KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

部屋とYシャツとドラクエ その1

今日はいよいよあのドラクエ9の発売日です。多分私のブログの読者のほとんどはゲームに興味の無い方と勝手に推測していますが、私は実は元々ゲーマー野郎トミー&マツ(?)だったのです(;^_^A

小学生の頃の夢はゲームクリエイターになることでした。そんな私が多分人生で一番ワクワクしたこと。それが小学5年生の当時、ドラゴンクエストなるものが発売されるという記事をファミコン雑誌や週刊少年ジャンプで見つけた時の事でした。

当時の私にとってはものすごいカルチャーショックでした(××)ロールプレイングゲーム(RPG)という主人公が成長していくゲームの、ファミコンで一番最初に出たのがドラクエでした。それまでのテレビゲームはあくまでプレイヤーのテクニックを競うもので、一度ゲームを終わらせてしまうとまた最初から。そうやって何度も繰り返すうちにクリアーに辿り着くというものでした。自分のテクニックが鍛えられるという意味ではリアルRPGと言えなくも無いですが。

一方ドラゴンクエストはゲームの主人公自身が鍛えられていく。その逆転の発想が私には衝撃だったのです。今にしてみれば当たり前の話なのでしょうが、当時はとにかく衝撃的でした(××)

エニックスはドラクエの前に「ポートピア連続殺人事件」という、やはりファミコンの中では異端な作品を出しました。それはアドベンチャーゲームと言われ、推理小説のように文字を追っていく事で進めていくゲームで、それも当時は初めての画期的な作品でした。派手なアクションもなく、コマンド(選択)を押すまで全く動かないゲーム。そして自分が推理小説内の主人公の刑事となって犯人を突き止めていく。これもかなりの傑作でした(^^)

実はこのポートピア連続殺人事件は元々パソコン版の移植なのですが、パソコンではキーボードがあるから、色々な文字を打つ事によってゲームを進める事ができました。しかしファミコンにはそれがない(ファミリーベーシックがあった、なんてマニアックなツッコミは無しにしてください)。

なのでコマンドというシステムを考案し、初めて世に送ったのがエニックスのプロデューサー千田さんと、シナリオ担当の堀井雄二さんで、実は後日ドラクエを世に送り出したいがために、まずはこの文字とコマンドで進むシステムをファミコンユーザーに浸透させようとしたのです。つまりポートピアはドラクエに向けた遠大な布石だったのです!(漫画「ドラゴンクエストへの道」より)

・・・あぁ、段々止まらなくなってきました(-。−;)この高ぶる気持ちを是非伝え切らないと収拾がつかなそうなので、続きは次回に持ち越すとして、しばらくはこの話が続きそうです。興味の無い読者の方にはすみません(;^_^Aそしてこの土日は私は廃人のようにドラクエ9をやっていると思います。それにしても去年の7/11はiPhoneの発売にワクワクしていましたが、来年の7/11にはどんなワクワクがあるのでしょう?(とりあえずつづく)

さて、収拾がつかない日経平均は金曜続落。前日のNYダウは薄商いの中何とかプラス引け。それを受けた日経平均は7営業日続落の反動もあって堅調スタート。そしてSQ値も順調に9386円に決定。ところがまた場中に一度も届かない幻のSQ値となって、上値の重石要因に。為替は落ち着いたものの、SQによる出来高2億株を除くと、一日の出来高は18億株となり低水準。下値を買うようなパワフルな動きもなく、結局ギリギリマイナスの3円安で、8営業日続落となりました。

投資判断は「売り」。6月のメジャーSQからずっと売りを続けていますが、直近の8連落は正直意外でした。先日「来週前半は強い動きが続く」としましたが、残念ながら訂正せざるを得ません。9営業日続落はほぼ決定的と言っても良いでしょう。これを覆すには麻生さんの「解散!」の一言しかありません←ホームレス中学生ではない(;^_^A

金曜のNYダウは消費者信頼感指数が3月以来の低水準に落ち込んで景気回復期待が遠ざかったことにより反落。サミットが終わっても大きな成果を出せないのはいつもの事ですが、世界の景気も今や中国頼みが鮮明になっています。しかしその中国も暴動が発生し不安の種に尽きません。もっとも、この辺りは「統制された非近代的な政策」によって助けられている部分はかなり強いと言えるでしょう。

問題はその統制がいつまで維持できるのか。自国内PCにフィルタリングソフト搭載を義務付けて国民の統制を図るという目論みは、無期限延期という形で阻まれました。政府の抑制が阻止されるなんて、ほんの数年前までは考えられなかったことです。繁栄を望んでオリンピックというイベントに臨み、発展を願って国際社会の枠組みの中に入り込みました。しかしそれは政府にしてみれば諸刃の剣だったのです。隣の芝生が青々としている事を国民が知ってしまえば、もう亀裂の入ったダムのように決壊は避けられません。自由化へ向けて一層押し進む事になるでしょう。

そして皆が過信する中国の経済成長レベルに対しても疑問が残ります。例えば中国から上海、北京、香港といった主要都市だけを切り離して考えるなら別です。その場合はその都市連合の株は大いに買いに向かうべきです。しかし中国の大部分を占める「その他の地域」は巨大なリスクの塊であると言えます。その中でもよく言われる所得間の格差による政情不安定リスクが諸リスクの根元でもあります。これだけ成長を続けている中国のGDPですが、国民一人辺りに換算すると、それでも日本の1/13しかありません。

中国の大学新卒者の就職状況が先日発表され、就職が決まったのは全卒業生の68%。裏返せば3人に1人は決まっていないことになります。現在最も絶頂期と思われる中国ですら、68%しか決まらないのです。果たしてこれからどの程度まで上昇する余地があるのでしょう?

