KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

今日から使える富山弁講座

実家に戻ってくるとお国言葉が出てくるものです。というわけで、今日のブログはその抜けない富山弁バージョンでお送りします。

今年も無事二日目になったがいけども、あんたら元旦どうやったけ?こっちにまた甥っ子が泊まりに来とって、ほぼ二日に一回のペースで泊まっとるがいぜ。何が楽しくて泊まりに来とんがかいね?

ところで富山はここ二日間、ようやく雪も降らず平和な日々を過ごしとったがいけども、今日からまた天気が崩れてくるようやちゃ。

何か昨日の新聞見とったら、東京、大阪の人に聞いた北陸のイメージアンケートゆーのが出とって、富山ゆーて聞いて真っ先に思い出すもんゆーたら黒部ダムながいと。薬ゆーイメージちゃもうないがいね。

有名人は?ゆーたらノーベル賞取った田中耕一さんと、タレントの柴田理恵室井滋、落語家の立川志の輔、俳優の西村雅彦、漫画家の藤子不二雄と個性派揃いやちゃ。

んで富山県人のイメージはゆーたら、忍耐強い、勤勉とゆーことで、田中耕一さんや各有名企業の創業者(丸井、読売、安田、角川各グループの創始者)を排出したことや、雪国であるイメージが強いようやわ。さすがやわ。

でも北陸に住んでみたいけ?ゆーアンケートには住みたくないが85%になっとったわ。何でけ?だらんないがけ?理由は寒い、気候が悪いやからやと。でも富山は日本一住み易い県に毎年のよーに選ばれとるがいぜ。もっと皆に認知してもらわんとあかんわ。

そーゆーあんたも東京に住んどんのかいね!ゆわれたら終わりながいけども・・・でも、将来的には戻りたい思とるがいね。東京人がたくさんおって、暮らしていくがだやいちゃ。

・・・とまあ、富山弁バージョンいかがでしたか?ほぼ標準語と同じでしょ?言いたい事はほぼ100%伝わっていると思いますが(・・;)

富山弁は文字にするとこんな感じですが、全体のイントネーション、雰囲気は関西圏寄りです。疑問形の最後は「〜け?」断定形の最後は「〜ちゃ」となります。リピートアフタミー。「〜け?」「〜ちゃ」・・・

北国の方は寒さの影響で、あまり口を開かない喋り方が特徴であり、会話自体も少なめです。私がよく喋るようになったのは、大学時代に関東圏に進出して、それまでの鬱憤を晴らすかのようになってからですが、基本は黙っていたいところです。

富山弁のせいで大学時代苦労したのは「基本的に敬語がない」ということです。つまり、先生であろうと、先輩であろうと、全て富山弁で会話する友達気分であるため、年長者の区別はありません。垣根がなくフレンドリーといえばフレンドリーですが、私の大学が体育会系であったために、敬語というものは国語の授業で習った程度でよく理解できず、理解するのに時間がかかり先輩にかなり「敬語ができてない!」としごかれました。

富山の住みたくない理由のうちに「気候」が入っていますが、これも私にとってカルチャーショックでした。というのも、富山(っていうか日本海側)の天気は一年の1/3が晴れ、1/3が曇り、1/3が雨or雪で、つまりは年間の2/3がパッとしない天気なのです。写生大会で空の色の絵の具は灰色が結構使われます。関東で住み始めた時に「これだけ雨が降らんだら、そりゃ水不足にもなるわー」と衝撃を受けました。関東は晴れが2/3、曇り1/6、雨1/6じゃないですか?

でも良いこともありますよ。というのは自然災害が日本で一番少ない県なのであります。富山に19年間住んで一番大きい震度は3でした。それも阪神大震災の時の1度だけ。東京に行って毎月のように地震が起こるのと、震度4程度の地震も当たり前のような感じです。台風もここに来る頃にはだいぶ弱まっており、それ程ひどくはありません。

そんな富山も高齢化がやはり問題で、他の地方都市同様、苦しい状況にあります。何か良い仕事があれば私もすぐに戻ってくるんですけど、中々見つからないですからねー。政府には財政問題がある程度決着を見せたら地方対策も是非実施して欲しいと思います。