KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均は1000円高!

★☆★☆ 投資セミナー開催!

ラジオNikkei日経新聞など各メディアでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :9月21日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/6725822c5b47295819a16f87dcff2c3f/

当然私も参加します(^_^)/

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前日のNYは朝方高く始まったものの、イランがイスラエルを24時間以内に攻撃すると伝わり3指数揃って失速しマチマチ。長期金利は3.91%に低下。WTI原油先物は80ドルまで買われました。ドル円は一時148円を回復する場面がありましたが、寄り前には147円割れ。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。147円半ばまで円安が進み、日経平均はその後も買いが続き一時1000円高となって36000円を突破。連休中に特に海外で大きな問題や株安が無かったこと、また先週末の決算集中日を超えた安心感から買い戻しが優勢になりました。ただその後は達成感も出て上値が重く。為替もやや円安が一服となりました。

後場は改めて買いが優勢に。前場高値を上回って、36000円台での推移が続いています。売買代金は14時15分時点で3.6兆円と最近の中では低調。


投資判断は「中立」。日本の方は利上げに一気に傾く形。まあ確かに0.15%利上げしたからといって何が変わるのか・・・という見方もありますし、足元の円安が景気悪化を招いているという論調もありますから、利上げが正当化されるのかも知れません。

日銀金融政策決定会合後の会見で「0.5%は壁では無い」とまで言い切ってしまい、ついこの前まで緩和継続を強調していた人とは豹変したような感じ。アメリカの方はここから余程良い経済指標が出てこない限り9月利下げに揺るぎはなさそうで、もう日米共に方向性は固まってしまった感じになっています。ジャクソンホールくらいのイベントはありますが、ここから夏休みモードでトレンドが変わる感じがありません。

先にも書きましたが、結局日本株最高値更新は円安があったから。別に岸田首相が優れた株価対策をしたわけでも、日本の景気が良かったからでもなく、単にデフレからようやく脱却できた日本が円安で割安になったからです。円安が止まればまたデフレに戻るかも知れず(人手不足もあり、それはないと思いますけれど)、とりあえず年内は7月高値を抜けることはないでしょう。まあ何がどうなるかはわかりませんが。

金利上昇は銀行預金の利息上昇に繋がり、物価も下がるので高齢者には有り難いですから、少子高齢化の人口構成上、有権者の支持を得たい政府としては利上げに誘導したいところ。事前の茂木さんや河野さんのコメントからもそういった意図が見え隠れしていました。

この辺りの是非はよくわかりませんが、とにかく外国人投資家の期待通り利上げが決まりました。しかし植田総裁になってから、決定前のリークが夜中とか外国人寄りな感じがするのですけれど。

ただ、円高自体もやや腑に落ちない部分があります。確かにアメリカの長期金利が低下してきたので円高に振れるのはわかるのですが、もう片方の日本の長期金利は上がっていない・・・どころかむしろ世界的な債券安につられて低下。ここまで勢いの良い円高に繋がったのは、短期筋の円買いがドッと入ってきたからでしょう。

注目のトヨタの決算に関しては見通しに変更がなく、為替前提も1ドル145円のまま。つい一ヶ月前までは保守的過ぎる前提でしたが、今日の為替水準から考えると現実的どころか怪しくすらなってきました。

8月の日本株も弱いアノマリーがありますが、その背景の一つとしては円高アノマリーがあります。これは2月と8月に償還が多いとされる米国債の償還→円転があるからとされていますが、そう考えるとドル円150円割れ定着でしょうか。つい一ヶ月前の梅雨時には「このままずっと円安が続く」という声がカエルの合唱のようでしたが、今はその声が蝉時雨にかき消され随分と聞こえなくなりました。

半導体株に関しては、アメリカの方では各企業の決算を受けて反応はマチマチ。ただ全般的に金利低下の恩恵を受けています。また、メタの決算ではまた引き続き生成AI開発に向けた投資を進めるという話なので、ゴールドラッシュのツルハシとジーパンを担う半導体製造に属する企業は、引き続き好調な業績進捗。アドバンテストの上方修正も、その辺りの自信を深めた形。

ただ日本の半導体株は先月末に対中輸出規制の除外で買われましたが、トランプ氏の性格や選挙戦略を考えると「同盟国といえど中国を利するわけにはいかない。全面輸出規制だ!」とバイデン政権に対抗して言い出しかねず、安易に買うのは危険な感じがします。まあ本当は輸出規制自体はそこまで大きな話ではないと思うのですが、株価はそれに明らかに反応していますから。

代表的なところで東京エレクトロン(8035)は上値にアイランドリバーサルの窓が残っています。まあ一口に半導体関連といっても色々ありますが、このまま簡単に半導体株がスルスル上がっていけるかどうかは微妙です。


新興市場は「中立」。本日のグロース指数は続伸。ようやく先々週末の水準に戻してきました。新興市場の銘柄はここから決算が出るものも多いので、まだ警戒感があるのは致し方無し。ここからの反撃相場に期待です。


ポートフォリオ銘柄】

SPDRゴールド(1326)は続伸。中東情勢の緊迫化により安全資産の金に資金が逃避。ドル建てではまた高値圏に迫ってきました。更に円安に振れたことも、このETFには追い風。毎年恒例行事となりつつある夏場の中東情勢緊迫化ですが、しかし暑いのによくやりますね・・・。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は大幅反発。こちらは逆に中東情勢の緊迫化が海運運賃上昇圧力に繋がり買い圧力に。8/5急落後の窓埋めの動きになってきました。ただいつまでも海運運賃を引き上げていたら、トランプ氏などが黙っていないように思いますが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。