中国の株価上昇は非常に脆い砂上の楼閣であるという事は改めて認識しておくべきです。ただし残念ながらそれが弾けて消えないように祈りながら、中国経済の好調さにすがるしかないのが今の全世界の実情です。各国の心中は「自国の経済が立ち直るまで、中国さん、多少強引な手を使っても良いから頑張ってね。崩壊はその後にしてね」というのが本音でしょう。

なので、もうしばらくは世界中「ダマされたフリをしながら、その好調さに乗っかる」という作戦になるでしょう。そして皆中国にドーピングを期待しておきながら、その肉体がボロボロになった時に「あーあ、やっぱりね」「言わんこっちゃない」とだけ言う心の準備はしているのです。

残念ながらいつ中国がそうなるかはわかりません。何らかの政治的なイベントが転換点となるのでしょうが、それが突然明日の新聞紙面に載る出来事かも知れません。とにかく現段階では「中国に乗る、頼る、そして離脱の準備はきちんと整えておく」というスタンスで挑むべきだと考えています。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に軟調。最近相場を支えていたミクシィ(2121)を始めとするネット関連大型株も軟調で、現段階では主役が不在の状態です。前回も述べたように、日柄調整はどうしても必要な感じになっています。日経JASDAQ平均は3ヶ月続いたパラボリックの買いシグナルがついに暗転してしまいました。調整は来週いっぱいも続きそうですが、反転上昇は個人投資家の成長期待を背景に、東証一部銘柄よりは先に起こるものだと考えています。

さて、今回は文字数の関係もあって足早に2銘柄ポートフォリオ入れをご紹介。まずは買いのポートフォリオ竹内製作所(6432)です。

建機株は中国のオリンピック前にとにかくもてはやされたジャンルです。ただし同社の海外セグメントを見ると、中国の割合は北米・欧州に比べて小さいものになっています。最近の値動きも中国オリンピック後の反動・金融不安を背景に急落。実に一時高値の1/13程度にまで下落しました。実際業績も良くありません。今期見通しは上場来初の営業・経常・最終利益の赤字転落となっています。

ただそれでも買いとするのは金曜引け後に発表された3月〜5月四半期決算の内容が、思った程悪くなかった事。例えば前期第4Qの四半期決算では営業利益△307、経常利益△1158(それぞれ百万)でした。それが今期第一四半期はそれぞれ△34、996にまで改善しています。経常利益に関しては正直各期の為替変動要因が大きいので無視するとしても、営業利益の改善幅は予想以上に大きいです。中間期予想が会社・四季報それぞれ△420ですから、3月〜5月と6月〜8月の景気回復期待感を比較して考えても、上方修正は今回なかったものの、最終的には必至と見ています。

上述したようにセグメント別では中国のシェアは相変わらず低いですが、4月の豊田通商(8015)との資本・業務提携により、今後そのシェアを伸ばす事が十分期待されます。実際に今四半期では中国を含めたアジア部門のみが好調で増益となりました。

株価は決算を睨んで直近急落。来週以降アク抜け感を背景に上昇に転じる公算は十分にありますが、チャート形状と相場の雰囲気ははっきり言って悪いです。ですからスタートダッシュに転べば、最初は少し苦しい展開が続くかも知れません。目標株価はひとまず900円。

もう一つは売りポートフォリオ入れとしてスクウェア・エニックス(9684)です。

上記前フリであれだけドラクエを称えておきながら何故?とも思われるかも知れませんが、好きな会社と株は別物です。やはりドラクエ9発売による材料出尽くし感が週明けどうしても出るでしょう。

もう片方の大作FFシリーズは次回作が今年冬に予定されていますが、また延期の可能性も十分あります。そうすると今期の業績予想に関しては双方のビッグタイトルを合わせて算出しているもので、2/12のドラクエ発売延期時のように下方修正リスクは残ります。いくら売上計上時期が先延ばしになるだけといっても、株価は当時のように下落で応えるでしょう。FFシリーズは世界的にも売れるタイトルですから、その影響度はドラクエ以上と言えるでしょう。

チャート形状も良くありません。特に週足で見ると52週線を重石要因として、この先も下がり続ける形を示唆しています。水準としては年初来安値水準1500円を目指す格好になるかと思います。ただディフェンシブ銘柄ですから、これからの全体相場の展開を考えるとマシな方かも知れません。目標株価はとりあえず1900円。

それぞれ月曜の寄り付きからポートフォリオ入れとします。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→761円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→193300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1717円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→703円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→1000円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→202円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→12000円 目標2万円

幼児活動研究会(2152) 5月24日より 1390円→1405円 目標2000円

売り銘柄

野村HD(8604) 7月9日より 727円→710円 目標600円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。