてきている証左でもあります。グロース銘柄も単なるPBRで評価されるだけでなく、人的価値などの成長性を背景に買収価値というプレミアムを乗せて株価評価される時代と言えます。

足元では世界同時株安でそのプレミアム剥落がグロース銘柄の下落に拍車をかけていましたが、円安によりアメリカのハイテク大手にとっては、割安で日本企業を買収できるチャンスにもなってきています。IT技術は国境が無いですし、低賃金で働かされている日本人技術者にとって外資系の高給は魅力的。やはり円安により、日本人の労務費は低コストに映るでしょう。

このブログでは「ウクライナ戦争はそろそろ終わりが近いのでは」としていましたが、プーチン大統領は今回のウクライナ4州併合を契機に落としどころを探っているような感じです。徴兵に対して国内の反発も強まってきており、早く収束させたいとは思っているでしょうけれど、成果が無いと止められませんから、これをもって功績としたいのでしょう。勿論、ウクライナを始め西側諸国はそれを許しませんが。


新興市場も「買い」。金曜の東証グロース市場指数は反落。アメリカではNASDAQラッセル2000が相対的に下落率がマシだったものの、時価総額トップのビジョナル(4194)が週末のリバランス売りによって急落反落。2位のANYCOLOR(5032)も結局は週間で下落となりました。ただ来週辺りからアメリカの長期金利が落ち着くことで、引き続きグロース優位の展開を想定します。


ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は続落。特に3日続落となっており、2000円からまた陥落してしまいました。改めて2000円の上値の重さが認識される形。ドル円は介入警戒感も燻る中でも高値圏を維持しており、今回の決算シーズンは製造業の強さを再認識するターンになると思うのですが。


Deere & Company(DE)は反発。金曜は穀物価格が総じて反発し、同社も買われる展開になりました。今月に入ってから全て陽線をキープ。ただアメリカ株全体が持ち直さないと、この銘柄もいつまでも持ちこたえられないでしょう。株式相場の落ち着きに期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。